セントルシア流ライフ

青年海外協力隊モリモリ活動日記

初仕事

2008年07月28日 | Weblog
今日は日記。

今日から仕事が始まりました
日本で言う教育委員会に所属です。(写真は職場)

と、言っても
教育長、会計、総務、秘書、カウンセラー
の5名に加え、掃除しにくる人2名くらいしかいないのだ。
仕事は・・・夏休みっていうのもあって
ほとんどしていないに等しいです。
しゃべったり、ネットしたり。これを仕事というのか?!

それは置いておいてっと。
初めて会ったのに
皆今まで友達だったかのように接してくれ、
こんな英語の下手くそな日本人を受け入れてくれました。
そして、純粋に喜んでくれました。
あたたかいなぁ

セントルシア人は、素直で純粋です。
大人だけど、気持ちは子どもっていう感じかな。
言葉が通じなくても、心を通わせられるんだなぁ
って、感じた1日でした。
心に国境はない!なんてね

カーニバル

2008年07月23日 | Weblog
今日はカーニバルに行ってきました。

1年に1度の大イベント
日本で言う・・花火大会とか盆踊りとかかな。
でも、規模が違う。
地域をあげてやるんじゃなくて、国をあげてやります。
だからカーニバルの日は土日含めて
4日間、国民の休日
どんなことをするかというと・・・
踊りを楽しむ

それだけ。
でも、これがすごいんです。
・衣装:皆、こんな感じ。(写真)
・曲:爆音(大トラックにこれでもかって位スピーカーを乗せてる。)
・そして踊り:何だかここでは書けないような激しい踊りでした
でもさすが、リズム感すごくある。
そばで見てた1歳の子も自然とリズムとってたもん。

出たい人はチームにお金を払って参加するシステムです。(ちょっと高額)
パレードのように道路を練り歩くんですが
衣装を着て好きなように踊るだけ
本当にそれだけ。
でも、これで国民が盛り上がっちゃうんです
すごいでしょ?
今日は、日本とは似ているところが一つも見つかりませんでした。

うわ~なんだかスゴイ・・・と最初はひいていた私ですが、
来年は、ちゃっかり参加してそうです
だって参加者してた人、すごい楽しそうなんだもん

セントルシア流「スーパー」

2008年07月21日 | セントルシア流「○○」
今日はセントルシアのスーパーをのぞいてみましょう。

ここは「スーパーJ」というセントルシアでも大手のスーパーです
あらゆるところにあります。
ちゃんとしたスーパー。
中は?と言えば、ほとんど日本と変わらない。

違うと言えば
・商品が違う(当り前か)
・ほとんどを輸入に頼っている(から、高い)
・特に野菜が高い
・袋づめしてくれる店員がいる
・やたらスーパー袋を使う
・商品が切れても、しばらくは仕入れしない。
ぐらいです。

ちなみにスーパー袋は土にもどるものを使っていて
やぶれやすいんだけど、環境にいいらしい・・

が!!ここは生ゴミも缶もビンも全部同じゴミ
だから、環境は悪いと言ってよいでしょう。
リサイクルを勉強した自分にとっては、有り得ない環境
缶やビンを捨てる時は少しドキドキしてます。
本当にいいのだろうかってね

この間はホームステイ先でつい癖で
飲み干した缶を洗っていたら
何やってんの?って大笑いされました。

その内、気にしなくなるんだろうなぁ。
慣れは怖い。

話を元にもどすと・・・
つまり、スーパーについては日本とそう変わらないということです。
物の良し悪しや違いはあるにせよ
食糧が手軽に手に入る自分は、幸せです。
自給自足の生活。
スーパーがなくても本当は
もっとシンプルに生きられる気が最近はしています

お料理

2008年07月19日 | Weblog
今日は、日記。
ホストマザーにセントルシア料理を教えてもらいました。

これがセントルシア料理「ロティ」
今んところ、私が一番ここで好きな料理。
なぜならば、カレーライスみたいだからです。

違うと言えば、ライスの代わりにクレープの皮みたいなので
カレー(ドロっとしていない)を包むくらいで、作り方も簡単。
中身はカレーです
肉はチキン。野菜はじゃがいもとニンジンと玉ねぎ。ルーはカレーパウダー。
ね?カレーでしょ??
相当煮込むんで、相当おいしい。
想像してみて、
『カレークレープ』
ちゃんとごはんとして想像してね。

こちらの料理は、ほぼ味付けが一緒ですが
食べられないことはありません。
むしろおいしいです
日本食はほとんど手には入りませんが、餃子の皮も作ってみたらできたし
なければないで何でも工夫すればよいのです。
日本では、餃子の皮もカレーのルーもうどんも全部スーパーで買えて
日本の食品の恩恵に授かってたんだなぁって実感。
改めて、食べ物に感謝

セントルシア流「車」

2008年07月17日 | セントルシア流「○○」
車優先

通行者は、道路を渡るのも命がけです。
子どもが一人で道路を渡るところはあまり見かけません。
なぜなら本当に、危険・だ・か・ら・です

こちらの車はほとんど
日本車

トヨタ、日産、スズキ、ダイハツ、三菱、マツダ・・・
この間は、日産の新型マーチを見かけました。
10台に1台くらいが日本車以外の車、の割合です。トラックもそう。
写真よく見てみて
これはまぎれもなくセントルシアの道路に路駐してたトラックです。
日本の会社名がそのまま残っている・・・
なんとも複雑な気持ちになりました。

日本の中古車が輸入されているみたいです。
こちらで走っているバスなんかは、ほとんどが
TOYOTAのハイエース。
日本ではそういう風には作られていないのに、
15人~20人は人が乗れるように改造しているので
本当に危険なんだと思う

