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山岳ガイド赤沼千史のブログ

山岳ガイドのかたわら、自家栽培の完全手打ち蕎麦の通販もやっています。
薫り高い「安曇野かね春の蕎麦」を是非ご賞味下さい

安曇野スタイル赤沼家 準備も大変だあ

2014年11月11日 | 安曇野スタイル

安曇野スタイル赤沼家が無事終わって僕は「もぬけの殻」のようになってしまった。大量に撮影した写真を整理し、ブログも書きたいところだが、通り過ぎた日々をどうまとめて行けば良いのかさっぱり解らないのだ。祭りは嵐である。夢中で過ごした四日間。準備段階から数えれば、とてつもない労力が安曇野スタイル赤沼家につぎ込まれた。

赤沼家は普段は普通に家族4人と犬一匹が暮らす普通の民家だ。そこには、当たり前の生活があって、それをこのイベントのためになんとか小綺麗にして行かなければならない。とは言え表面上を取り繕ってもお客様は平気で家の裏側にも入り込んでくるから、裏側だっておろそかにはできない。

無駄に大きい我が家では、スペースという物が少し持て余す程に有って、それが色んな意味で悪さをする。夏は取り敢えず伸びる草たちとの戦いが果てしなく続くし、あちこち壊れもする。空いてる部屋や、縁側もつい油断をすると、あっという間に物置き化して、それはとんでもない事態に発展するのだ。だから、なるべく散らかさない様にと心がけているつもりだが、僕の心の中の悪魔が時々目をさますと、あっという間にそこには無秩序な空間が出現してしまうのだ。それを見てまた僕は苛立ち元気を無くす。ちらかった身の回りはある意味僕の心の投影なのだから。

そんな、勝手気まま、やりたい放題の僕の恥ずかしい生活空間に彼女達はやって来て、てきぱき、てきぱき、そこを素敵なギャラリーへと変身させてくれる。安曇野スタイル赤沼家に関わってくれている人はいったい何人いるのだろう?ちゃんと数えたことはないが、クラフト作家さん達や、厨房スタッフ、購買部スタッフ含めると悠に20人を越えて30人近くいるだろう。そんな方々が入れ替わり立ち替わり都合をつけてやって来ては、掃いたり磨いたり、動かしたりしてくれるのだ。今回のスタッフは、殆どが女性である。男は僕と瓢箪ランプ作家のたくちゃんの二人だけ。男子は力仕事を中心に女子の邪魔をしないようにね。

マスクした方がいいよ!

誘導看板を作るブルックちゃん。

差し入れの漬け物でほっとひと息

土間の玄関には仮設ステージを組む。今年の赤沼家でのライブは一日だけだが、ステージが出来上がり、廻りの建具を外していくと、在来工法の我が家には広大な一間のスペースが出現する。去年のライブには100人近い人が来場してくれた。床が抜けるのではないかと心配なぐらい。

こんな無駄に大きな家は普段暮らしているとやっかいなことが多い。この家の面倒をみるために僕は生まれて来たんじゃねえ!と我が身を呪う事だってある。僕は、この家の管理人みたいなものだ。上手いこと使ってまた次の世代に手渡していく。だが、このやっかいな家に住めると言うことは大きな幸せを僕に与えてくれるのは事実だ。それは、普段はがらんと寂しい我が家を面白がって使ってくれるこんな友人達が居るからだ。こんな大きな家は人が寄ってナンボだと思っている。

四方開け放たれた室内には、外からの風がそのまま吹き抜けていく、そんな家であればいいな。

作品を並べていく

蕎麦粉を仕立て、器の準備も整った

開店を待つ赤沼家

オールドオルガンも磨かれて絶好調。

 赤沼家手ぬぐいの前にビクター犬も整列 

そして、開店・・・・・・・・えいえいおう!

「ああ、また騒がしいわ」

 

 


2014安曇野スタイル赤沼家 始まるよ!

