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謎をほぐして 根津美術館でゆったりと

2024-03-15 | 日記
過日、公益財団法人港区スポーツふれあい文化健康財団(Kissポート)の情報誌「キスポート」で募集していた「根津美術家へ行こう ~「魅惑の朝鮮磁器」「謎解き奥高麗茶碗」展を楽しむ~」に参加しました。
ざっくり言えば、表参道駅から徒歩圏内の港区立青山生涯学習館の会議室で、事前に根津美術館の学芸員の方々から同館主催の企画展についてレクチャーを受け、その後、各自、自由にそぞろ歩きながら根津美術館へと赴き、展覧会を楽しむ、という流れ。
ありがたかったのは、講話が朝鮮磁器や奥高麗茶碗への理解を促し、展示品を見つめ心で対話し、より深く味わいのある時間が生まれたこと。

今回、初めて青山生涯学習館へと行きました。それもうれしかったかも。機会がないと、こうした施設へと行くこともなかなかないので。

朝鮮磁器のミニ歴史レクチャーは、高麗茶碗へとたどり着き、日本の茶道文化などをしっかりと見つめることにもつながります。
特別企画の「謎解き奥高麗茶碗」のお話も、とても興味深かったです。奥高麗茶碗は佐賀県の唐津周辺で焼かれたものとのことですが、”奥高麗”茶碗と言われていること、日本で作られたものであるのに、どうして? この謎を数々の展示品から解きほぐしていってみては、という魅惑の展示。朝鮮陶磁の高麗茶碗を写したこと、などが理由にあげられそうかなあと、観覧者自身が考え、洞察することができるのがなんとも洒落ていて。
「ひな人形や百椿図」なども同時開催で、「春の茶の湯」では季節の茶道具取り合わせを堪能。

最後に日本庭園へ出て、清々しい空気のなか、ちょっぴり散策。庭園内の「NEZUCAFÉ」は広い、ひろーいお庭をシームレス的に眺めることできるガラス張り。お昼近かったので、ミートパイとコーヒーでブレイク。隣のテーブルに座られていた方のスイーツもおいしそうだったし。次はスイーツも。

多くの外国からの観光客でにぎわう根津美術館は見て、歩いて、お茶して、楽しみが尽きない都会の隠れ家。
また行きたくなる場所なのです。

そして、こうした特別な時間を媒介してくださったKissポートの存在にも感謝。情報誌「キスポート」は新聞に折り込まれるので、読んでいたのだけれど。参加したい、とトライすることが心に浮かび、根津美術館へと導びかれたのかなあと。うれしい時間でした。


「根津美術館のお庭の方から本館の建物を眺めて パチリ ^_^」


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