〜かたることばが歌になる風になる〜

韓流ドラマ「未生(ミセン)」

主人が健在な時に一緒に韓国旅行をしたいと思ったが実現せず、今はいろんな世情の悪化で海外旅行は控えた方が賢明と思う。

韓流にハマっている女性のドラマの見方は色々と思うが、同じアジア人で、漢字で同じ発音をするものもある、歴史的にもこのお国との関わりが深いが、当たり前のことながら、日本ではありえないと思うような生活習慣や全く考え方も違うことを痛感する。
従軍慰安婦問題で日本に謝罪やら補償やらと騒ぐかの国に対して、ネットでいろんな誹謗中傷に近い書き込みも目にする。

この数年、中国の人の爆買いは関西のデパートでもたくさん見受けるし、週末のコーラスの練習日に私が乗る電車には、たくさんの韓国からと思える観光客が大きなスーツケースを携えて乗っている。

韓流にハマる人は、日本のドラマのシナリオや役者の演技に魅力を見出せない人が多いのだろう。
日本のテレビはお笑いの人たちの独壇場で、気楽なのだろうが、若い人たちをドンドンものを考えなくさせている。グローバル化と叫ばれている現代に逆行するように、日本人を弱体化している一つだと思う。

韓流ドラマには私の嗜好に合わないものもあるが、私が会社勤めなどしたことがないので、ひとりの学歴もなんの資格もない新人会社員を描いたあるドラマに今魅せられている。
日本でも就職事情は厳しいようだが、韓国が日本同様直面している社会現象を、ベテランの俳優と若い人気俳優が見事に演じていて興味深い。
 そのドラマのタイトル「未生(ミセン」は、囲碁の世界の用語だそうで、「生き石にも捨て石にもならない、不確かな存在」という意味。
会社に勤めるベテランも新人も皆がそういう存在ということだそうだ。

一見地味で暗く見える画面設定だが、シナリオがよくできていて、俳優一人一人の演技力によって現実感と説得力がある。
 日本の役者にも演技がうまい人がたくさんいるが、韓国のそれは一種神がかりのような、その人物が乗り移ったような凄みを感じる。

NHKの時代劇中心の大河ドラマは、原作を書物で読んで理解することを前提にしているのか、私が鈍いのか、筋書きが抽象的でわかりづらいものが多いように思う。
韓国という国に対してはいろいろな批判もあるが、私はそれでも韓流ドラマが面白くハマってしまっている。
 日本のテレビの衰退は、日本の現代の象徴で警鐘のようでもある気がしてならない。 

活動を終了した「女声合唱団風」のこと、「コーラス花座」のこと、韓国ドラマ、中国ドラマなど色々。

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