満ちるは桜。

好きなものを書いてる普通の人日記。

寝盗られ宗介新橋演舞場公演、開始。

2016年05月24日 08時38分19秒 | A.B.C-Z
そういえば、私今度初めて新橋演舞場行くよ~

明日じゃないけど。でも行く。楽しみ。
でも仕事を終わらせないと違う意味で全てが終わって本当に全てが終わって寝盗られ宗介も観に行けないから本当に早く正しくお仕事終わらせなきゃ。
伝打伝助更新されるまで私だって仕事詰まってるしブログ更新するもんかバーロー!
とか思いつつも明日新橋演舞場公演かぁ…ファイティン戸塚さん…
とか思ってしまって結局今ブログ更新してる(・∀・)
完全に自己完結の世界であるよ。

はい、前置き長くなりましたが。

ついに新橋演舞場での公演が始まりますね!
寝盗られ宗介。

寝盗られ宗介なぁ~!面白いよなぁ~!










以下、ネタバレしつつの備忘メモ。


クズと評されたり、座長の評価は散々な気がする。
インタビューを読んでいても座長は女房を寝盗らせる強烈な人だけど、との前置きでどう演じるか聞かれていたように思う。
私が小説を読んで感じたのは自己愛の強い人なのかなぁ、という事だけど、
でも、本当に本当に本当の感想を書くと、
今回の舞台を観て感じたのは、寝盗らせる事は抜きにして、ああいう態度の人は本当にいるから、全てを突き放してクズ!なんて思えないって事だった。
言葉の端々から本当に言いたかった事は違うのだろうな、とか、つい思ってしまう。

そんな言い方をわざわざ選ばなくったって良いじゃないの!
って言い方しか出来ない人も世間にはいる。
本人には全く悪気などなく、むしろ、自分は正しく、理論的で理性的な話し方をしていると思い込んで話しているからタチが悪い。
そんなだから無駄な衝突を生む事もある。
でも、その時に悪いのは学が無かったり、
感情で話そうとする相手側である。
そんな日々で宗介と団員との関係性は良好だ。
そりゃそうなんだ、面倒見の良い座長という立場とそれに従う団員なんて、
荒波が立ちようがない。
それに、座長として劇団を維持したい宗介にしてみれば、
無駄な諍いなんて起こしたくないだろうから、
おのずとレイコに対する態度とは違ってくる。
レイコは宗介にとって、最も自らを解放できる相手なのだと思う。
強く言っても、受け止めてくれる、
それこそ「べた惚れの母ちゃん」である。
でも、そんな事は口が裂けてもレイコには言えない。
多分、宗介が男で、レイコが女で、男はそういうもんだっていう、宗介とレイコの間では成立する男女の仲があるからだ。
ああいう物言いを絶対に許せず拒絶する女性はいると思う。でもレイコはそうしない。
宗介は、わざと色々仕向け、ひどい事を言って、そんな愛の確認の仕方ばかり選びがちだ。
側から見ていてレイコが好きってのはわかる。でも言い方がひどい。
アバズレだの寝盗らせておいて「俺は許してやってる」だの、「お前は教訓を生かせない女だ」だの、言いたい放題だ。
ここら辺が第三者がイラッとする点なんだと思う。
それでもレイコが宗介から離れないのは意地と愛だろうと思う。
ただ、愛しているものの地盤は随分グラついていたから、宗介の放った「浮気しても許してやってる」という言葉がどうしても許せなかった。

愛してるからじゃなくて、許されていただけ。

人には、どうしても許せない一言というのがある。
それは他人からしてみれば本当に些細な、言葉尻一つだったりするのだけど、その些細な事が心には大きなしこりとなり、ある日爆発してしまい全てを拒絶してしまう。
レイコにとって、宗介の一言は許せない一言だったのだろう、ジミーと駆け落ちした彼女は、いつも通りには戻ってこなかった。
だが宗介は、その一言がトリガーとなってレイコが戻ってこないとは思わない。
それでも、言ってはいけない事を言ったことも本能的には理解してもいて、出て行った彼女はもう戻ってこない気がすると言いながら泣いていた。
何より、実父の体調が思わしくないのもあって、自分が落ち着いた所を見せたいのか、ようやくレイコとも籍を入れよう、と考え始めていた宗介にとって、レイコが戻って来ないのは一大事である。
ここら辺は本当に自分勝手だと思う。
レイコの意思は関係ないからだ。

レイコが好きで愛している。
でも家族も大事だし、大事な家族を受け入れて理解して欲しい。

その中で、やはり自分の血の繋がった家族こそ素晴らしい、という考え方は無意識レベルで染み付いていて、花嫁姿を見せたいと思った時に浮かぶ考えは、妹の形見の白無垢をレイコには着せたい。なんて事だから、レイコだってそんなものは着ないって言うし、嬉しくないって言う。

そんな中、結局レイコ不在のまま宗介の故郷で父親にレイコの花嫁姿を見せる為の舞台の幕が上がった。

レイコは、一座に戻ってくるのだろうか?

結論からいうと、レイコは最後の最後に戻って来たように思う。
小説版では明確に戻って来てるような感じはなく、絶望的な状況描写が続いて物語は終わった。
ただ
今回の舞台を観ていて思うのは、レイコは本当に戻ってきているのか?と疑問に思っている。
レイコの現れた時にかかる曲は「夢がさめて」。
夢がさめては、文字通り「夢がさめて昨日が愛しい」という歌である。
今日レイコが来たのに夢がさめて昨日が愛しい歌が流れるって不思議な話だ。
レイコは着ないわよって言った宗介の妹の白無垢を着ていた。宗介の思い通りのレイコの姿だ。
そしていつもは誰からも電話のかかってこないジミーなのに、レイコが宗介のもとに現れた時に着信音が鳴るのだ。
誰からかかってきてる?
レイコが現れるまで、 レイコは誰とも連絡を取らずにいた。

ま、色々考えてると楽しいね。
普通にレイコ戻ってきてると思うしね。

宗介は、頑固で不器用で最低な所もあるけど、
宗介なりにみんなを愛したい!愛してんだよ!って気持ちがわかるから、
なんか、許せてしまう気がする。
コメント
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