台風のお陰で(せいで)ツアーの仕事がキャンセルとなって、ぽっかり空いた思いがけぬ休日。だが、それはそれでやる事が沢山あって、あちらこちらをウロウロすることになる。11月1~4日の日程で開催される「安曇野スタイル」というイベントの準備で友人のガラス工房を訪ねた。
安曇野スタイルは、ここ安曇野周辺を中心に、あちらこちらの会場でアートやクラフトの展示、ワークショップや音楽イベントなどが行われるアートイベントだ。今年で、8回目の開催となる。我が家でも、初回から参加(初回は我が家が唯一の会場だった)していて、現在、100を越える参加者が、色んな展示をしたり、工房公開をしたりするイベントになった。そろそろその宣伝用チラシを作る時期に来ていて、参加者の写真やら、プロフィールやらを集める。それらを素にチラシのデザインをしてくれているのが、ここ安曇野ガラス北工房の酒井さんだ。
この美しいガラス作品を作り出すのはその北工房の酒井真一さんと、松浦あかねさんご夫婦だ。近づく台風が運ぶ風にいっせいに風鈴が揺れて鳴る。何とも柔らかく涼やかな音色だ。ついつい打ち合わせを忘れて僕の心は遠い世界に飛んで行ってしまいそうになる。コバルト色のガラス越しに見る風景それは、いつか見た過去のものなのか、あるいはまだ見ぬ憧れなのか、うかつにも想像の世界への入り口はこんなところのにぽっかり口を開けていた。
研磨機
美しいものを作り続ける人たちに僕は憧れる。その作業は実は地味で、緻密な段取りの積み重ねで有るだろうし、なにより根気が必要なことも何となく知っている。バカみたいに、重箱の隅をつつくように拘って、妥協しないでものを作り上げる人達の作り出すモノは、やがて、人々の心を引きつけ圧倒しそしてぼくらを癒してくれる、そんなモノになるのだ。
「安曇野ガラス北工房」 http://agns2010.com/
「2013安曇野スタイル」 11月1日(金)~4日(月)
http://www.azumino-style.com/
https://www.facebook.com/azuminostyle
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