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竹心の魚族に乾杯

Have you ever seen mythos?
登場する団体名、河川名は実在のものとは一切関係ございません。

3つのバイオ!?

2009年05月27日 | 竹田家博物誌
3つのバイオといえば、SHIMANOのバイオインパクトカワハギ、シロギス、カレイ…
そう、折れないカーボンソリッド穂先タフテック搭載で食い込み抜群!
改造欲をとことん刺激してくれる竿ですね、、、

じゃなくて今日はもっと重要な話をします。


さて、バイオテクノロジー。

バイオ、バイオと騒がれた1980年代後半、遺伝子組み換えの対象のほとんどは大腸菌。
そして遺伝子を組み換えた大腸菌で作られていたのは、これが研究開発で使う試薬類。

早い話、バイオ、バイオと言っても一般の人が目に触れるようなものは少なかったというわけで。

ですが、またここへ来て、再びバイオテクノロジーと言われています。

20世紀のバイオと違い、新世代バイオと呼ばれています。

  • グリーン・バイオテクノロジー
  • ホワイト・バイオテクノロジー
  • レッド・バイオテクノロジー


この3つが21世紀の産業の柱になると言われています。


そして上記の3つのバイオテクノロジーは、


グリーン・バイオテクノロジー
農業
ホワイト・バイオテクノロジー
酵素を利用した化学工業
レッド・バイオテクノロジー
ヘルスケア(医療、医薬品、化粧品など)

つまり、農業、化学工業、ヘルスケアという3分野であって、低成長時代でも確実な成長が見込める産業だというわけ。

確かに、近頃は病院に行くとものすごいハイテク化されてて、なるほどこれがレッド・バイオなのかと、、、


ですが、これらの3つの産業の成長が見込めるからというのは、理系に疎い関係者の浅読みなんじゃないでしょうか。


欧州でこれらの3つのバイオに注目が集まっているのは、成長とか市場性とは別な理由があると思います。
ヨーロッパの国民の関心が高いからでしょうね~我々日本人と比べて…。
農業、化学工業、ヘルスケアというだけなら、20世紀と何も変わりませんしね。


ここでちょっと理研のプレス発表を見てみてください。
これはNMRを使って微生物の活動を見ようという研究なんですけど、一番下の図に3つのバイオテクノロジーの図があります。

この図をよく見れば、3つとも共通するものがあるじゃないですか。


その共通するものとは、“微生物”です。


もちろんもっと別な見方(※)もあると思うんですけど、、、
海洋民族のオイラにはこんなふうに見えます!

グリーン・バイオテクノロジー
シアノバクテリア=光エネルギーを用いた炭酸・窒素固定
ホワイト・バイオテクノロジー
嫌気性バクテリア=水素・メタン生産
レッド・バイオテクノロジー
腸内フローラ=免疫力の正常化

こうやって並べてみてみると、ものすげえ~~重要な技術じゃないですかっ!!
格好良く言うと、人間が微生物の力を借りて共存共栄の道を探る、、なんちゃって

まあ、あまり商売にならないものばかりですね。
でも、かといって取り組まないでいるわけにはいかない重要な課題ばかりですね~特に日本は…。


ところで“盲腸”つまり虫垂って、今の医学では役に立たない器官とされていますけど、これって腸の中の微生物と関係があるんじゃないでしょうか。
ようは腸内フローラを維持する役割があるんじゃないかと。

かくいう竹心も虫垂を切除してるんですが、明らかに切除する前の方が体調はよかったです。まあ、虫垂炎の前兆みたいなのがあって、だいぶ苦しんだんですけどね。
あの当時豚肉を異常なくらい食べてましたね~。で、虫垂炎の後すっかり嫌いになりました。
今はたまーに鴨肉を食べるぐらいで、あとはほぼ魚中心。

レッド・バイオテクノロジーが進めば、「虫垂ってこんな役割があったんだ」とか、いろんなことが分かるかもしれませんね~。




※例えば上から
「環境」「リサイクル」「予防医学」、
「農薬を使わない害虫駆除」「バイオプラ」「ヒトiPS細胞」…。

注:理研=独立行政法人理化学研究所http://www.riken.jp/index_j.html

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