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セントルシア流ライフ

青年海外協力隊モリモリ活動日記

算数ワークショップ~後編~

2008年11月14日 | Weblog
さてさて今日はワークショップの続き
今日は「算数の単元を計画的に教える方法」についてです。

セントルシアでは驚くべきことに、先生は1年間で教えるべき
算数の単元を全て終わらせずに、次の学年へ子どもを送ってしまいます
苦手な単元を教えなかったり、復習に時間をかけすぎたり
時間がなくなって最後まで教えきれなかったり。
わざと、とか、気付いていてそうなったのではありません。
そこには、「見通しをもって計画的に」が苦手なルシアンのお国柄が出ています

そこで、どうやったら計画的に教えられるかを紹介
単純。
年間計画を立てそれを守ればいい話なのです
でも、年間計画を立てることも、計画通りにやることも
先生たちにとっては驚くべきことだったらしく、
そうやってやるんだって感心していました

日本人は物事に期限があったら、どうやったら期限まで終わらせるか
すぐに頭の中で計画を立てることができます
しかし、セントルシア人はそれが苦手なのです。
そういう経験をしてこなかったのでしょう。
期限が押し迫って、あせる場面をよく見ます。
(あせる人はまだいいかもしれません
そして、案の定、期限など守られません

そういう意味で、小さいころから学校で『見通しをもって』と教えられることは
大変重要なことなんだと気づかされます。

自然とそれができるようになっている日本人
日本の教育は本当にすごいです

写真はワークショップの様子。手前左がカリキュラムオフィサーです。

算数ワークショップ~前編~

2008年11月12日 | Weblog
1週間の日程でセントルシア全土を回り、
小学校の先生を対象に、ワークショップを行いました

セントルシアには、ここにいる協力隊の小学校の先生で作る
『算数部会』というものがあります
算数部会では、ここの算数カリキュラムオフィサー(算数大臣みたいなもの)と
全国模試を作ったり、先生に算数の知識を広めたりしています。
小学校隊員も減り、今は2人できりもりしています

ワークショップとは
決まった定義はありません。何をやっても構わないのです。
人を集めて、何かを紹介したり、勉強したり、教えたり、協議したり。
今回は算数についてのワークショップを行いました
テーマは、「分数における線分図の使い方」と
「算数の単元を計画的に教える方法」です。

さて、今日は前編。「線分図」について簡単に説明を
日本じゃ当たり前に使っていますが、
ここでは線分図などというものを使って教えません。
だから、子どもは文章問題を理解したい時に絵を書きます。
100個と言われたら、100個を絵を書くのです。
こりゃ大変
先生もめんどくさくて(?)式と答えしか教えないので
子どもの理解は深まりません。
もちろん子どももめんどくさいので、
結果、友達の答えを写すという行為になってしまいます

そこで、簡単に書ける線分図を紹介したんです
が。
まず、先生がそれを理解するのが大変でした
書いたこともないのに、いきなり分数の線分図を書くのは確かに大変。
使いこなせるには、先生がまず線分図の意味を理解しないと。
子どもに教えるまでの道のりは長そうです・・・

学級に戻って線分図を使ってくれる先生は少ないでしょう
でも、こういう方法もあるんだ、算数にはいろいろな解き方があるんだ
と気づいてくれるだけでも、
ワークショップを開いた意味があったと信じたいです

算数は奥が深い上に、教科書の教え方がそもそも日本と違うので
日本で使っていた知識を広めることが難しいのが現実です
悩みが尽きない今日この頃です

努力

2008年11月10日 | Weblog
3年生の算数のクラスでの出来事
割り算の筆算の勉強。
先生は、若干18歳の女の子。
とっても、がんばって教えていたけど、
はっきり言って、教え方は下手でした
当然、子どもたちも訳が分かりません
それでも、練習問題に突入。
きちんと理解していないのにやらされるもんだから
先生は質問する子につきっきり。
残された子どもたちはわいわいと騒ぎ始める
うるさい子を注意する。
で、同じことの繰り返し。
まるで、学級崩壊でした
先生は一生懸命やっているのに・・・。
やる気のあった先生の目が、少しずつ輝きを失っていくのがわかりました

見かねた私は、先生の代わりに教壇に立って、
「こんな順番でやるんだよ。もう1回みんなでやってみよう。」
と、下手な英語で教えました。
突然来た人が横から入って、授業をとってしまったにも関わらず、
この先生は「ありがとう。」と言って、自分からクラスの悩みを話してきました

