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〜かたることばが歌になる風になる〜

乙女の祈り

今年の8月は珍しく忙しい。8月4日に予定の「カフェコンサート」は、40人入ったら満杯ですでにチケットは完売したようだ。
ほそみっちゃんとの伴奏合わせは「花座」のコーラスのあと彼女のお家で
おしゃべりも入って2、3時間はやっている。当日の出し物のピアノソロは、当初ノクターンを2つと思ったが、「戦場のピアニスト」で有名になった20番のノクターンはそのまま、もう1曲は「乙女の祈り」に替えた。
「乙女の祈り」は、テクラ・バダジェフスカというポーランド出身の女性が作曲した。病弱で23歳か27歳かで夭逝した1800年代の人で、音楽の専門教育を受けていなかったが、サロンで演奏したり、30数曲の作曲した作品もあったが、第二次大戦でその資料の大方が消滅したらしい。
「乙女の祈り」は明治の時代にピアノの教則本として入ってきて有名になって、私の年代にはテレビの化粧品のコマーシャルで、この曲の冒頭部分が流れて「明色アストリンゼンは‥‥」というナレーションを思い出す方が多いと思う。言ってみればクラシックの懐メロといったところ。日本ではオルゴールの定番曲でもあるが、何とポーランドではほとんど知られていなくて、日本に留学したポーランド人が、祖国での再認識に努めたという逸話が記載されていた。
人前で演奏させて頂く機会があると、聴いて下さる方をいかに自分の世界に引き込むかということを模索する。人は生きていく途中での体験や見聞きしたことを自分の中の何にリンクしていくのか。歌を歌うことが好きな私は、リンクした私の中のものをミックスして、ピアノの音でどれだけ「歌えるか」を課題にしている。
化粧した昨年撮った「半夏生」の写真。
ことしは暑すぎたからか、7月2日の「半夏生(はんげしょう・二十四節気のひとつ)」の時に全く白くならなかった。
先輩に頂いた日めくりの中から「やりたいとやるは全然ちがう」「おもいがちからになる」「風のみえるところへいこう」などを思い出す。

活動を終了した「女声合唱団風」のこと、「コーラス花座」のこと、韓国ドラマ、中国ドラマなど色々。

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