セントルシア流ライフ

青年海外協力隊モリモリ活動日記

教育省へのプレゼン

2009年06月12日 | Weblog
かねてから、考えていた、教育省へのプレゼンを行いました。
過去の算数部会の実績発表と、算数プロジェクトの提案
誰に頼まれたわけでなく、自分たちでお偉いさんの予約をとって自ら乗り込んでいきました

なぜこんなことをしたか

それは私でこの国の小学校隊員が、最後になるからです
過去たくさんの小学校隊員が積み重ねてきたものを、
誰にも引き継がずに、終わってしまうのは嫌だからです
そこで、ルシアに良いものを引き継いでもらおうと省庁のお偉いさんにプレゼンをしました

↓プレゼンの一部



反応は・・・



二重丸
納得してくれ、プロジェクトを是非引き継ぎたいという強い意志を見せてくれました。
プレゼンして、よかったぁ

日本では、文部科学省にこんな若者がプロジェクトの提案をしに行くなんて
絶対にあり得ないことです。
しかし、ここは小さな国
自分で動かそうと思えば、国だって動かせちゃう。
できないことはない、と思わせてくれる国です
提案することは、意外に簡単なこと。

しかしその反面、簡単には動かないのがこの国
仕事に対しては、遅い、期限や約束が守られない、めんどくさい、お金がない。
とても、省庁としての責任感を感じることがありません
余談ですが、日本ほど、政治の賄賂や に対して厳しいん国はないんじゃないかと思います。
ここでは政治の汚職が容易に見られるからです

こういう点で、困難はまだまだ待ち受けています

さて、これからがハンドオーバーの本番
協力隊の腕の見せどころ。
ルシアにルシアなりのいいものを残していけたら嬉しいです。

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2 コメント

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機器は (まぎぃ)
2009-06-27 23:14:21
そういえば、以前の教員向け研修などでもプレゼン、使ってたようだね。
パソコンは持ち込みとして、プロジェクタとかは案外普及してるのかな?
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まぎぃさん (ちぇこ)
2009-06-30 05:13:46
はい、そうなんです。
ちなみに、今回のプロジェクタはJICA事務所から持ち込んだものですが、教育委員会や省庁などのところではちゃんと揃っています。
途上国と言えども、この国はアフリカなどの国に比べれば、相当発展しているといえます。
しかし、奴隷・植民地の時代を長く経てきたこの小さな国では、表面的に発展は遂げてきたけれども、中身の教育的なところはまだまだなかと思いますね。
ちなみに、このような機器類はすべて輸入ものなので高いです。
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