CHOCOLATE☆PAKUPAKU

チョコレートと本が大好きな私の、右往左往する日々やぴかっと閃いた思いを綴る現実逃避満載な記録です。

読書記録の日

2012年11月18日 | 読書
伊坂 幸太郎『PK』
そして、子供たちは目を輝かせる。「PK」「超人」「密使」からなる“未来三部作”。こだわりとたくらみに満ちた三中篇を貫く、伊坂幸太郎が見ている未来とは——。 その決断が未来を変える。連鎖して、三つの世界を変動させる。 ●今から思えば、試されていたのかもしれない——PK ●君も闘っているのか? 俺たちは楽じゃない——超人 ●世界を救うのに、誰かが蔑ろにされるなんて——密使
読んだ後にあれ?ってことが多くて色々考えた。考えれば考えるほど面白くなった。誰か答えをください。今年一番面白かった。読み終えて、もう一度ページをめくりたくなる本ってなかなか出会わないから。
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瀧羽 麻子『左京区七夕通東入ル』
「たっくんて呼んでいい?」京都での学生生活も四年目を迎えた七夕の夜、わたしはたっくんと出会った。文学部のわたしにとって、理学部数学科のたっくんは謎に満ちていて、彼が暮らす学生寮の友人たちもどこかキテレツな理系男子ばかり。ゆかいな彼らに囲まれて送るキャンパスライフは不可思議でにぎやかだけれど、たっくんとの距離はなかなか縮まらない。やがてたっくんを夢中にさせている恋敵がわたしの前に現れ—。かけがえのない学生時代と仲間たち、ゆるやかに育まれる等身大の恋。甘酸っぱい恋の記憶を呼びさます、たまらなくキュートな青春恋愛長編。
タイトルが素敵だったので読んでみた。あぁ・・・。私がもう忘れかけているものがいっぱい。京都、いいなぁ。続編の『左京区恋月橋渡ル』も読んだ。斎王、素敵だ。まぶしい。京都、行きたい。
図書館の、今日帰ってきた本のコーナーで出会った一冊です。出会いに感謝。
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島本理生『アンダスタンド・メイビー 上・下』
少女は踏み込んだ、愛と破壊の世界へ。「どうか私だけの神様になって」ファインダーを通して見ていたのは誰の秘密なのか。
暗いだろうって予想が付くのに、やっぱり読んでしまった。電車通勤中の読書タイム、電車降りる度にため息が出る日がつづいた。文章が好きなのと、なんか主人公に感情移入しやすいみたい。おいおい、って思いながらも気持ちが分かる気がする。最後、ベタかもだけど、希望がある終わり方で良かった。人には気軽に薦められないけど、嫌いじゃない本だなと思った。
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