大阪から東アジアを視ている人 ~ めざせ「鶏肋」なブログ ~

東アジアの事で感じたことをメインに書いて行こうと思っています。まぁ、素人ですのでたいした事は書けませんが。

終戦を決めた、昭和天皇陛下の御聖断

2005-07-19 16:38:31 | 東アジア
18日 22:00からテレビ大阪(テレビ東京系列)でやっていた「聖断 ~昭和天皇、終戦への軌跡~」見た方っておられました?

私は、番組をやっている事を知らなくて、テレビを偶々つけたら、張本勲氏の原爆体験のインタビューが流れており、そのまま見ていたら「昭和天皇陛下の御聖断」の番組と言う事がわかり、そのままズルズルと見てしまったわけですが、正直言ってズルズル見てしまうだけあって、とても面白かったです。

まぁ、面白いと言う言葉だと誤解を与えるかもしれませんので、自分なりに他の言葉に言い換えておくと
「知的好奇心を満足させるのに、十分な内容だった」ということです。

で、このドラマを見ての感想なんですが
個人的にとても感心したのが、ちゃんと当時の日本が「立憲君主制」である事が描かれていた事なんですよね。
まぁ、実際の天皇の権力構造についての説明はこちらの「大日本帝国憲法」を見ていただくとして、今の一般の日本人は当時の日本を「絶対君主制」だったと勘違いしている人が多いですからね。

まったく、今の学校は何を教えているのでしょうかネ。
まぁ、私も学校で習った記憶はありませんけどねww

でも、ホント、このドラマを見ていてしみじみ感じたのが、ポツダム宣言受諾が8/14になったのは、日本が立憲君主制をとっていたからこそ14日迄ずれ込んでしまったんだと言う事ですよね。
もし、当時の日本が絶対君主制をとっていたのなら、戦争継続なり、降伏なり、今後の方針はもっと早く決まっていたでしょうしね。
まぁ、絶対君主制なら昭和天皇の御人柄、発言内容から「開戦自体が無かった」と、私は思っていますけどね。
あと、昭和天皇陛下の御人柄もきちんと描かれており、とても感心しました。

まぁ、トータル的に見て、非常によく出来たドラマだと思いました。
こういったドラマをもっと作って欲しいですよね。
頑張れテレ東!!

まぁ、個人的に唯一残念だったのが、私がドラマの前半を見逃した事だけですかねww
ホント、ビデオに録画しておきたかった・・・。

これを見られた方は、これを機に、当時の大日本帝国「絶対君主制」ではなく「立憲君主制」だった事をきちんと理解して欲しいですよね。