〜かたることばが歌になる風になる〜

旅行は断念

この病気は本当に一筋縄でいかない厄介なものだと痛感した。
「うつ病」は、治療中の症状の変化に対応して病院の先生と密にコンタクトを取り、そばにいる家族は病気の症状で一喜一憂しないことが大切だと思う。

主人が元気になったと思い旅行を計画した矢先、1日1度の割合で、急に気分がワサワサしてきて落ち着かず、じっとしていられない、イライラする、一人にされると怖い、不安感が募ってくる、体が震える、なんでこんな風になるのかと悲観的になる、死にたいと言ってうちから出ていこうとする。私はそれを必死に抑えるという状態が1週間ほど続いた。元気になろうと本人が無理をするとこうなるのだ。
電池が切れたと同じで充電が必要なのだから、無理せず温存するようにと先生はおっしゃる。
「うつ病」は脳の機能がバランスを崩す体の病気で、外的な諸々の影響でよりバランスを崩すのだ。
これまで飲んでいた薬だけでは収まらないので、急遽頓服を処方して頂いたが、初めは30分から1時間ほど収まるのにかかった。
処方を替えてやっとこの2、3日落ち着いているが、不安を和らげる安定剤を何種類が飲んで落ち着かせている状態だから、病気になる前にできたちょっとした用事はこなせているが、普段より物忘れが多い。薬のせいなのだ。

おととい、新聞の広告で興味のある本を見つけたので書店に買いにいったがそれは見つからず、随分前から話題の近藤誠氏の「医者に殺されない47の心得」を買ってきた。
語り口が面白くて思わず声に出して笑ってしまう。
日本人は世界でも病院ずきの国民ナンバーワンだそうだ。ちょっとした風邪で病院に行き抗生物質などの薬で余計に体を悪くしているというのだ。
ガン患者の、特に早期発見と言われる段階での抗がん剤治療で命を縮める人が非常に多いそうだ。
また『一度に3種類以上の薬を出す医者を信用するな』とも書いておられる。
うちのお隣の懇意にしている主治医の先生は薬をあまり出さないし、私の持病リウマチで時々する血液検査の結果に出る、コレステロール値、中性脂肪などの高めの値には殆ど何もおっしゃらない。別段気にしなくて良いとおっしゃる。
近藤氏の言う『信頼できる医者』なのだ。
いつの頃からか血圧130mmHgで『高血圧症』と警鐘しているが、以前は160mmHgが基準だった。今は殆どの人が降圧剤を飲む羽目になる。薬会社の陰謀なのだそうだ。
人間のもつ自力の治癒力を提唱しウォーキングが健康に最適だとも書いておられる。
主人も私も以前から、外出時にはできるだけエスカレーターなど使わず階段を上り下りしている。

数年前心筋梗塞を患った主人は、術後定期的に検査して薬も飲んでいるのが、近藤氏から言わせると命を縮めているのかもしれない。複雑な気持ち。

私は今もしガンになったら、氏の提唱している「放置」をしようと思う。
私の両親も私も定期検診を殆どしたことがない。父は、昨年10月から今年3月まで病院にお世話になって今年亡くなったが、両親はこれまで病院の入退院を経験したことがない。
たくさんの保険料を払っているのにと母は嘆くが、幸せなことに84歳の現在持病らしきものはない。
私はリウマチの薬を飲むのを6月ぐらいからやめた。お酒も飲まないのに薬の副作用で肝機能の数値が悪くなったからだ。
症状も軽く日常生活特にピアノを弾くことにも支障がないから、薬なしで病気とつきあっている。

主人の薬は早く少なくなってほしいと切実に思う。韓国旅行は1年延期になった。

活動を終了した「女声合唱団風」のこと、「コーラス花座」のこと、韓国ドラマ、中国ドラマなど色々。

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