竹心の魚族に乾杯

Have you ever seen mythos?
登場する団体名、河川名は実在のものとは一切関係ございません。

漁協再生計画

2009年03月18日 23時15分22秒 | やまめ研究所
漁協は釣り人から遊漁料を徴収して、魚を釣らせます。だから漁協は、友釣りが始まるまでの間、渓流魚をせっせと放流します。

そういう川で日釣り券を買うと「たくさん放流してあるから、がんばってね」といわれます。

ザッケンナヨ!何ヲ頑張ルンダヨ!って感じです。


こういう川に行ってつくづく思うのは、なんでわざわざお金払って、ヒレがボロボロな魚なんか釣らなきゃなんないんだ?ってことなんです。放流魚は1尾混じっただけでもいやなんです。10尾も釣ったら、いや、考えたくもないです(爆)。


ほんと、ロケーション抜群の自然の渓谷で放流魚が釣れた時は、もう百年の夢から覚めたような気分です。明らかに、周りの景色とミスマッチ。これが釣り堀だったらまだ許せるものを

だいたい渓流釣りを始めるきっかけというのは、「こんな景色のいいところで釣りしたら最高だろうなあ」という人が多いわけです。脳汁出まくりですから。「ハヤでいいんですよ」という人もいるんです。
そういうロマンを、漁協が、奪っちゃまずいでしょう。


…やっとのことでタモに入れて、ガッツポーズ!あとでよく見たらヒレボロだった、そんで獲った時に雄叫びなんか上げちゃった日には…って感じです。
それこそもう、落胆なんか通り越して、「これが今日の渓流魚の姿なのか」という現実?の前に叩きのめされます。


商売なんだというなら、「すみません。うちの川、養殖の魚しかおりませんので、お金は要りません」とか、「このたびは申しわけありません。次回もし万が一、お気に召さない魚が釣れたら、持ってきてください。お金はその時お返ししますから」とかいうのが、人様から遊漁料をいただく側として、とーぜんの心構えだと思いますけど?

でもこれだって、愛想の悪い殿様商売って感じで、イマドキですね~。


「今日は旅館のお客さんに塩焼きを出さなきゃなりません。お願いです。1尾千円で買い取りますから、釣ってきてくれませんか」。

これだったら、話はわかる(爆)。


とまあ、ここまでの話は冗談です。

なんだかんだいっても漁協は増殖事業を義務づけられてるし、財政上、やむを得ないってことですかね。鮎の解禁までの間、何とかして稼がないといけないと。

でもまあ、これは地元のみんなで知恵を出し合えば乗り切れない問題でもないかと。
例えばキャンプ・バーベキュー券を発行してみる。もちろんどこでもというんじゃなしに、場所を限定してですね。車1台千円とか…。
周りに桜の木を植えたり、藤棚を作ってもいいですよね。


中流とか下流で釣りしてると、結構ガスボンベが上流から流れてきます。これってバーベキューやってる人たちが流していくんですね。

わざとらしく「ああっ、流れてっちゃった、行かないで~、行かないで~」というふうにやると、みんなの笑いもとれるし一石二鳥(パキ)。

それならいっそのこと、ガスコンロ使用禁止にすればいい。そんで、地元の杉の廃材を使ってもらって、薪を買ってくれたお客には周辺での釣りは無料ということにすればいいじゃないですか。
さらに鍋とか皿の洗い物は禁止。トイレットペーパーを渡して、汚れはふき取って持って帰ってもらう、…と子供のうちからしつけてしまう、と

何より、訪れた人が、「川底が子供の頃とは変わったなあ」とか、意識してくれるのがいいじゃないですか。


鮎の解禁も無理に他の川に合わせる必要ないと思うんですよね。もっと遅らせた方がいいんじゃないかと思います。そしてその分、バーベキューとお花見です。


産卵床作るだけじゃ、増殖事業として認めてもらえないし、河川の利用者から料金を徴収するのも、前例がないだとかなんで漁協ごときのために認可を取ってやらなきゃなんないんだやらなんやらで今の法制度では無理かなあ。やっぱり市町村の条例で簡単にできるようにしないと…。

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