竹心の魚族に乾杯

Have you ever seen mythos?
登場する団体名、河川名は実在のものとは一切関係ございません。

22/09/14 スピナーフォール

2022年09月14日 22時06分46秒 | 鮎修行
令和4年21戦目。


夜勤明けで仮眠を取って14時に自宅を出ますが、意外なほど道は空いてて、スムーズに釣り場到着。

今日は9mの友竿でやります。本当は長くて硬い竿、大オモリ、短いハリスの方が好きなんです。その方がドブ釣りしてるなあって感じがしますしね。でもこのところ、それだと釣果が上がっていないんです。浅いところで釣れてるってことも関係してるのかも知れませんけどね。ちょうどたまたま、欲しかった中弾性ブランクスが調達できましたので、今日はこれで釣ってみます。

明日は全日フル休暇。今日はポイントのサーチができれば充分なので、友竿でどこまでやれるのかテストしてみます。オモリ4号まで対応できれば充分メインに使えるので、穂先のセッティングを検証したいところです。

中通しの玉ウキも、ワンサイズアップして5号にしてみます。警戒されるかな??

天秤も、トラブルレス仕様を目指してヨリモドシを付け、新たに試作してみました。果たしてうまく行くかどうか?



仕度を済ませた頃には陽も傾き、すっかりいい時間帯。

水温は高め。



最初に本命のスジ(1.4m)に仕掛を入れてみますが、反応がなく、仕方なく周囲の浅場を偵察します。


岸寄りほど石が磨かれていて、浅いところの方が良さそうです。で、水深80cmぐらいでいい感じにカケアガリができてるところがあればと思って探してみるんですが、なかなか見つかりません。


やっとのことで、浅瀬でどうにか1尾の小型鮎を掛けますが、後が続きません。
似たような浅瀬を見付けて同じようにやってみますが、まったく毛鉤に見向きもしません。

諦めて淵の中程に舞い戻ります。


すっかり暗くなってしまいました。

もう薄暗くて底がよく見えません。ヤマカンでエイヤッと立ち位置を決めます。カケアガリよりも足場を優先、ですね。

仕掛を投入すると、幸運にもすぐにアタリがあり、小型鮎が連続して釣れてきます。立ち位置は悪くない感じです。さらに小型が続きます。


そしてアタリがちょっと遠のいたかな?と思った時、モゾッと来てフッと外れるアタリが立て続けに2回。
そして次もまたモゾッ。案外大きいのかも?即座に竿を緩めます。
あっ、やっぱりそうだ!!目印代わりの東邦産業・発光玉がツツーッと横に動くのが幽かに見えます!
来たぞ!
目印の動きに合わせて竿先を送ります。
まだ送ります。
慎重に待って…
待って…
ゴゴゴ…
ここでグイーンと一気にテンションを掛けます。
明らかに大きいようです。
元竿を保持する両腕を水の中に入れ、腰を落として臨戦態勢をとります。
テンションを掛けた後は竿をわずかに傾けてバレを防ぎます。竿先を11時の位置にしたり1時の位置にしたり小刻みに切り返して行きます。
今日は5番から上のブランクスを差し替えています。差し替えたブランクスがしなやかな湾曲を保っています。

さあ来るなら来い!
ひたすら腰を落としたまま敵が弱るまで耐えます。

時折、上流へ下流へ対岸へと突っ走られますが、粘りのある中弾性ブランクスがうまく衝撃を吸収しています。いつも使っているドブ竿ではなく、今日は友竿の硬硬調。やはり矯めていて安心感が格段にあります。
まだ走るかまだ走るか…次の走りに備えさらに腰を落としつつ、魚を弱らせて行きます。
ギリギリの攻防が続きます…仕掛長さは約2m確保してあり、これぐらいの引きなら大丈夫でしょう。
とはいえ油断はできません。横に走るのではなく、下に向かって底に引き込んだ時は比較的安心なのですが、それでも首振りで針が外れることがあります。

尾を振る感触が消失した段階になって取り込み開始。

流れは緩やかですし、これ位のサイズで梃子摺ることはまず無いはずなんですが、厄介なのはテンションの緩みによる針外れ。節を畳む際に、ガクッとなった時に緩んでミスりやすいんです。それでも、おそらく30t40tと思われる旧式のブランクスがやりとりに必要なテンションを保ってくれます。

残り3節。

長柄のタモが魚に届く長さまであと僅かです。
ここが最も緊張するところです。なぜならこの時、竿の長さがわずか2mほどになっているのですから!
やはり敵はここで急に暴れ出します。それでもしなやかなブランクスが衝撃を吸収!
タモを水中に突っ込んでおいて、鮎が大人しくなった瞬間一気に掬い上げる!

一発でタモ入れ成功。
(写真なし)
かなりの良型です。ですが、余韻に浸ってる場合ではありません。
地合い真っ最中ですので、引き舟に突っ込んですぐに2尾目を狙います。

ところが、期待した連続ヒットはなく、むなしく上げ下げを繰り返すのみ。やり取りに時間が掛かったため、地合いが終わってしまったのでしょうか。


結局その後、気まぐれな小型鮎が唐突に2回ヒットしたのち、周囲は遂に沈黙。


今日も終わっちまったか…と、思っていると、突然のスピナーフォール!




すげえなあ。まるで吹雪だよ。



その一方、ハネはすっかり止んでしまいました。

カゲロウが飛び交う一方、川面は静寂に包まれています。本当に静かなんです。
これが山女魚だったら、まず間違いなく激しいライズを繰り返すはずなんです。橋の上からでも聞こえるくらい音を立てて…

鮎はなぜカゲロウを食べないんでしょうか? ドライフライに食いつくこともあるのに…


しばしカゲロウの吹雪を眺め、放心状態。


まっ、1尾釣れたからいいか。

ありがとう!インストラクター鮎!


20cm超は7月22日(針:アミダ)に続き今季2尾目。

でも今年の目標は一応23cmなんだよなあ。

とはいえまだそのクラスには出会えてもいないんですよ。バラした鮎、ハリスを切って行った鮎、今季の記憶を辿ってみても、20cm級を上回る奴はいなかったように思います。


今日は太刀魚の餌用に小型鮎もキープです。





[日時]2022年9月14日(水)
[天候]晴のち曇り、弱風
[水温]23°C、澄み、渇水
[時間]16時〜20時
[釣果]20cm×1、小型5(キープ)。ウグイ0
[バラシ]数回(小型)
[アタリ]良型のアタリが3回(乗せられたのは1回)
[誘い方]中速(水深1.3mカケアガリ)
[竿]旧オリムピック インストラクターPRO鮎 硬硬調90(φ1.9、#1〜5インストラクター鮎 硬硬調ブランク)
[毛鉤]上針:暗烏
    下針:青ライオン(白鳳、ナイロン0.8号30cm)
[天秤]自作片天秤(ステンレスφ0.4腕60mmヨリモドシ付)
[道糸]バリバス鮎空中糸(イエロー) 1.2号………ソラロームIIよりもクッション性高いです。
[先糸]通し
[オモリ]ナス型2号(夜光)
[中通し玉ウキ]ハヤブサ発泡シモリ5号(黄色)
[小遣い]千円(タバコ、コーヒー他)
[感想]竿の改造がギリギリ間に合って良かったです。

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