2014年10月30日 | 安曇野スタイル

安曇野スタイル赤沼家

準備もほぼ終わり・・・・ほんとはもう少しやる事あるんだけど、それは始まってからやる事にして

さあ、いよいよ始まります!

クラフト作家さん達の展示と、赤沼家企画ライブと舞踏公演。

蕎麦やらコーヒーやらカレーやら、激うまハンバーガー(1日)に、野点(1日、2日)もありまっせ。

詳しくはこちら

四日間だけの公開です。

さあさ、いらはいいらはい

寄ってらっしゃい、見てらっしゃい!!

来なくちゃ・・・ダメよ、ダメダメーーーーーーー!

 


2013 安曇野スタイル 赤沼家 ww

2014年10月21日 | 安曇野スタイル

      

      

       

       

安曇野スタイル2014開催までもう少しです。

赤沼家もそろそろ準備に追われます。

心そわそわ、落ち着かずアレもやらなきゃ、これもやらなきゃと、これからいよいよ忙しくなるのです。

赤沼家は普段は家族4人と犬一匹が暮らす民家です。

年に一度「安曇野スタイル」開催にあわせて築120年の古民家が、ギャラリーへと変身します。

本気で遊ぶ大人達の総力戦

2013年の模様はこちらから

安曇野スタイル赤沼家ブログ

 


赤沼家ブログを開設しました。

2014年09月25日 | 安曇野スタイル

もうすぐ安曇野スタイルの季節。

安曇野スタイル赤沼家ブログ開設しました。

こちらも宜しくお願いします。

今年の赤沼家のパンフレットは雑誌の袋とじ風。

印刷が上がってから参加者全員で切ったり張ったり大変でしたが、ようやく出来上がりました。 

 

 

 

ラトリエ・デサンスは 穂高ビールの醸造所に併設されたフレンチレストランです。

席に限りがありますので、ご入場には予約をお願いしています。

上記安藤あてお電話を頂くか下記メールアドレスをコピペしてご連絡お申し込み下さい。

カツラマズルカ ラトリエ・デサンスLIVE 予約

a_playtones@outlook.com

 

 


13安曇野スタイル赤沼家キムG一家の一撃舞踏公演

2013年11月07日 | 安曇野スタイル

 山の方々を少し驚かせてしまっただろうか?

 これは安曇野スタイル「赤沼家」最終日に行われた「キムG一家の一撃」舞踏公演の模様である。舞踏は土方巽を中心として発展してきた日本独特の前衛的ダンススタイルだ。いわゆるダンスというものの概念からは、完全にはみ出した形式の踊りだから、これを目の当たりにした人達は、先ず、少なからず恐怖感の様なものを感じ、そしてしばし混乱をする。

 それは突然はじまる。何も知らず、赤沼家を訪れたお客さんの流れの中で唐突にその舞が始まる。なんの心の準備も無いままに、人々はそれを見ることになるのだ。腰を低く落とし、関節を異様な角度に曲げ、顔は無表情であったり苦痛に歪んでいたり、時には狂人の様な笑みを浮かべたり。なんなんだいったいこれは?いったい何を意味するのか?

 しかし、そこで感じる恐怖感は目を完全に背けるにはいたらず、我々は心の扉を少しだけあけて、それをのぞき見るのだ。なにか見てはいけないものを見ているような、見てはいけないものだからこそ覗きみたいような、そんな不思議な感覚が心の中に沸き上がる。醜くも美しく、華麗なステップなど微塵も踏まないその様式は、西洋の技巧的なステップに対しての日本の土着的情念の舞なのだ。ひとたび、心奪われるとそこから目を背けることが出来なくなって、それを無視することは不可能になる。気になって仕方が無くなるのだ。この日は公演直前まで不安定な空模様だった。雨が降ったりやんだり、時には青空が広がってみたり。そうそれはまさしく「狐の嫁入り」その日だったのかも知れない。雨上がりの軟らかく濡れた土が次第に彼らを汚していった。

