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〜かたることばが歌になる風になる〜

中国ドラマ「星漢燦爛」の主題歌の詩から

ドラマを観てらっしゃらない方には、ドラマを観ているかのように
想像して頂けたら嬉しいと思いながら綴っています。
やはり長文です。

宮廷の掟や習わしや行儀作法などを、皇后から教わることになったニャオニャオに
皇后は、ズーションが好きな娘には興味があるし自分も好きになる。
ニャオニャオが子供の時、遠征で不在だった両親と離れ離れであったという
寂しい境遇だったことを思うと彼女に良くしてあげたいのだと
優しく気遣ってくれます。
ニャオニャオは自分が得意なこと
彼女のアイディアで色々な器具の製図と作成。
皇后から書物を読んで学問を学ぶなどしながら
彼女の持ち前の明るさ、物おじしない性格とが皇后側に気に入られて
信頼関係を作っていきます。

ズーションはニャオニャオを程家の屋敷に送り届けた時言います。
「15歳の時に見た崑崙の雲海が、この上なく純潔で心に染みたものだった。
君が私に向けた眼差しも同じ。
君が私と話をする時の、縛られぬ姿が好きだ。私を楽しくさせる。
権勢も苦難も恐れぬ君が好きだ」と。

ズーションは幼い時に父が亡くなっていて、自分を育ててくれた
舅夫(母の兄弟・叔父)も早世し、母はその後心を病んでいます。
彼は皇帝の元で育ったものの、皇帝の姻戚の姫や皇子たちのイジメもあったりして
寂しい幼少期だったと言う境遇で、彼女に共感するものを感じるのでしょうか。
苦労して今の地位を築き上げた自信もあるからこそ
熱烈な恋心をこんなに自信を持って、堂々とストレートに言うことができる男性です。
ウー・レイの意志の強さや澄んだ眼差しだから、役柄に違和感がありません。

ニャオニャオが皇后のそばで色々学ぶ日の前夜
ズーションは彼女を宮廷の一番高い所に連れてきて
町の家々の灯りを一緒に眺めます。

城壁に背が届かないような幼いころから
家々の灯火と、燦爛と輝く星を見ていつも
「この灯火の内の、僅かな光りでも自分のものなら十分だと思った。
でもこれは、実に難しいことだった」と話します。

陛下の恩に報いるため、背後にある『世の星河』のため
戦場に身を置いてこれらを守るため、若くして早くから従軍したのだと。

二人で銀河を見ている時、ニャオニャオが彼の瞳に映る星を見たいと言うと
近づけばもっと『良く見える』と言って彼女を引き寄せます。
「私の瞳に映る一番輝く星、それは君のこと」と言って額に口づけするのです。
城壁から街を見下ろしながら語り合うロマンティックな場面。
この時ようやく、私は主題歌の詩に語られる心情の
星河」「星海」「滄海(そうかい)」「崑崙」という言葉が、私の中で符号しました。
中国ドラマ「星漢燦爛ヒロインの気持ち」で
主題歌を聞ことできます。


そして、ズーションの舅父(自分の母親の兄弟)の命日の法事の宴に
将来の妻であるニャオニャオも列席します。
ここで皇帝のもう一人の、実質こちらが第一夫人の皇后で
越妃(ユエヒ・越皇后)が少し遅れて現れます。
画面からもその半端ないオーラが放たれています。
この日、列席していた「招かれざる客」・皇帝の叔父 汝陽王(じょようおう)の后
 汝陽王妃と火花を散らすような舌戦を繰り広げます。


汝陽王とは、ニャオニャオの聘礼品(結納品)を届けにきた、皇帝(文帝)の叔父で
孫娘の裕昌郡主は、ズーションを子供の時から好きで、そのことは
都中に知れ渡っていたのですが、ズーションに選ばれず泣き喚いて
汝陽王は、孫娘にニャオニャオに勝てるはずはない、出家しろと言いましたが
冗談ではなく本当に出家したらしい⁉️

ニャオニャオに敵対心と嫌味丸出しの汝陽王妃より
この越妃なる女性がニャオニャオにとって敵なのか味方なのか?
彼女は黙って静観します。

文帝が若くて、これほどに安定した世を築くことなど、何も見えていなかった若い頃
汝陽王妃の、文帝に対する冷たい扱いや皇后へのイジメなどを語る中に
凍傷になった文帝を助け、ニャオニャオが今教育を受けている優しい皇后・長公主
ズーションの舅父(母の兄弟のこと)フオ・チョン金銭の援助をしたということも
話します。

その恩人は善人で、短命で亡くなったという昔話をして
汝陽王妃を黙らせるのをニャオニャオは見つめています。

そして越(ユエ)皇后はズーションに、フオ氏一族で残った血脈はあなただけ。
私と陛下はあなたの成婚を待ち侘びてきた。

彼らの魂が孤独に彷徨うことはない。

「あなたの妻に難癖をつける者などクソ喰らえだわ」
この言葉を聞いて、越皇后にズーションは恭しく手を合わせて拝礼します。



ズーションの舅夫の法事の宴での、宮廷・伏魔殿の中の女性たちの関係を
ニャオニャオは少し理解できたのか?
良い人に見える姫君や、宮廷の人間関係は人をよく見ることが重要だと
ズーションから釘を刺されたことを、この宴の攻防で彼女は痛感したようです。

彼女の母が危惧した、ズーションのお家事情は想像以上に複雑で手強いです。
益々ドラマから目が離せません。

活動を終了した「女声合唱団風」のこと、「コーラス花座」のこと、韓国ドラマ、中国ドラマなど色々。

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