地球温暖化ガスの親玉の二酸化炭素(CO2)が過去65万年のどの時期よりも27%増加していることが南極の非常に深い部分の氷の分析で判明したとの報告が米科学週刊誌サイエンス最新号に発表された。(写真は化学組成を調べるために1993年に南極で掘削された氷)
今月28日にカナダ・モントリオールで始まる気候変動枠組条約会合に先立って明らかにされた同報告によると、欧州10カ国の科学者たちは南極大陸東部のドーム・コンコルディア(ドームC)と呼ばれる場所で、最大65万年前から蓄積された氷をドリル掘削で取り出した。氷の年代は年間の降雪でできる層から推定された。
この古代の氷に閉じ込められた小さな気泡の中のCO2を分析したところ、この期間のどの時期のCO2レベルも今日の380ppm前後には達していないことが分かった。このタイムフレームの最高レベルと比べても、今日の水準は27%も高いという。
今回の南極の氷の掘削深度は、ボストークと呼ばれる場所で樹立されたこれまでの記録を21万年上回っている。
AFP時事
今月28日にカナダ・モントリオールで始まる気候変動枠組条約会合に先立って明らかにされた同報告によると、欧州10カ国の科学者たちは南極大陸東部のドーム・コンコルディア(ドームC)と呼ばれる場所で、最大65万年前から蓄積された氷をドリル掘削で取り出した。氷の年代は年間の降雪でできる層から推定された。
この古代の氷に閉じ込められた小さな気泡の中のCO2を分析したところ、この期間のどの時期のCO2レベルも今日の380ppm前後には達していないことが分かった。このタイムフレームの最高レベルと比べても、今日の水準は27%も高いという。
今回の南極の氷の掘削深度は、ボストークと呼ばれる場所で樹立されたこれまでの記録を21万年上回っている。
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