 この日、僕はこの公演を見るに着け実はかなり感動をしてしまった。最後には涙腺がゆるみっぱなしになって困るほどであった。そしてその涙をカメラで隠しながら撮影をした。実は僕も若かりし頃これを少しやっていたことがあって、今は亡くなってしまったその師匠の事を思い出したのかも知れない。そしてそれは庭の緑に緋色の衣装が美しすぎたのかも知れない。大勢の方が訪れてくれたこの4日間の祭りが終わる、その寂寞感なのかもしれない。とにかく、僕はただこの舞踏というものをずっと見てきた。そして、僕はこのようなものに感動し、涙を流したり、笑ったりする人間なのだと言う事を改めて感じるのだ。

理解など無用だ。そう、ただただそれを少し開けた扉からのぞき見ればいいのだ。

かにえあきのり 

 キムG

 

 

 

 

 

しもG 

 熊坂義人

 

館 友希江 

キムG 

 安藤則男 & マサ

 古屋みすず

 

 

 

 

ほうすけさん 

すぱん子

大きくなります ↓ 

      

 


13安曇野スタイル赤沼家企画ライブ2本

2013年11月06日 | 安曇野スタイル

 安曇野スタイルの期間中、二回のライブイベントと、舞踏公演が行われた。先ずは、11月2日の笹久保伸と青木大輔による「ギターとサンポーニャによるアンデス音楽」。場所は我が家の近くの石窯焼きピザ屋さんのラノッキオ。ギターはどなたでも解ると思うが、サンポーニャは葦の筒を束ねたもので、一本一本の長さを変えて調律されていて、そこに息を吹き込んで音を出すというものだ。ペルー音楽を思い浮かべれば何となく「あああれか」と思い当たる方もいらっしゃるだろう。僕もこのサンポーニャと言う楽器は知ってはいたのだが、実際の演奏を聴くのは初めてだった。

 その音色は衝撃的だった。笛というよりはそれは汽笛の音に近く、強く吹いたときの炸裂音には土肝を抜かれてしまった。柔らかく吹けば、郷愁を誘う柔らかな音を奏で、少し角度を変えたり、遠くから吹き込んだり様々な奏法がある様だ。そして、びっくりするのはその演奏の早さで、青木の動きはまるでコマ送りの様に見える。今目の前で起こっていることが現実の人間の動きとはにわかに信じがたい程の高速演奏を彼はやってのけるのだ。しかも情感たっぷりに。その青木のサンポーニャを笹久保伸の流麗なギターがしかっり支え、時に煽り時に優しく寄り添う。

 笹久保は現代音楽とアンデス音楽を中心に演奏するギタリストだ。数年間をペルーで過ごし、ヨーロッパ各地でも演奏活動を行ってきた。現在は秩父に住み、芸術活動「秩父前衛派」の活動も精力的に行っている。彼の演奏は伝統的アンデス音楽と言えども普通ではなく、そのアプローチはまさに現代音楽的で創造性に溢れている。しかもクラシック系のギタリストでありながら彼の髪はドレッドヘアーだ。

 「コンドルは飛んでいく」を初めとして、馴染みの曲もほんとに楽しくて、会場いっぱいのお客さんもノリノリだった。少しシャイな感じであまり得意ではないというおしゃべりもチャーミングで良い感じ。会場の「ラノッキオ」の本格ピッツアも色いろ楽しめて無国籍世界旅行的お洒落なライブだった。お客様は47名様、満員御礼、感謝!