こんな姿を見て、ふと自分の教員初任時代を思い出しました
一生懸命やってるのに、どうしてかうまくいかない。
努力をいくらしているつもりでも、悪循環。
その内、自分の力のなさに嫌気がさしたこともしばしば。
そんな時支えになったのは、周りにいたベテランの先生たちでした
丁寧に教えてくれ、先生とはこんな職業なんだと
身をもって教えてくれました。
そして、変わっていく子供たちを見て、またやってやろうと立ち上がることができました
そんな先生たちに恵まれたからこそ、今の自分があります。

この若い先生は、残念ながら周りで教えてくれる先生がいません
私がもっと英語ができたら、もっとこの先生を励ますことができたのに
力になれない自分が、本当に残念です。
難しいことだけど、乗り越えてほしいと願うばかりです

人生には、乗り越えなくてはいけない壁がいくつもやってきます
でも、乗り越えた人しかわからない、素晴らしい世界があるのは確かです
そして、その努力が報われる時は、人によって違うのです。
ある時突然、努力が報われる日が来るかもしれないと思うと、
今やっている努力で、無駄なことなんて一つもないんだと思えます。
私も、辛くても自分のできる努力を続けていこうと、思えた日でした

写真はある学校の壁に書いてあったものです。
意味わかる?

ふと思い出したついでに、こんな話も思い出したので載せます。
子どもたちにも、この話をよくしたものでした。

『努力のつぼ』

人が何か始めようとか、

今までできなかったことをやろうと思ったとき,

神様から努力のつぼをもらいます。

そのつぼは、いろんな大きさがあって、

人によって、ときには大きいのやら小さいのやらいろいろあります。

そしてそのつぼは、その人の目に見えないのです。

でも、その人のつぼの中に一生懸命「努力」を入れていくと、

それが少しずつたまって、

いつか「努力」があふれる時、つぼの大きさがわかる、というのです。

だから、休まずにつぼの中に努力を入れていけば

いつかかならずできる時がくるのです。

引っ越し

2008年10月31日 | Weblog

みなさん、大変長らくお待たせしました
(ん?待ってないって?!)
これが新しい家です
そうなんです。引っ越しました。
というか、突然引っ越しさせられました
自分の意思ではなく、本当急でした。
なんだか、前の家の大家から必要書類が政府に提出されなかったとか何とか。
それで電話もネットも家でつながらなくて。心配した人、ごめんなさい
やっと今日から更新開始です。書きためてたの、小出しにしていきます。

前の家を紹介しようと思いつつ結局できないまま・・・
前の家は日本で言う住宅街にあって、
夜9時近くまで外で遊ぶ子供の声がしたり
週末は爆音で近くのバーから音楽が聞こえてきたりするような所でした
だから、まぁいつも外は騒がしかったけど、
いろんな人に出会えて、挨拶したり遊んだりして結構楽しかったんです
やっと人間関係を築き上げてきたところでした。
それなのに今になって・・・
そんな気分で新しい家へ。

ところが!!来てみてびっくり
街の中心からはちょっと遠いし不便だし、
家に入るまで70段ほどの階段があるんですが
広くて明るい上に、静かで涼しい。
ダイニングキッチン、20畳ほどのリビングルーム、ベッドルームとバスルーム2つずつ。
   
何よりも、高台に建ったこの家のベランダから見えるこの景色。
  
   ↑お昼           ↑夕方         ↑日の入り
私の街スフレと世界遺産の山、そして海にきれいな夕日と満点の星空を
毎日ただで眺められます。
こんな贅沢はありません

別れは突然やってくるものです
だから自分はいつも後悔しないように、その時できる限りの努力をするようにしています。
前の家や近所の人とも頑張って仲良くなったのに、
2年後だと思っていた別れが、突然きて本当に残念でした
でも今はむしろ、自分は0から人間関係を作ることができたことが自信になっています
『出会い』は『偶然』じゃなくて『必然』って駒ヶ根のときの友達がよく言っていました。
この新しい家との出会いも偶然じゃなくて必然。
きっと、その答えもいつか見つかると信じています。
それには自分の努力が必要なんですけどね

