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成都観光 洛帯古鎮

2018-07-18 08:44:20 | 海外旅行

「中国水蜜桃の郷」「中国国際桃花節」を開催する場所として知られている洛帯古鎮は四川省成都市の近郊に位置し、成都市内から18㎞とあらゆる交通が利用でき、アクセスにも便利な古鎮として「成都の裏庭」と呼ばれています。古鎮の大半は客家人の古街のように見事に保存され、「世界客家人第一の町」と称えられています。客家とは、西晋時代末期、唐末期、南宋時代末期などに戦乱を避けて黄河流域の中原地方から南下し、江南、江西、福建、広東などの地域に移り住んだ移民者のことです。またこれらの移住先からさらに四川などに移り住んだ者や海外への移民者も客家と言われています。現在でも出身地ごとに建てられた客家の活動拠点となった会館が残っています。言い伝えによると三国時代には既に一つの町としての歴史が始まっており、その時は「万福街」と呼ばれました。「洛帯」という名前の由来には二つの説があり、その一つが三国時代の蜀王の劉禅が井戸の中の鯉を捕まえようとして、うっかり腰に付けた玉帯を落としてしまったという逸話に因んだ説で、もう一つがこの一帯で天空から玉帯のように流れ落ちる川があることに因んだ説です。また、「洛帯」という名称が初めて唐の時代の書籍にはっきりと記載されており、1000年以上の歴史を持つ古い町であるということがわかります。

洛帯古鎮は観光資源としてだけでなく歴史的文化財が町のいたるところに点在しています。特に1000年の歴史を持つ客家人のユニークな建物が観光客の人気を集め、町の約85%の建物が客家系のものとされ、名実ともに四川省における客家人の集中居住地の代表する建築物として認められています。これらは主に「一本の街道と七本の路地」として区分されており、整然された空間が展開されています。町の左右には明清時代の建築様式をもつ店が軒を連ね、メインストリートである「一本の街道」は全長1200mもあり、幅8mの道全てが石畳みで整備されています。七本の路地は平行に街道を垂直に交わるように配列しています。そして、この町で最も厳重に保管されている国の重要文化財として「四大会館」(広東会館、江西会館、湖広会館、川北会館)と客家博物館及び客家公園があり、総面積約20000㎡の広さを誇ります。これらは中国古代建築において豪華かつ燦爛な建造物であると高く評価されています。また各会館内は主柱から天井まで鳳凰や龍、人物などの色鮮やかな絵がきめ細かに描かれ、いずれも高い芸術性を持っています。さらに巨大な半円形の「風火塀」(防火壁)は青煉瓦で築かれ、その造形美はさながら空を舞いあがっている龍のように見え、この時代の建築物の最も特徴的な点とされています。

これらの建築物が客家人の移民文化を裏付ける文化財として、また洛帯古鎮の貴重な観光資源としてもその観光文化の魅力をあますところなく表現しています。そして、この客家人文化に関する伝統的な風俗習慣が現在まで伝えられてきました。例えば客家方言といわれる独特の言葉や客家人の儀式として複雑な結婚の風習、実生活の中で生まれた素朴な感情を伝える民歌(民謡)、人々に親しまれている客家人の火龍や水龍を振り回す習慣、昔からずっと伝えられた美しい物語などがあります。また客家人の昔ながらの工芸品として主に木造細工や布工芸、藁編み、そして特徴的な服飾があります。最後に客家人の伝統料理も観光客にとって楽しみの一つとなっています。
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成都観光 平楽古鎮 平楽古鎮行き方

2018-07-18 08:33:22 | 海外旅行
平楽古鎮は四川省成都の西南部にある邛崍市に位置し、成都市から93㎞の距離にあります。この古鎮の敷地面積は70平方キロメートルで、中には明清時代に建築されていた建物があり、昔から「一平、二古、三夾関」と言われてきました。平楽古鎮の歴史は上古まで遡り、2000年以上の歴史を歩み続けて「平落」と呼ばれたことがありました。また、平楽古鎮は自然の緑に覆われた中に独特の歴史的、文化的な雰囲気に包まれています。古鎮の西方を流れる美しい白沫江が長年にわたり古鎮独特の田園風景を形作り、この地の牧歌的な郷土文化を育んできました。

平楽古鎮は紀元前150年ほど前には町としての歴史を発足させており、以来地元の人々の手によって築かれた古い石畳みや古寺、古橋、大木、堰、牌坊、路地などにはいずれも歴史のロマンを含んでおり、村から聞こえてくる古い民謡が古鎮の純風美俗を美しく伝えています。

地理と気候に恵まれた平楽古鎮は山いっぱいに生えている竹を活かし、宋の時代から製紙の里として発展してきました。また、宮廷へ納める貢物であるお茶の産地としても有名で康熙皇帝からは「天下第一の圃」という証を授けられています。平楽古鎮を構成する古民居は大小合わせて33本の街道によって区切られており、一階が商品の売買を行う店として機能し、二階以上が住居となっています。その建物の殆どが木造で、釘を使わずにホゾとホゾ穴が組み合わさって造られ、屋根には黒一色の瓦が敷かれています。これら古民居は魚の骨のような形をしていて、それぞれの接続部が荷物の運搬に便利な港となっています。古民居の屋根は全体が整然として高低起伏のある美観を生み出しています。現在も明清時代の風貌を彷彿させる22本の街道が残されており、そのスケールの大きさと統一された均一美で四川省西部において名高い観光スポットであり、四川省西部最大の古民居群と称されています。

平楽古鎮は宗教文化の息吹が濃厚なところでもあり、昔から数多くのお寺や祠が建立されましたが文化大革命の時代にそのほとんどが壊されてしまいました。金華山の天宮寺の岩肌に刻まッれた現存する大仏は唐の時代のものであり、その厳かな雰囲気は生き生きとした生命感さえ感じさせます。また岩肌に丁寧に造られた「空を駆け巡る馬」の遺跡は中国全土にも二枚しかないことから重要文化財に指定されています。ほかにも1860年に建てられた楽善橋は四川省で最大規模の古代における石造アーチ橋があります。平楽古鎮にはシルクロードの通り道であったとされ、その証となる巨大な栗石で築いた道が広がっています。さらに、この古鎮は74ヶ所の製紙遺跡が発見されており、その存在は高く評価されています。最後に、平楽古鎮の歴史を静かに物語っているのが唐宋時代に植えられたガジュマルの大木群であり、まるで緑の傘のように炎天から古鎮を守っています。

このような古い歴史に育まれた平楽古鎮には独特の民俗行事も多く存在し、現在も人々に親しまれています。紙の原料とされたカラムシが砕ける際には労働の歌を人々の間で歌う習慣が定着しており、平楽古鎮のユニークな文化現象として高く評価されています。ほかにも平楽古鎮の竹細工やお茶、木彫り、木の根彫り工芸など長い歴史の中で伝承され、多くの人々を魅了しています。

平楽古鎮は小さいながら中国の輝かしい文化や歴史をうまく演出しており、古鎮全体が伝統文化や歴史の集大成になっています。そして、古鎮独特の歴史と文化、素朴な風習が人々の心を癒してくれます。
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