チェックインには少し早かったけれど、お部屋の準備を急いで下さったので、歩き疲れたのをお部屋でしばらく休めて、山荘から歩いて3分ほどのところにある「岩村城址(城跡)」の山道入り口に向かう。
岩村城は岐阜県恵那市岩村にある中世の日本のお城で、付近は霧が多く発生するので別名「霧ヶ城」とも呼ばれる。
2年前に訪れた兵庫県城崎の方にある「竹田城跡」も雲海が発生して観光名所になっている。
お城は、敵に攻め込みにくい高い場所に君臨するように築城するので、こういう気象条件になるのだろう。
登りの山道はゴツゴツした角ばった石を敷いた階段状で、足元が安定せずとても歩きづらいもの。
岩村駅に着いた時、駅の前で座り込んでいた地元の年配の女性が、近くで杖を貸してくれると話していた。
この登り山道の途中ですれ違う人たちのほとんどが、私たち世代のご夫婦で木の枝を切った杖を持っていた。
雨が降ったりしたらまさしく滑りやすいだろうという、真っ直ぐだったり曲がりくねっている坂道を、休み休み4、50分ほど歩く。
相当登ってきて誰とも出会わないのが数分続いた時、降りてきた一人の男性と出くわし、私は一瞬警戒してしまったが妹もそう思ったらしく、こんなところで強盗とかに出会ったら逃げようないよね、というような会話になり、住んでいる地域のいつも歩き慣れている通学路がこんな山道で、小学生の女の子が行方不明になった、何年か前のニュースの話にまでなった。
城跡まで200mというあたり。まだあと200mなんかと思う。
ようやく平らな道になってきた。
城址(城跡)は何にもない平地。
城址(じょうし)と城跡(じょうせき)の違いは何だろうと疑問に思って調べたら、どちらも城跡(しろあと)で基(もと・根元)のこと。城址は常用漢字に無いので城跡が代用されるそうだ。
この原っぱに杖が何本か捨てられていた。
遠くに人家が見える。
穏やかな季節なので、山荘からは100mぐらい?は上に登ってきたけれど少し汗ばんだくらい。
数分休んで城跡を降りる。下りは楽ちんで相当締まったことを実感する。
カーブスで鍛えているので筋肉痛はあまり出なないだろうと思う(笑)