それより、こんな素敵な家に一人で住むのはなんだかもったいないです。
誰か、遊びに来るのを待っています


人種差別

2008年10月28日 | Weblog
『チンチョン、チャンチョン』

道路を歩いているとよく言われます
アジア人に対しての差別の言葉です。
言われるととても気分が悪くなります。
ここでは珍しいのでしょう、この顔つきや肌色が。

子どもは意味も分からず言っているので
腹が立っても、ちゃんと説明してあげます。
「超傷ついた。その言葉は差別の言葉だよ、
私を呼びたいなら「チェコ」と呼んで。」と
たいていの子どもはこれでわかってくれます。

この間は、高校生の軍団に通りの向こうから叫ばれました
たいてい無視をするんですが、その時ばかりは腹が立ったのでしょう
ズカズカとそばに行き、「その言葉傷ついた!もう言うな!」と。
すると高校生。
「チンチョンってどういう意味?」
おいおい、そんなの知らないよ知らないなら言うな
って思いましたが、ここは冷静に
「分からない。でも気分が悪くなるから、きっと悪い意味だよ。」と。
ルシアンも意味も分からず言っているということですね~。

ちょうど日本にいる外国人に対して、
「ほら見て!ガイジン!ガイジン!」というような感覚でしょうか。
どちらも相手が傷つく言葉だからよくないことだと、今ここで言っておきます

やっかいなのは、大人の人
道路にたむろしている男の人達は私が通ると、からかい半分で言います。
通りすがりに耳元で囁いていく人も。たいていは無視。
「私はチンチョンじゃない。日本人だ。何か私に用事か?」
と言い返すときもあります。
そういうと「い、い、いや、なんでもないよ。」としどろもどろに(笑)
ひどい時には通りすがりの車の中から、「ヘーイ、チンチョン!」と叫ばれます。
私が何か言う前に車が去ってしまうので、
これだけは非常に腹が立ちます
なにくそー!なんで私がそんなこと言われなきゃいかんのだ

ジンバブエへ行った隊員の話では、
ここで受ける差別よりもひどい差別を受けたそうです
アフリカでは、白人、黒人、アジア人、の順で人を差別すると聞きました。
ここもそうですが、奴隷として差別を受けてきた黒人。
悲しいことにそれが、さらに見下す人を作り上げてしまったのかもしれません。
白人には絶対に差別しないのに、アジア人にはそうではありません。
そのくせ、自分が差別されることに関しては殊更、敏感なのです

そもそも日本では、堂々と人前でこのような
人種差別を受けることはありませんでした
だから、ここにきて「人種差別」を受けるとはどういうことか
よくわかりました
何もしていないし、害も加えてない。むしろセントルシアのために働いている。
なのに、「ここに自分がいる」というだけで差別を受けるのです
肌の色や顔つきだけで、自分を判断されてしまうことは本当に悔しいことです。
奴隷時代を経験した黒人はもっともっと悔しい思いをしてきたことでしょう。
人種差別だけに限ったことじゃないです。
見た目や体つきで人を差別することは、本当に最低なことだと実感しました。
人間は中身で勝負です

とまぁ、こんな感じで『チンチョン』愚痴を書きましたが
ほとんどのルシアンはそうではないです
特に私の住む街、スフレでは。人があったかいから。
だから、セントルシアもルシアンも私は大好きです

それに『チンチョン』って言われない1番の対処法を、私は見つけました
それは、通りすがる人みんなに、自分から挨拶をすること。
知らない人でも、とにかく挨拶します。怪しい人には、特に
挨拶されればもう友達。絶対に言ってきません。
単純というか子どもというか・・・
ルシアンのいいところも悪いところも、もっと知っていきたいです

写真は、チンチョンってよく言われる首都の街の様子です。

ジュネクレオール~お祭り編~

2008年10月26日 | Weblog
今日は、地域で『ジュネクレオール』を祝う日
セントルシア中の4か所くらいでお祭りが開かれます。
一言でいうと、どんちゃん騒ぎのお祭りといったとこです。
学校の『ジュネクレオール』とは違って
屋台が出て、大人も踊りやお酒を楽しみます
これはステージ↓    伝統料理↓  イルカの伝統料理↓ 伝統のお皿とコップ↓
   

ここでちょっとした豆知識
ここセントルシアでは、英語の他に現地語、
『クレオール語
が話されています。
これは、ここの先祖がアフリカから奴隷としてつれてこられた時代、
奴隷同士がコミュニケーションをとるために
互いに自国の言葉を少し変化させてできた言葉です。
だから、フランス語に少し似ています。

