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たけのこ 2010

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我が家の数少ない年中行事、父の生家のある栃木・南那須に祖父母の墓参り&たけのこ掘りに行ってまいりました。連休中は今年もなかなか都合が合わず、私も前の日記の通り3連ちゃんの後でしかもこの天気。ほぼ初めての雨天決行となりました。

ところがどっこい、埼玉から久しぶりに自分で運転していく道中、この水をたたえた新緑がなかなか気持ちいいんです。すっかり観光気分。

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休憩をはさみつつ、3時間のドライブでいつもの山に到着。

もう午後になっていたので、お墓参りのあと、「今年は1時間だけ掘ろう」と決めて父と母と3人でミッション開始。たけのこがいい感じで生えていて(去年は3メートルとかでしたが…)、なんだかんだいって結局今年もいつもの分量、120本ほど収穫できてしまいました。たださすがにこの雨、重量が倍になっている感じです…

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もともと家のまわりは農地で、将来のためにとヒノキなどを植林していたそうなのですが、今はすっかり竹林になってしまいました。今となってはたけのこが「資産価値」なのかも知れませんが…40年近く住んでいない建物とはいえ、さすがに家の前まで竹が迫ってきていて、今年還暦を迎えた父もいろいろ感慨深いようです。

例年でしたらそのまま親戚の家をまわる行程なのですが、今回はスケジュールを変えて、馬頭(現在は那珂川町)にある広重美術館を見学しました。安藤(歌川)広重の肉筆画や版画などを展示。もともと神戸在住だった収集家の蔵に収蔵されていた広重の作品が、阪神大震災での被災をきっかけに、収集家にゆかりのある地に寄贈されたそうです。完璧な構図、統一感のある色使い、江戸末期のある風景をリアルに切り取ったような臨場感がすばらしいです。

もうひとつ観光。茨城県との県境にある鷲子山(とりのこさん)に行ってみます。茨城県側の入り口から山道を登っていくと突然坂が急になり、一気に違う世界に入ったようです…山頂には神社の本殿と拝殿、なんと創建は平安時代、現在の建物も450年の歴史があると伝えられています。と、境内に入ると、明らかに最近建てられたとみえる巨大な金のフクロウ像が…さすが日本が世界に誇る、ゆるキャラ文化です。

鷲子山の御祭神とはいえ、なぜこんなかわいい顔のフクロウかと思っていたら…ある意味納得、この先の本殿に続く階段、何やらすごい「気」を感じます。もし周りに何もなかったら近づけないのではないかというくらいの…これが「パワースポット」なのでしょうか。千年杉からは水分が湯気のように立ち上がっています。携帯で写真をとっていると、突然エラーが出て画面が薄暗くなり、撮影以外の動作を受け付けなくなってしまいました。ちょっとドキドキします。

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暗くなる前に下山、栃木県側の下り坂はひたすら針葉樹の中の細い道を下ります。この区間も数分間でしたが、なんだか「元の世界」に戻っていくような、ちょっと不思議な体験でした。何十年も通っているこの場所も、まだまだ知らないことがあると実感。私のルーツの半分でもあるこの地、もっと知りたくなりました。そして山の季節の恵みに感謝です。

おまけ。うちの御祭神「とび」の近影。

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