車をこすっても平気(直しに行かない)とか
後ろから車を押さないとエンジンがかからないとか
どんなにぼろくても、車は動くもんだということがわかりました(笑)
車の寿命がくるまで、乗る
日本では有り得ないことだけど、
ものを大事にする心は、買いたいです

セントルシア流「木」

2008年07月15日 | セントルシア流「○○」
今日は何の変哲もない『木』を紹介します

変哲もない、と言いましたが実はすごいんです

うちのホストファミリーの庭にはたくさんの果物の木があります。
マンゴー、バナナ、ココナツ、ライム、アボガド、アップル、オレンジ・・・

食べ放題

飲み物もほとんど買わず、「今日はライムジュースね。」
とか言いながら、作って飲んでいます。

こちらの木の実の実り方は尋常ではないです
毎日食べきれないほど。
年中温暖な気候だからかな。
木の成長もはやいです。

成長と言えば、この間ピジョンアイランドというちょっとした島で
『木を食う木』を見ました。
最初はツルみたいで、大きな木に頼って生きているのですが、
長年かけてその大きな木を食べて(侵食)しまうのです。
※ムシャムシャとは食べません。
そして、その大きな木は死んでしまい、自分が生きる。

木も弱肉強食

「天空の城ラピュタ」大きな木の根が都市を包んで支えているシーンわかる?
長年かけて『根が大きな石を持ち上げる』そんな木も見ました。(写真)

『木の枝から根が伸びる』そんな木も見ました。
落花生みたい。

木は外国の子ども向けの映画とかでも怖い存在として取り上げられるくらい
本当はすごい力の持ち主
そして、不思議な魅力があります

木も生きてるんだって実感させられます。

セントルシア流「小学校」

2008年07月09日 | セントルシア流「○○」
今日は研修で、小学校へ行きました
同期の隊員とマジックショーを子どもたちにしてあげました。
大きな目をキラキラと輝かせて驚く姿。
子どもはどこへ行っても同じだなぁ

こちらの教育は、タダです
とは言っても、教科書や制服は実費ですが。
教育レベルは、発展途上国の中では高いと言えます。
ただし、成績のいい子にとっては、だけど。

というのも、小学校6年生の終わりに
『人生を決めるテスト』
があって、全員が受験して成績順に中学校が決定するのです。
成績のいい中学へ行った子は、いい教育を受けられ
その後も海外へ留学に行き、戻ってきていい職に就いて、いい暮らしをする。
成績の悪い中学へ行った子は、充実した教育が受けられず
その後は働き口がなく、生活に困って麻薬や犯罪に手を染める。
つまりこのテストで人生が決まるという訳だ
何ともわかりやすい構図だ。


完全学歴社会。


だから、このテストは小学校の子どもたちにとっては
とっっっても重要なのである。

こちらの小学校。こんな感じです

・学校でお菓子が売っている。
・図工・音楽・体育がほとんどない。掃除時間もない。
・成績のいい子は、特別なバッジが付けられる。
・全員、制服
・ただし誕生日だけは、ドレスを着て行ってもよい
・宗派によって、行く学校が違う。
・先生がめんどくさいと授業はやらない
・だから、いつも休み時間か授業中かわからないくらい、騒がしい。
 (ある意味、学級崩壊)
・成績順でクラスが決まる学校もある。

おもしろいでしょ?国が変わればこんなにも違うものかと
それでも、子ども達はやっぱり学校が大好き。
いつも目をキラキラさせて登校しています。

セントルシアって?

2008年07月06日 | Weblog
セントルシアって?って思った人。
世界のとある、『国』なんです。
気になったら読んでみて↓

カリブ海(アメリカの南の方にある海)に浮かぶ、小さな国。
パイレーツオブカリビアンの撮影で使った船が港にあります
国の大きさは、車で4時間あれば島を一周できちゃうくらい。
小さいけれど、電気水道ガスなどはちゃんと普及してます。
こうやってインターネットもできるし。

ここセントルシアは、『ハネムーンに行きたい国
に選ばれるくらい、海がきれい。豪華客船も停泊する。
そして、有名人の大きな別荘なんかも結構あるんです。

気候はと言えば、一年中夏。暑い。日本でいう冬はからっとしていて、夏は雨が降る。
熱帯気候だから、バナナやマンゴー、ココナツやアボガドなど
何でも道端に生えていて価格も安い

かと思えば、他の食べ物はほとんどが輸入に頼っているため、物価は高いと言えます。
しかし、欲を出さなければたいていの物がここでは手に入る
日本の100円ショップのような店もちゃんとある。

ここに住んでいる人は、ほとんどが黒人。
アフリカから昔、連れてこられた人が多いので言語も
英語とパトワ語(フランス語のような言葉)
の二つある。が、パトワ語の方は消えつつある。
セントルシア人は、陽気で子供のように無邪気。そして、おしゃれ好き
特に髪型は、かわいくて「どうやって結んでるんだろう。」ってじっと見てしまいます。

ざっとこんなところかな。まだまだ、伝え足りないですが、長いので次回にとっておきます。

セントルシアにはいろんな驚きがいっぱい
文化も生活スタイルも全然違う。
こんな国があったなんて!
世界はなんて広いんだ。
魅力いっぱいのセントルシア。
これからもどんどん伝えていきたいです。

[以下詳細]
人口:約16万人(千葉県習志野市くらい)
人種:アフリカ系子孫96%、インド系3%、その他1%
言語:英語、パトワ語(フランス語に似ている)
宗教:キリスト教
産業:農業(バナナ、ココナツ)、観光業
気候:一年中暑い