サンポーニャと舞台美術を担当してくれた染織家園原弘美

青木大輔

笹久保伸 

 翌11月3日は恒例「赤沼家投げ銭ライブ」。このライブは我が家の土間をステージとして行われる。今年で何回やっただろうか。期間中二回やったこともある。クラシックコンサートを開いたこともあった。築120年の古民家にイブニングドレスのオペラ歌手を招いたこともあった。ミスマッチ感が半端じゃなくてそれも面白かった。このライブで演奏してくれるミュージシャン達は全て遠路はるばる手弁当で来てくれて、ギャラはお客さんが投げてくれる投げ銭のみというものだ。それを頭割りで平等に分ける。

 今年は、「プレイ・トーンズ」とアイリッシュダンスバンド「ウーラ」。「プレイトーンズ」は僕のバンドで、相方は安藤則男という。彼は喜多朗やジョニー大蔵などと演奏してきた熟練のエキセントリック(不思議ちゃん)ギタリストだ。

 安藤は30年前から松本界隈に住んでいる。時々ライブ会場などで会っていたし、お互いギターを弾いていることももちろん知っていたのだが、なかなか演奏する機会が無かった。ところが二年ほど前に何故か「セッションしようか?」ということになり、それきり二人で頻繁にゴジョゴジョ音を出すようになった。それはまるで恋に落ちたようなものだ。

 安藤の演奏は、実に風変わりだ。通常で”使わない音”を意識的に使い、音を外しまくって最終的につじつまを合わせて来るという演奏をする。それがしっかりしたテクニックと経験、そして理論の裏打ちがあって行われているのである。ジャズピアニストのセロニアス・モンクの様なと言えば少し解って頂けるだろうか?僕は彼と演奏をするようになって、いろいろなことを学ばせてもらった。時に彼は根気よくバックに徹してくれるから、それに僕は反応し、自由に遊び回らせてもらったり。安藤との演奏は実に楽しいのだ。

 今回は、三曲だけ沖縄三線(サンシン)の「つや」をゲストに迎えた。彼女は十代の頃沖縄に住んでいて三線を覚えた。僕と二人で何回か演奏活動もしたことがあったのだが、突然歌うのを辞めてしまった。

「三線弾きなよ」と言っても

「やらへん」ゆって、ずっと三線はケースの中で眠っていたのだ。それが最近、目をキラキラさせて

「音楽やりたい!」「私出来ると思うねん!」と言うようになった。

つやは、丁寧に情感込めて歌う。それは天性のものだ。少しハスキーな声は何とも切なくて僕は大好きだ。これからどんどん声が出てくるのだと思うと楽しみで仕方が無い。「白雲節」「安曇節」「童神」三曲言い声で歌ってくれた。

 さて僕らの演奏は?それは当事者であるが故に語ることは出来ない。と言うか、そもそも音楽を言葉で語るのは実にむずかしい。

 そして最後は長野から招いたアイリッシュトラディショナルダンスミュージックバンド「ウーラ」。映画「タイタニック」で使われていたアイルランド音楽と言えばお解りだろうか?船倉で繰り広げられるアイリッシュパーティーのシーンのあれだ。彼らは昨年に引き続きの出演だ。時に軽快にそして切なく響くアイルランド音楽は、アメリカ民謡の大きなルーツでもあるし、それはカントリーとかジャズなどに育っていく。使われる楽器が変わっていて、ティンホイッスル(リコーダーに似た笛)やコンサティーナ(シンプルなアコーディオンみたいな楽器)などの独特なものを使う。これがまた、独特の音色でうっとりしてしまうのだ。

 その旋律は日本人の郷愁感とよく似ていて誰でも楽しめる音楽だが、その表現はトリッキーで超絶技巧的な演奏で場を盛り上げていくのだ。この日も会場いっぱいのお客さんは、手拍子をし、えいや!をし、子供達は躍りまくって実に楽しい演奏だった。お客様は97人。開びゃく以来の満員御礼。床が抜けるかと思った。いったい今年はどうなってるんだ?

ウーラ

ティンホイッスル

コンサティーナ

エイヤ!!

