ルアンダ(ロイター) 世界保健機関(WHO)は16日、アフリカ南部のアンゴラで発生しているウイルス性出血熱マールブルグ病が、これまで感染者が出ていた場所とは別の地域で発生し、新たな死者を確認したと発表した。感染者はこれまでに336人に達し、うち292人が死亡している。
WHOのバティアセヴィ報道官はロイター通信に対し、アンゴラ北西部ウィゲ州からの電話インタビューで、「今までの流行とは関連がはっきりしない別の地域で、感染者が確認された。感染経路を確認中だが、これまで考えられていた以上に、被害が拡大する恐れがある」と語った。
マールブルグ病の感染者が出た地域には、WHOを中心とした医療チームが派遣され、感染拡大を防ぐための活動を行っている。しかし、ウイルス性出血熱に関する情報不足と、死者の弔い方といった文化的な壁が立ちはだかり、感染者が後を絶たない。アンゴラのバンドゥネム保健副大臣は、「文化的な問題がある。この地域の人々は、亡くなった人を水浴させないと、死者が安らかな眠りにつけないと考えている」と述べ、習慣による感染拡大の恐れを指摘した。
マールブルグ病は下痢や発熱、おう吐、出血などの症状を伴い、感染者の唾液(だえき)や血液などの体液に接することで、ウイルス感染する。ワクチンや治療法は見つかっていない。
マールブルグ病の集団感染による死者数はこれまで、1998年から2000年にかけてコンゴ民主共和国で123人が死亡したケースが最多だった。
CNN
WHOのバティアセヴィ報道官はロイター通信に対し、アンゴラ北西部ウィゲ州からの電話インタビューで、「今までの流行とは関連がはっきりしない別の地域で、感染者が確認された。感染経路を確認中だが、これまで考えられていた以上に、被害が拡大する恐れがある」と語った。
マールブルグ病の感染者が出た地域には、WHOを中心とした医療チームが派遣され、感染拡大を防ぐための活動を行っている。しかし、ウイルス性出血熱に関する情報不足と、死者の弔い方といった文化的な壁が立ちはだかり、感染者が後を絶たない。アンゴラのバンドゥネム保健副大臣は、「文化的な問題がある。この地域の人々は、亡くなった人を水浴させないと、死者が安らかな眠りにつけないと考えている」と述べ、習慣による感染拡大の恐れを指摘した。
マールブルグ病は下痢や発熱、おう吐、出血などの症状を伴い、感染者の唾液(だえき)や血液などの体液に接することで、ウイルス感染する。ワクチンや治療法は見つかっていない。
マールブルグ病の集団感染による死者数はこれまで、1998年から2000年にかけてコンゴ民主共和国で123人が死亡したケースが最多だった。
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