決心固まりました。

お久しぶりです。
この何週間か、悩み過ぎてクマが出来た２７歳。浅葉ちえです。


・・・あれから・・・・・・

お客様と色々話したり、
旦那との時間を、慎重に過ごしたり、
時間を見つけて、ふらりと実家に帰ってみたり、
スタッフと話したり、
ブログをいちから読み返して、考えてみたりしながら・・・・・・・・


自分の気持ちというものを、
真剣に見つめなおしてみました。


すると、いろいろ見えてきたものがあったんです。

ひとつ。
なぜ、ここにきて「延長」という選択肢が出てきたのか。

それは、いきなり決まった、書籍化でした。
多額の資金が必要になる。＝　風俗なら短期間で稼げる。

・・・一番短絡的で、かつチエがもっとも恐れていた危険な思考が
いとも簡単に生まれてしまったんです。

「書籍化のため」「どうしても出版は実現したいから」
という理由だと、卒業に関してのハードルは、簡単に緩まってしまいました。

ではこれが、「海外旅行にどうしても行きたいから」だったらどうか？？

それはさすがに、自分でも「オイおまえ、ここまできてそれはナシやろ！！」と
思っていたに違いない。

でも、考えれば「書籍化のため」だろうが、「旅行のため」だろうが、
どっちにしろ、「自己の願望」でしかないという事に気づいたんです。


ふたつ。
本来、卒業すると決めたのは、何のためだったか？？

・・・・・・・・・・・・・・・・・・自分と旦那のため。
・・・・・・・・・・・・・・・・・涙を流した友達のため。

・・・そぅ。それが一番大事なことだった。

正直、「卒業」という言葉を口にして、悲しんだお客さん。涙を流したお客さん。
必死に引きとめてくるお客さんの顔を、たくさん見ました。

そのたびに、「チエがここから居なくなったら、この人はどうなってしまうんやろう」
と、思い、悩み、迷う気持ちが生まれました。

「卒業延期したら、もぅ少しこの人の傍にいてあげられる」

そぅ思ったことも事実でした。
おこがましい上に、筋違いかもしれません。

・・・でも、そう思いました。

でも、チエが一番優先させなきゃいけないのは、そこではなかったんです。

　　
みっつ。
なぜ、迷っている段階で、それをブログに書いたのか。


・・・・・・・・・・自分でも、情けなくて恥ずかしくなりますが。

ここのファミリーは優しいから。
迷ってるチエの後押しをしてくれるんではないか。。。

そんな、チエの甘えがありました。

・・・・・・・・えぇ。ありましたとも。

もちろん、同じくらい批判や反対意見が来ることも予測していました。
その生の声も聞かなきゃいけない。とも思ったんです。

それでも、みんながもし、快く賛成してくれたら……

迷わず延長を決められる。

・・・・・・・・そんな、甘い考えがありました。

そぅいう気持ちがあったから、ここで「どうしよう・・・みんなどぅ思う？」なんて、
甘えた相談が出来たのでしょう。


「・・・んなこたぁーー自分で決めろ！！！」


・・・ですよ。ホント。


「いーよいーよ、延長しなよ」「応援するよ」
そんな甘い言葉を期待して、卒業延長を正当化しようとしたのでしょう。

コメントをくださった方たちの中に、こんな意見がありました。

＞「何に対しても正当と思わせる理由を付けて恥ずかしい事をどうどうとやるね。」


はい。本当にその通りです。
ごめんなさい。

そして予想をはるかに超える、たくさんの様々な意見が寄せられました。
でも内容は、賛否両論。半分以上が反対意見でした。

・・・これも想定範囲内のことでした。

でも、予測と違う結果がひとつだけあったんです。

「賛成派」の人たちのほとんどが、

「延長してもチエちゃんの意思がしっかりあるならいいと思うよ。」
「決めるのはチエちゃんだから、思うようにしたらいい。」
「最後は自分が決めること」


みんなからかけられる言葉には、
「甘やかし」でも、「賛成」でもない、
「チエを信じている」という強い意志だったんです。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ダメージがでかかった。


それだけ、チエを信じて、チエが本気で決めたことなら、間違いじゃないと、
本気で思ってくれているのに、
ここでチエが、周りに甘えて、
自分に甘えて、

「あら・・・・そぅ？？・・・じゃぁ、お言葉に甘えて延長しちゃおうかしら。」

・・・・・・・・・・・・なんて、有り得ない！！！
・・・・・サイテーじゃんチエ！！！

・・・・・・いや、決して、「延長」を決断するのは簡単なことではありませんが、

心からチエを想い、そぅ言ってくれるファミリーのみんなの一言ひとことが、
逆に、
チエに「妥協は許されん！！！」という気持ちを生ませる結果になったのです。

・・・・・・・本当の本当に、「最後の岐路」に立っているんだという事を実感したんです。



チエは、根本を見失うところでした。

自分への誘惑も、お客様への情も押し殺し、気持ちを鬼にして、どうしてもここを出なければならない。


そして、本来自分の守るべきものを、守っていかなければならない。


「甘え」も「妥協」も一切許さず、本当に風俗を卒業するために。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・そぅ決めたはずでした。


　　　　　　　　　　　でも・・・・・・・・・・・・迷いが出た。


・・・分かってはいました・・・。


半年前、「今年いっぱいで卒業しま～すっ！！」と、華々しく宣言していても、

おそらく本当にその時が近づいたら、
色んな形で、誘惑の手があちこちから伸びてくるだろうということ。

色んなところで、決心を揺らがす試練が待ち受けていること。


わかっていました。

そして、まんまと誘惑に惑わされました。


でも、その結果、再びファミリーに目を覚まさせられました。


・・・・・・・・・・・・・・・・・不思議なものですね。


「あーすればいいよ。」「こーすればいいよ」
という意見よりも、

「チエの判断に任せる」

この一言が、いちばん効くんですね。

チエの父も、チエが何かに迷った時は、いつもそぅ言う人でした。


チエは、何度も何度も、ここでファミリーに救われました。

幾度も失敗をしたり、間違いを犯したりしました。
でもそのたびに、
ここでみんなに間違いを正してもらいました。

みんながいなかったら、今の「風俗嬢チエ」は有り得ませんでした。


今も日本のどこかで、ファミリーのひとりが、画面を通じてこれを読んでくれているのでしょう。
そして、心配したり、腹を立てたり、喜んだりしながら、チエの成長を見てくれているのでしょう。


とてもとてもとても暖かく感じています。

本当に、「ファミリーあってのチエ」なんです。





ありがとう。


みんなの「本気」で、



チエ、決心固まりました。







　　　　　　　今月、卒業します。

 たくさんのたくさんのコメント、本当にありがとうございます。
今回チエを想って正直に意見を書いてくださった貴重なファミリーのみんなへ、
ひとつひとつ、大事に返事を書きました・・・。

お時間ありましたら、覗いて見てください・・・



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