そして『クレオール』とは
奴隷や原住民などのいろいろな人種が混ざって
その土地に住み着いた人たちのことを言います。
セントルシアだけでなく、様々な植民地だった国にこのような人たちがいるんです
日本は鎖国や戦争で、自国を守る力を持ち合わせていたので
植民地にされることもなく、純粋に日本の血を守ることができてきたんだと
気付かされます

ここは、奴隷時代、植民地戦争時代といろいろな経緯がありました
でも、こうやって国をあげて行う行事を、
セントルシアの人はとっても大事にしています。
そして、このお祭りを心から楽しみます

ま、どんちゃん騒ぎと言ったとこですが
今日は炎天下の中で歌い、
酒を飲み、踊り狂う
ルシアンの体力に今日は脱帽でした

ジュネクレオール~学校編~

2008年10月24日 | Weblog

『ジュネ クレオール』とは、
古き良きセントルシアの伝統文化を祝うお祭りです。
『クレオール デー(クレオールの日)』という意味です。
イメージとしは、日本で言う盆踊りとかかな?
文化や歴史を大切にする、国の行事です

さて、今日は学校で『ジュネ クレオール』を祝う日でした
子どもたちはいつもの制服ではなく、伝統の服を学校に着てきます。
ここの伝統の服は、こんなカラフルなチェックとアフリカンの柄。
男の子も着てきます。
皆とっっっても、かわいいです
これは2年生↓      こっちは6年生↓   先生↓  この子たちは4年生↓
   

一日、学校でお祭りするようなもので歌を歌ったり踊ったり、
伝統的な料理を作ったりと楽しみます
昔の道具なんかの展示もしています。
これは、コールポット。こちらの昔のコンロです。下に炭を入れて上で料理します。
そして中身は、こちらの伝統料理。

小麦粉を揚げたものや、魚のかき揚げみたいなもの、
どれも、すごくおいしいです。
(が、カロリーは高いです!食べ過ぎ注意!!)

セントルシアの人々は、奴隷として苦労した時代があり
日本に比べると、歴史や伝統文化も驚くほど、浅いです
しかしながら、今でもこうやって昔を大切に思い、学び、祝っています。

自分の国の歴史から、学び、
自分の国の伝統や文化を誇りに思う
こんなルシアンの姿勢から、学ぶことがたくさんありました


新ブログ

2008年10月18日 | Weblog
今日はお知らせ

JICAの公式ホームページにも
ブログを載せることになりました
セントルシアでは数少ない田舎隊員ですので、頼まれました。

全国の人にも見られるかと思うとちょっとどきまぎ
月2回ペースくらいで更新予定です。
内容はこのブログと被ってますが。
あちらはもっと全国向けに書いていきます

WORLD REPORTER(ワールドレポーター)といいます
よかったら覗いて見てください。
他の国の協力隊員のも見られますよ。
←ここのブックマークからでも入れます。
http://worldreporter.jica.go.jp/blog/index.php
です。

以後お見知りおきを・・

写真は、全然関係ないんですが、私先輩になりました
20年度2次隊の新隊員の歓迎会の様子です。

矛盾感

2008年10月16日 | Weblog
突然ですが、問題です
60 ÷ 2 × 3 = ?
答えは何でしょう?
10でしょうか?90でしょうか?
算数問題なので、答えは1つです。

今日は少しだけ議論に付き合ってください
ちょっと長いのですが。

こちらカリブ共通で使われている教科書に
BODMAS(ボドマス)
という計算の順序を示すやり方が載っています。
B=Bracket    (かっこ)
D=Division    (割り算)
M=Multiplication(かけ算)
A=Addition    (たし算)
S=Subtraction  (ひき算)
この順番で解きなさいと、教科書では教えています。つまり、
2×(3+4)-5 = 2×7-5 = 14-5 = 9
てな感じです。当たり前にできますね。
しかし、この方法を使うと間違ってしまう問題が出てきます
15-5+3=?
BODMAS(ボドマス)を使うと答えは、15-5+3=15―8=7
しかしこれは間違い。正解は、      15-5+3=10+3=13
なのです。

このくせものBODMAS(ボドマス)
長年教科書に載っているので、先生たちはこれを信じて教えてきました。
ところが、数年前ここにいた小学校隊員たちがこの間違いに気づき
全国を回って先生たちに「これは間違っている」
と教えて回ったので、大混乱

