大阪から東アジアを視ている人 ~ めざせ「鶏肋」なブログ ~

東アジアの事で感じたことをメインに書いて行こうと思っています。まぁ、素人ですのでたいした事は書けませんが。

天皇陛下と寺内さんによろしく

2005-04-29 03:29:45 | アジア
日本の敗戦から3日後の(昭和20年)1945/8/18、台湾の台北空港で「天皇陛下と寺内さん(寺内寿一:南方総軍総司令官)に宜しく」という言葉を残して、日本と共に戦った一人のインド人が航空機事故により、この世を去りました。

スバス・チャンドラ・ボースです。この人のお墓は、日本の東京都杉並区にある「蓮光寺」ってお寺にあるんですが、普通の日本人は、まぁ知りません。

で、まず「スバス・チャンドラ・ボース」って何者?ってな方も多いと思うので簡単に説明
-----参照開始-----
インドの民族運動指導者。1897年、カルカッタ(現コルカタ)に生まれ、マハトマ・ガンジーの英国支配への非協力・不服従運動に参加。インド国民会議派に入り1938-39年に同派議長。急進路線で穏健派のガンジーと対立。41年、ベルリンに逃れ、武力での解放を提唱。43年、訪日し東条英機首相に支援を確約させ自由インド仮政府を樹立、首班に。インド国民軍を率い旧日本軍とともにインパール作戦参加。45年8月、台北で飛行機事故死。
-----参照終了-----
参照元:http://www.sankei.co.jp/news/050428/kok044.htm
ってな人です。

日本ではガンジーは超メジャーですが、ボースは超マイナーですからね。まぁ、教科書に載って無くてもおかしくない人やからな。俺は学校で習った覚えないし。
そんなマイナーな人物でも、僕はボースもインド独立に与えた影響は大きいと思っているので、正直「ガンジーを教えるのなら、ボースも教えんかい!!インド独立はガンジーの無抵抗主義だけで成し遂げられた物ではないねんぞ!!」と思っている人です。
実際、当時のイギリスはガンジーより日本軍とボース率いるインド国民軍(INA)の方が脅威だったようですからね。

で、何でこんな人を取り上げたかと言うと、5月にインドでボースの映画が公開されるそうです。
インド独立の「英雄」 チャンドラ・ボース映画化
日本でも、公開されるかもしれないそうですね。正直私は、見たいので、是非公開て欲しいです。

インドでも、こういった歴史上の人物は、御多分に漏れず、ボースは出身県以外ではマイナーな人に成り下がってしまったみたいです。
個人的にはちょっと寂しい気分です。ボースはインド独立のために一生懸命がんばったの、この仕打ちはちょっと酷いと思うぞ。
インド人よ、インド独立の重要人物を忘れたらあかんて。
ガンジー覚えてるなら、ボースも覚えろよ。日本人の俺でも知ってるぞ。
でも、確かに、ガンジーの話の方が耳障りはええよな・・・

まぁ、今後、急成長して来るであろうインド市場にくい込む為、また、生産拠点として、インドにも日本企業も多数進出するでしょうから、この映画が日本とインドの関係構築の一助になればいいんですけどねー。
あと、基本的に、インドは中国,朝鮮半島みたいに儒教の国じゃないから、中国、朝鮮半島よりは、日本ははるかに付き合いやすいでしょうしね。あと、ヒンドゥー教は多神教やし、日本人の八百万の神的な宗教観に近そうやし、歴史問題も特に無いことだし、また、インドは中国と国境問題を抱えている(解決したって話も聞いたこと歩けど、詳細はわからんので・・・)ので日本としても中国を牽制する意味で、仲良くしといた方が色々とメリットがありそうやし、インド人は人口も多いから優秀な人も多そうやから、日本人も色々と教えてもらえそうやしね。
これからは、中国じゃないです。インドですよインド。
実際、先を見ている企業はもう既に、中国から手を引き始めているみたいですからね。正直、こういった企業が生き残るのだと思いますね。いや、マジデ。

インド人はこの映画を見て、日本に対して良いイメージを持って欲しいです.
正直、俺は中国、朝鮮半島は仲良く出来んでもかまわないと思っているが、インドとは仲良くしたいと思っているからね。


蛇足だが、今年の頭位にNHKでガンジーの「塩の行進」を現代に再現ってとかいって、ガンジーが「塩の行進」で辿った道を辿って海に出るってイベントやってたな。
ボースでもこれに習って、インパール作戦の再現を・・・ってあかんな危険すぎるな・・・。
ボースでも、なんかガンジーの「塩の行進」みたいなイベントに出来るものがあったら、忘れられない人物になるんやないかなーと思うんやけどなー。良い案は全然うかばんけどね。