笹久保さん、青木さん、ウーラの面々、安藤さん、つや、薗原さん、アニメーションのんきさん、音響の榎本君、お客さん、そして、支えてくれた全ての方々本当にありがとう。心から感謝致します。

 

 

 


2013安曇野スタイル始まりました

2013年11月01日 | 安曇野スタイル

 安曇野スタイル「赤沼家」が始まった。このイベントは安曇野市周辺に住む様々なアーティストが、4日間に渡って作品を発表したり、工房を公開すると言うもので、今年で9回目となる。

 安曇野周辺には何故か、アーティストやクラフト作家が多い。このイベントを重ねる度に、僕には友人が増えて、今となっては、離れるにも離れられない年中行事となっている。作家達の作品を見れば、その手間暇の掛け様や、技術に圧倒される。美しい作品の裏には、たゆまぬ鍛錬や努力があって、それは地味な作業の繰り返しだったりする。僕はそんな作家たちから、物作りの姿勢を学んでいるように思うのだ。こつこつと完成をイメージして作り続けることで、なにか自分を貫くものが見えてくるような、そんなもの。

 琢ちゃんとギターセッションをした。うららかな日の縁側で、気持ちいい音が紡ぎ出されたと思う。なんの決めごともないセッション、自由に何処へでも行けるセッション、ニッコニコのセッション。音楽やってて良かったなあと思った。作家さん達と同じ、ただただ続けること、淡々と、そしてその先にはきっと何かが見えてくる。

 

似顔絵をさらさら描き上げるのんきさん

 安曇野スタイル赤沼家はまるで学園祭だ。普通に僕が住んでいる家が会場になるため、掃除からその準備が始まる。作家さんにとっては多分とても面倒くさいことで、大変申し訳ないなあと心の底から思うのだが、こればっかりは手伝ってもらわないと、どうにもならない。みんでワイワイ、掃除をし、作品を並べ、ライブ用ステージを組み上げる。そして、一緒にメシを喰う。面倒くさい我が家のイベントを、大勢の人達が手伝ってくれる。その数は数えたことが無いが30人ぐらい?大人の学園祭そんな乗りが、来てくれるお客さんにもきっと伝わっているのだと思う。

「芸は身を助ける」という。もっともだと思う。技術や努力をバカにしちゃいけない。徹底的に学ぶべきだ。

浅妻克枝 強力なスタッフー

誰だっけ?あした確認

浅妻ちゃんのガラス

わに子はっつんと彼女のレース 写真を撮ろうとすると「魂をぬかれるから」と訳の分からないことをいう

豊田さんの白磁

たぶん、浅妻ちゃん

琢ちゃんの絵はがき

 僕は期間中毎日朝から60人前の蕎麦を打つ。明日明後日はライブ演奏、最終日は舞踏公演。購買部ビクトリアでは荘産物などの販売も。とにかく怒濤の4日間なのである。今からでも間に合います。是非是非お出かけ下さい。もっとも安曇野らしく皆さんをお迎え致します。

薗原さんの型染め手ぬぐい、モダンなデザインで素敵

一柳さんのこぎん刺し ひとめひとめ

栗ちゃん琢ちゃんの瓢箪灯 瓢箪を種から育て、乾燥させ、緻密な画を描き、ひたすらピンホールを空ける。

 


安曇野スタイルパンフレットお送りします

2013年10月03日 | 安曇野スタイル

  例年安曇野市界隈で開催している「安曇野スタイル 2013」安曇野スタイルマップ(参加者の情報が解ります)及び「赤沼家」のチラシ類が出来ました。ご興味のある方はご連絡下されば、一式お送り致します(数に限りがあります)。ご希望の方はこのブログの「メーッセージを送る」から、ご住所、お名前、メールアドレスをご連絡下さい。

 この「安曇野スタイル」は安曇野周辺に住む、アーティストやクラフト作家が一帯で、展覧会を開いたり、工房を公開したりするイベントです。現在100軒以上の参加があります。なかなか見られない工房を直接訪ねることが出来たりしますから、見応え充分です。我が家「赤沼家」でも最初から参加しています。赤沼家では、ガラス、陶器、染色織物等の展示と加工食品の販売、カフェ営業、コンサートイベントを2回、最終日舞踏公演を行います。「赤沼家」は昨年も4日間で延べ1,600人の方にお出で頂いた人気スポットなんですよ。たまには山を休んでアートな秋の安曇野を堪能して下さい。私の手打ち蕎麦もお召し上がり頂けます、是非!

