〜かたることばが歌になる風になる〜

小さな春のうた

このところ、合唱団の練習は京都の山科まで行っている。
駅から歩いて5分ほどのところのキリスト教会横にある幼稚園の教室をお借りしている。
園の門までのアプローチには椿がいっぱい咲いている。アプローチで、クリーム色したぎんなんほどの大きさの実のようなものがたくさん落ちているのを見つけた。栴檀(せんだん)という植物の実なのだそうだ。
「栴檀は双葉より芳し」ということわざがある。栴檀とは白檀のことで香木である。
栴檀は小さな双葉のころから良い香りがすることから、大成する人は小さなころから才能の片りんが見えるという意味だ。しかし、落ちた実には殆ど香りはなかった。

☆他所からお借りした栴檀の写真

幼稚園で見た実は、すでに水分も抜けているからしなっとして、この写真ほど硬い感じではない。

今日土曜日練習があった。「世田谷うたの広場・詩と作曲の会」というのがあって、詩人の江間章子さんや作曲家の芥川也寸志さんが発起人で作られた会らしい。芥川さんが亡くなられたあと、林光さんがそのあとを引き継いで、世田谷在住の詩人の詩に作曲されたそうだ。
6月7日の「女声合唱団風」コンサートにその作品を5曲ほど歌う。
「小さな春のうた」(小作久美子詩)  「初春」(与謝野晶子詩)  「ことば」(宮本むつみ詩)
「ことしの花の・・・」(新川和江詩)  「祖母の子守歌」(江間章子詩)を練習した。

「小さな春のうた」
雪ふりのあと 日差しにぬくい 河原の雪どめから
すこしずつ おりてくる 雪みずのうた
ちろ ちろ ちろ ちょろ ちょろ ちょろ

といに行きつき 傾斜にまかせて 流れながら
仲間といきあう よろこびのうた
する する する すい すい すい

川にながれて海まで 土にはいって木の根に出会うか
しゅるしゅる しゅうしゅう 
 歌いながらといの穴から 一気におりてゆく


 小さな春のうた

合唱団のホームページ「練習日記」に宗左近氏の「鑑賞百人一首」からの詩5篇に林さんが作曲された「いつも風 流れる川」のことも書いた。

活動を終了した「女声合唱団風」のこと、「コーラス花座」のこと、韓国ドラマ、中国ドラマなど色々。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「女声合唱団風」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事