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増田カイロプラクティックセンターの近況レポート

筋骨格・神経・アレルギー(NAET)・感情の統合療法。
増田裕D.Cのブログ

2006年2月12日 むち打ち症

2006-02-12 16:12:58 | 近況

増田院長記

○本日、遠方より新患が見えた。60代前半のご婦人である。愁訴は「目がまぶしい」。これまでいろんな病院に行ったが原因不明。旧帝大系の大病院に行っても「眼瞼痙攣」と診断され、Butox(ボツリヌス菌)を注射されたが、一向に改善しない。そこで、インターネットを見て当院をまずは訪れたというわけである。

目を静かに閉じてもらう。しばらく目頭がパチパチするが落ち着く。眼瞼痙攣であれば、非常に小刻みに震えが起こる。この観察だけでどうやら眼瞼痙攣の疑いはない。以前、70代の男性でメージュ病と診断された男性を診たが、症状から病名を当てはめたという感じがした。やはり、メージュという病名も出たようだ。観察すると、両眼の眼瞼下垂が顕著である。1日の時間が経過してくると、目を吊り上げないと見えにくくなると言う。

その他の症状としては、糖尿病、湿疹、花粉症、便秘、高血圧である。自律神経系の振り子の揺れが大きい。そこで、アレルギーを検査すると、主な食品アレルギーが出揃っている。どこの経絡をブロックしているかを見ると、胃経と胆経である。いずれも眼と関連した経絡である。そのうち、虎の巻には胃経の最初の経穴に関連する疾患に「まぶしい」が挙げられていた。また、足の第2指が締め付けられたように痛いとも言う。これも胃経である。

本日はBBFだけ治療して、最寄の先生を紹介して帰っていただいた。ついでに同伴したご主人も治療した。


○昨日、鞭打ちの症状を訴えた急患が来院した。30代後半の方である。火曜日、交差点で停車していたところを後方からぶつけられた。衝突時に気がついていなかったので、頸の靭帯や筋肉への衝撃が大きい。くびと肩の痛みに加え、かおがむくんでいる。
 検査すると、頚椎の前後の屈曲伸展に制限がある。痛みを伴う。治療を開始すると、上部胸椎から大きな反応が出る。触診すると強い圧痛がある。さらに、顎関節からも反応が出る。むち打ちで上部胸椎や顎を傷めるケースが多い。くびは胸椎の補正作用のおもむきすらある。
 さらに、衝突時の感情の遮断を調べると、「恐い」という感情が現れた。これを解放する。その後、くびと肩の筋の緊張が強いので、ニモでマニピュレーションをくびにおこなう。
 治療後はくびの屈曲伸展の可動域が増し、痛みも軽減した。顔のむくみは消えない。また、日曜日に来院してもらうことにした。本人も治療で楽になったので、笑顔で帰っていった。

 そして、本日の2回目の治療である。顔のむくみ、背中の痛みはなくなる。くびの痛みは軽減するものの、左の首筋と左耳が痛いと言う。これは胸鎖乳突筋(SCM)ですね。この緊張を取る。左耳の痛みは改善。「恐い」の治療は完了。本日は「憤り」があるので、この感情の遮断を解放する。治療は順調である。

 

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