「安曇野スタイル」

http://www.azumino-style.com/

開催期間 11月1日(金)~11月4日(月)

  赤沼家作品展示 9:00~16:00

  赤沼家夜企画コンサート

    ★笹久保伸&青木大輔 ギターとサンポーニャによるアンデス音楽 

     場所 なぽりぴっつぁ&ぱすた 「ラノッキオ」

     11月2日(土)18:30会場 2,500円 

     別途1,000円でワンドリンク&カットピッツァ3ピース

    ★赤沼家投げ銭ライブ プレイトーンズ、ウーラ(アイリッシュトラディショナル)

     場所 赤沼家

     11月3日(日)18:00会場 投げ銭

  


松原幸子 ガラス展 「Dへの手紙」

2013年09月18日 | 安曇野スタイル

9月7日(土)~9月29日(日)  松原幸子 ガラス展 「Dへの手紙」
松原幸子さん渾身の個展です。是非お出かけ下さい。

シュタイネは安曇野の森の中にあるとっても素敵なギャラリーです。

http://steine.jp/


 少し時間が出来たので、安曇野スタイル赤沼家の運営をズッとやってくれている、松原さんの個展を見に行った。安曇野の森の中に佇む、ギャラリーシュタイネはオーナーのセンスの良さが感じられるとてもおしゃれなギャラリー。

 松原さんの作り出す緻密な作品群は、見るものを圧倒する。地味な作業の繰り返しが、美しいものを作り出すには重要なことだと感じる。

ものを作れる人が羨ましい。

是非お出かけを。



http://steine.jp/
 


安曇野ガラス北工房

2013年09月02日 | 安曇野スタイル

 台風のお陰で(せいで)ツアーの仕事がキャンセルとなって、ぽっかり空いた思いがけぬ休日。だが、それはそれでやる事が沢山あって、あちらこちらをウロウロすることになる。11月1~4日の日程で開催される「安曇野スタイル」というイベントの準備で友人のガラス工房を訪ねた。

 安曇野スタイルは、ここ安曇野周辺を中心に、あちらこちらの会場でアートやクラフトの展示、ワークショップや音楽イベントなどが行われるアートイベントだ。今年で、8回目の開催となる。我が家でも、初回から参加(初回は我が家が唯一の会場だった)していて、現在、100を越える参加者が、色んな展示をしたり、工房公開をしたりするイベントになった。そろそろその宣伝用チラシを作る時期に来ていて、参加者の写真やら、プロフィールやらを集める。それらを素にチラシのデザインをしてくれているのが、ここ安曇野ガラス北工房の酒井さんだ。

 

 この美しいガラス作品を作り出すのはその北工房の酒井真一さんと、松浦あかねさんご夫婦だ。近づく台風が運ぶ風にいっせいに風鈴が揺れて鳴る。何とも柔らかく涼やかな音色だ。ついつい打ち合わせを忘れて僕の心は遠い世界に飛んで行ってしまいそうになる。コバルト色のガラス越しに見る風景それは、いつか見た過去のものなのか、あるいはまだ見ぬ憧れなのか、うかつにも想像の世界への入り口はこんなところのにぽっかり口を開けていた。

研磨機

 

 美しいものを作り続ける人たちに僕は憧れる。その作業は実は地味で、緻密な段取りの積み重ねで有るだろうし、なにより根気が必要なことも何となく知っている。バカみたいに、重箱の隅をつつくように拘って、妥協しないでものを作り上げる人達の作り出すモノは、やがて、人々の心を引きつけ圧倒しそしてぼくらを癒してくれる、そんなモノになるのだ。

「安曇野ガラス北工房」       http://agns2010.com/

「2013安曇野スタイル」    11月1日(金)~4日(月)

                    http://www.azumino-style.com/

                    https://www.facebook.com/azuminostyle