「また中国ドラマか」と思う方はスルーよろしく。
この手のドラマは特に女性にはたまらない。
ドラマの設定では「女性のように美しすぎる王」で
戦には仮面をつけて出陣するという。
映像を観る限り美しい女性というよりは、頼もしくて温和で
しかしキリっとした思慮深い目をした男性という印象。
ウィリアム・フォンという男優をさっそく検索してみた。



生まれ持ってのビジュアルの持ち主だろう。
男優になるべくして生まれた運命なのかと思ってしまうイケメン。
世の中不公平だなぁと、男ではない私でさえそう思ってしまうほど。
世界にはこんな人がいるのだわ。
1話約40分で46話をいっき見した。
中国の南北朝時代の斉(せい)の国の伝説の王「蘭陵王」が
中盤で斉の皇太子と、毒婦の妃に濡れ衣を着せられ死を命じられる。
自分は潔白だと信じているが、妻「楊雪舞(ようせつぶ)」を守るために
妻には真相を告げず毒酒を飲み逝ってしまう。
あっけなくて「うそでしょ。なんで~」と涙が止まらず
雪舞がその死を知って嘆くあたりから感情移入して
私も涙が止まらずボロボロ。
そんな夕方6時過ぎ、町内の隣組の会費徴収でピンポーンと鳴る。
まずい! 仕方なく泣きはらした目で対応。
「ここの奥さんどうしたんだろう?」と思ったに違いない(笑)
その後もずっと夜中まで見続けてずっと泣きはらし
翌日は腫れぼったい目でウォーキング。
主人公「楊雪舞」は生まれ持った予知能力を受け継いだ
「天女」と呼ばれている女性。
智慧があり、民のために農耕の仕方を教えたり
貧しい村の生活の改善を試み、成功させ慕われる存在になる。
戦では、予知能力で得た作戦を出して勝利に導き
国にとって大きい存在となり、斉の国も手に入れたいと
隣の周の皇帝は彼女を見初め、妻にしたいと切望するまでの伝説の天女。
運命的に出会った蘭陵王と彼女は、何度も引き裂かれるようなことが起こるが
どんな障害にも崩れることがない永遠の愛で結ばれていく。
死を賜って一度は死ぬが、そこがドラマ。
蘭陵王に思いを寄せるが、思いが叶わない毒婦と言われる皇太子の妃は
蘭陵王の命を助けていて地下牢に軟禁していた。
この展開には「生きていた!」とボロボロの涙はいっとき乾く(笑)
「悲劇の王 蘭陵王」というキャッチフレーズ。
最後には死ぬのかと思っていたが、死ぬのは、、、、、。
最終話最後の語り、1999年、蘭陵王の孫「高元間」という人が
亡母の供養に、地蔵菩薩像と観音菩薩像を収めているのが発見され
蘭陵王「高長恭」には子孫が存在したという語りで終わる。