アワ・プラネットを訪ねて うさぎ観音に会いたい

乃木坂にある新しいほうの国立美術館へ。

話題の「イケムラレイコ　土と星」展へ行ってきました。

新聞に載っていたレビューと写真に魅かれて足を運んだのです。
ギャラリートーク（プチ説明付きのミニツアー）があって、それについて廻ることができたので、アーティストと作品への理解もぐっと深まり得しちゃった。

長く海外で活躍されているこのアーティストの２１０点にも及ぶ作品群との対話。
繰り返し現れるいくつかのモチーフが自分の心の内側の奥の奥を引き出して。

震災後に制作されたという「うさぎ観音　Ⅱ」。泣いているわけではなく、笑っているのでもなく、不可思議な微笑みが張り付いている、と思わせる空気感。
スカートらしき部分には穴があいていて、中へと光を通します。
入ることができる、と教えていただきブロンズのスカートの中に入ってみました。
もう一つの「うさぎ観音」はセラミック。祈りながら、涙を流しています。
いつまでも、いつまでも見ていたい。

そして歩き疲れてサロン・ド・テ・ロンドでランチ。
サーモンサンド、おいしかった。パンもしっとりしていたし。
今回は飲み物とスイーツをつけて。ストロベリーケーキで元気リチャージ。

奇想天外 チョコリラゴージャス

上野の森へ話題の絵画展を見に行ってきました。

奇想の系譜展　江戸絵画ミラクルワールド～。

お江戸の時代の絵画って、キッチュで３６０度、どこを切り取っても、クラッシックで新しい。

若冲はMIHO　MUSEUMでずいぶん拝見しました。そこで会ったあれこれもあって、なつかしく、そしてまた引き寄せられます。
蕭白はちょっとどぎつく、そして摩訶不思議。まとまってたくさん見られて良かった！
鈴木基一の百鳥百獣図ではうさぎ発見。
歌川国芳の一ツ家は浅草寺に納められたものと記されていました。旅人を食べちゃっていた妖婆。やめてと妖婆を止めに入った家の娘の鬼気迫る顔。その一瞬に光があたり、とってもドラマチック。なにかカラバッジョ的な。

たくさんお江戸の時代のアバンギャルドのあれこれに対峙して、ちょっと疲れたら、日本橋老舗百貨店のスイーツで一休み。おまけは老舗ホテルの玄関に飾られた春を呼ぶ花々。

ああ、楽しかった。