私がここに来た時も、この問題について
「教科書にはBODMASって書いてある。でもJOCV(協力隊)は
それは間違いだって言っている。一体どっちなんだ?!」
と責められたことがありました。私は何のことかさっぱり?!
そこで、この国の算数カリキュラムオフィサー(算数で一番偉い人)に聞きました。
彼は「BODMASを使うと間違うことがある。」と詳しく説明してくれました

そして今日
この間行ったテストの分析プレゼンをこの地域の6年生の先生たちにしました。
そこでさんざん聞かれていた、この憎き「BODMAS」について
カリキュラムオフィサーの言葉と説明をそのまま伝えました。
しかし、先生たちは理解こそしてくれたものの、返って憤慨
「じゃあ、子どもたちになんて教えればいいんだ?!」
「あんたが教室に来て、子どもたちに説明してくれ。」
とまで。なんか責められてる?!

私は、ここセントルシアで学力の向上や教え方について、
どうアドバイスしていけばいいのか、よく考えます
こちらにはこちらのやり方があるから
無理に日本のやり方を押し付けるのはよくない、と常々思っていました。
だから、私は返ってここで学ぶことの方が多かったのです

そのうち、ここのレベルで考えていたら、この国のためにはならないのかも
日本の良さも伝えていかなくては、と気づくようになりました
そもそも、日本とセントルシアの算数事情は非常に違うので
日本の良さ取り入れるのはとても難しいのですが。
まぁでも、こちらの先生に私を理解してもらうのは簡単なことではないので
はじめはクラスによく行き、様子を見て『歩み寄り』を大事にしてきました

しかしながら、今日のプレゼンでは
カリキュラムオフィサーの言葉を代弁した、といえども
ここセントルシアの教科書を真っ向から「否定」してしまった形となってしまったのです

算数。答えは一つだから、簡単なことなのに
信じている教科書を否定され、変な日本人が新しい理念を打ち出し
何を信じていいのかわからなくなって、自分がどうし教えればいいのか迷ってしまった・・
先生たちが憤慨するのも納得です。

『歩み寄る』ことと『正しいことを教える』こと。
どっちが大事にしたらよいか・・・矛盾

しかし、間違っているものは間違っている。ちゃんと教えないと。

前回校長先生にやったプレゼンとは違って、憤慨あり、議論あり
みんなクラスを持っている先生だからそれだけ真剣でした。
矛盾を感じ、責められてへこんだものの
それに負けずに、正しいとこを教えてくことは大事だと思えました

さて、ずいぶん長くなりましたが最初の答え、わかりましたか
答えは90です。
「かけ算」と「わり算」は、「たし算」と「ひき算」よりも強いのですが
「かけ算」と「わり算」が同時にある時は、「左から順番通りに」解いていくんですよ
あ~こんな簡単なことがわかってもらえないのも、
このBODMASのせいだ
なんて、うそです。
私の英語力のせいです
ドラエモンの出してくれる翻訳機が欲しいこの頃です。

写真は、今日のプレゼンの様子

サプライズ結婚

2008年10月13日 | Weblog
カウンターパートのこの男の人、
先週、無断で休んでいて困りました
まぁ、いつものことかと思いながら、仕事をしていたんです。

週の明けた今日、月曜日
いつものように彼女を連れて堂々と仕事に遅刻してきました。
なんか、みんな騒がしくしゃべっていたので聞いてみると、
なんとこの2人、先週の木曜、

結婚式を挙げたんだって!!

職場の誰も今日まで知りませんでした
しかも彼女も当日まで知らなかったようです
彼女は「サプライズよ!」と言っていましたが、
一生に一度(?)しかない結婚式を当日まで知らないとは
サプライズの域を超えていると思うのですが。

セントルシアでは、結婚の制度があまり確立されていません
奴隷時代の名残だそうです。
だから結婚をしている人は日本に比べると本当に少ないです。
一緒に住んでいても、結婚しないケースは多くあります。
基本的に女の人が自分の子供を育てて、男の人はふらふらしています。
だから、この夫婦も子どもは2人すでにいるのですが
晴れて結婚できたこの2人は、とても幸せそうに見えました

ところで、先週の木曜日は、彼女の誕生日だったそうです
誕生日プレゼントが結婚式。

やることが大胆すぎますルシアン
今日は参った。
開いた口がふさがりませんでした
一本取られたって感じです。
でも、最高のプレゼントじゃない?
ちょっとロマンチックです