水無月の今、地元では「水茄子」が収穫されて
ボチボチお漬物になり売り出されます。
お嫁ちゃんたちのご実家には、この時期この「水茄子漬け」を送っています。
今はかなり寂れている、地元駅前商店街に入ったすぐ辺りの路地入り口に
遠慮がちに「キューゴ」と書かれた、見過ごしてしまいそうな小さな看板が
地面に置かれています。
そこを左に曲がると数メートル突き当たりに
入り口に立て簾で日除けをしている
古い昔ながらの八百屋さんと言った風情の
地元では知る人ぞ知ると言った小さなお店があります。
老夫婦の方が、せっせとお漬物の仕込みをしながら
その合間にお客さんの注文を受けていますが、何より値段がお安いです。
私の子供の頃はそれぞれの家庭で水茄子のお漬物は漬けていて
このお漬物はお店で売っていたんだろうか?と思ったりします。
いつの頃からか、関空などの空港で1個が五百円ぐらいするというけれど
昔を知る私たちには何故そんなに高いのかと
商戦に便乗して大手も小さなお店も「水茄子漬け」の看板を見かけます。
このお店では、特別な契約農家さんがあって
その辺のお店ではあまり見かけないような
大きくて瑞々しい立派なお茄子を仕入れて漬けていらっしゃるらしい。
老夫婦、主に店主のご主人が仕込んでいらっしゃって1個が280円です。
よくテレビでの取材番組で、お茄子をギューと絞ると
ボタボタと水が滴るのを見ることがありますが
これが「水茄子」と呼ばれる所以で
大阪府の堺市以南の「泉州地域」でしか育たないという特殊なお茄子です。


今日は朝から心地よいカラッとした涼しい風が吹いていて
最近あまり足を伸ばすことが殆どない駅下りに
こんな季節が一年中ならどれだけ良いだろうと思いながら
自転車🚲を飛ばして行ってきました。
駅側に天神さんがあって、その横の細い道は風情があります。



主(母)不在の実家の庭では
放ったらかしにしているので少し貧相ですが
母が好きで植えていた、額で縁取るように咲くという
「額紫陽花」がいっぱいです。

我が家のそばの泰山木はボツボツと蕾がついて
枯れては咲いてを繰り返しています。

さて、今、中国のファンタジー武侠ドラマ「陳情令」を観ています。
「陳情令」とは、
「ひざまずいて神や君主の“命令”を聞くことを表す」という意味だそうです。
若き仙術者が「16年前の過去」から「現在」に至るまでの
一連の怪事件の謎を解き明かし
真犯人を追い詰めていく様を描いているドラマです。
王一博(ワン・イーボー)と肖戦(シャオ・ジャン)のダブル主演で



ドラマの最初の導入あたりでは流れが掴めず
内容もイマイチ把握できないで、何度も挫折しそうになりましたが
徐々に筋書きに引き込まれて行っています。
いくつかの門派の存立や攻防の中で
何が正道で何が邪道なのか、人としてどう生きていくべきなのかなど
奥深いテーマを、特にイケメンの二人の姿が美しく凛々しく
その生き方、友情などの中で苦悩しながら真実を見出していくという
奥深い内容で展開していきます。
時々流れるテーマ曲や挿入歌を二人が歌っていて
you tubeでも聴くことができます。
二人の歌が心に染みてきて、結末がまだわからないのですが
何となく漂う雰囲気が切なくて涙が出てきます。
観終わって紹介できたら良いなぁと思っています。
曲のタイトル「忘羨」は
ワン・イーボー演じる 藍忘機(ラン・ワンジー)という人物と
シャオジャン 演じる 魏無羨(ウェイ・ウーシェン)の名前の文字から
取っているようです。