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成都観光 中国西部で一番の高さを誇る四川省テレビタワー

2018-08-31 08:36:40 | 旅行
中国成都市内の観光と言えば、三国志の武侯祠、錦里や寛窄巷子といった歩行街の歴史ある景観のスポットが有名ですが、キレイな夜景を楽しめるスポットがあるんです!中国西部で一番高い四川省テレビタワーへ登ってみませんか?
成都は内陸の都市で中国南西部に位置する四川省の省都です。電車で1時間半~2時間程度の距離にある重慶ももともとは四川省に属しており、成都と肩を並べていましたが、1997年に重慶は直轄市として四川省から分離したため、現在四川省最大の都市は成都となっています。
中国の成都ってどんな都市?
成都は三国志で有名で市内の観光は主に歴史ある景観のスポットがほとんどです。その他にはパンダ繁殖研究基地があることから、パンダが有名で街中の至る所でパンダグッズを目にします。
そんな成都ですが、高いビルも多くとても都会な印象を受けることでしょう。春熙路歩行街は特に伊勢丹があるなど、都会のにぎわいを見せています。
歴史的な一面も残しつつ大都会へと成長している魅力ある成都を見渡せる展望台があります。
西部で一番高いタワーである四川省テレビタワーは成都の東を流れる錦江のほとりに位置しています。
この地域では錦織の製造が盛んに行われており、錦織物を仕上げる際にこの川で洗っていたことから、錦江の名が付きました。一時は川の汚染が深刻な問題となっていましたが、現在は改善され、この川の周辺は高層ビルが建てられるなど開発が進んでいます。
中国西部で一番の高さを誇る四川省テレビタワー
その中でもひときわ目立つタワーが四川省テレビタワーで、東京スカイツリーを彷彿(ほうふつ)させる形をしています。高さは339メートルで東京タワーより6メートル高いです。
1980年代に計画が立てられ、1992年に建設が始まってから完成するまでには12年の歳月がかかり、2004年から電波塔としての役割を担っていました。一般の人々への公開はそのまたさらに9年かかり2013年に展望台がオープンし人々が楽しめる施設になりました。
四川省テレビタワーのふもとにはショッピングセンターがあり、ショッピングやグルメを楽しむことができます。
タワーの入り口は階段とエスカレーターがあり「天府熊猫塔」の文字があります。ふもとまで行きタワーを見上げるととても高く感じられ、迫力があります。
中国語では「天府熊猫塔」と呼ばれることもありますが、正式名称は「錦、糸へんに秀、天府塔」が投票の結果決められた名称です。錦織物が有名な事と古くから天府の国と呼ばれていたことに由来します。その他にも四川電波塔や成都電波塔などと呼ばれることもあります。
階段かエスカレーターを使用し、まずはチケットセンターへと向かいます。レストランでの食事やVR体験がセットになっているチケットも販売されています。展望台へ登るのみのチケットももちろん購入が可能で、展望エレベーターか通常のエレベーターかを選ぶことができます。
展望エレベーターはガラス張りのエレベーターでなかなかスリルがあります。ガラス越しの景色がどんどん遠くに!高所恐怖症の方は思わず一歩下がってしまうかも。
高さを肌で感じられる屋外展望台をご堪能ください!
エレベーターが到着したらさらに階段を上ります。218メートルの展望フロアは屋外になっており、心地よい風を感じることができます。
展望フロアは360度の景色を楽しむことができ、ガラスの上の柵の間からガラスに阻まれることなく写真を撮ることができるのは写真好きにとってはうれしいポイント!
展望フロアの4カ所に出っ張っている部分があり、下はガラス張り、3方向にガラスはなく柵のみとなっています。写真スポットになっていますが、高所恐怖症の方が足を踏み出すにはかなりの勇気がいるかと思います。
夜訪れた際には輝く高層ビルと建物の窓から漏れる無数の星のような光を眺めることができます。思わず中国にいることを忘れてしまう様なキレイな景色に出会えます。
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成都観光 成都市内観光 成都地下鉄

2018-08-29 11:14:35 | 旅行
絶景はここにもあった!中国・成都で見るべき観光
広い中国の中でも、成都は特に人気のスポットです。その歴史は長く、日本でも有名な三国志の時代には蜀の都として繁栄していました。現在でも政治、経済、文化の要地です。豊かな自然や古い歴史を感じられるスポットや、近代発展した都会的なエリアなど、みどころ満載の成都。特にオススメの絶景スポット5選をご紹介します。
中国・成都ってこんなところ
成都の住所・アクセスや営業時間など
名称 成都
住所 Chengdu
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料

古代からのライフライン、都江堰(とこうえん)
都江堰(とこうえん)は、2000年にユネスコ世界遺産にも登録された人気観光スポットです。
2300年も昔に行われた水利工事によって作られたという長い歴史を持っています。
かなり古い施設に思われますが、今でも成都平原一帯の灌漑に利用されている現役の施設。
観光客にとっては絶景を見ることができる注目スポットであり、地元の人にとっては大切なライフラインでもあります。
都江堰の住所・アクセスや営業時間など
名称 都江堰
住所 Dujiangyan, Chengdu, Sichuan, China
営業時間・開場時間 施設による
利用料金や入場料 施設による

道教発祥の地、青城山(せいじょうさん)
青城山は、成都から70㎞ほどの場所にある山で、その名の由来は「四季常青=1年通して美しい緑に覆われていること」からだとか。
青城前山・青城後山に分かれた周囲120キロという広大な山域は、都江堰(とこうえん)と同年にユネスコ世界遺産に選ばれています。
中国の道教発祥地のひとつとされ、道教関連の施設も点在。
その歴史からも神秘的な雰囲気をあじわうことができる絶景観光スポットです。
Qingchengshanの住所・アクセスや営業時間など
名称 Qingchengshan
住所 四川省都江堰市青城山
営業時間・開場時間 08:00-18:30
利用料金や入場料 90元

都会の中の静寂…青羊宮(セイヨウキュウ)
成都最大の道教の寺院(道観)、青羊宮。
こちらもとても長い歴史があり、その起源は周の時代(BC1046~245年)と言われています。
戦争で一時消失したものの、清の時代に再建されたのが、現在の姿です。
道教の始祖である老子が、青い羊を連れて通ったという伝説が伝えられています。
主な建物は、霊祖楼、八卦亭と三清殿などで、青羊像なども人気です。
歩いてみるとなかなか広いので、中の飲食店で休憩を取りながらゆっくりと巡るのがオススメです。
大都会成都の中にありながら、古い寺院ならではの静けさを感じられるオススメスポットです。

文殊院…古い町並みの一角に鎮座する美しいお寺
文殊院は、南北朝時代(420~589年)に創建された仏教寺院。
四川省の仏教の中心とされています。
こちらも明時代に戦火によって焼失し、清の時代に再建されました。
精巧な透かし彫りの飾り窓が特徴的です。
成都の人は宗教心が深いそうで、線香を供えに来る人々は後を絶ちません。
また、お昼時には、肉料理や魚料理を「野菜」で再現した中国ならではの精進料理を味わうことができます。
文殊院の周辺は古い町並みが囲んでおり、町の雰囲気と併せて、景観を楽しむことができるスポットです。
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成都発九寨溝ツアー 九寨溝現地ツアー 九寨溝黄龍ツアー

2018-08-26 08:53:01 | 旅行
「諾日朗瀑布」、九寨溝一絶の「五花海」
九寨溝の渓谷はY字型になっていて、長さは南北に約30キロにもおよびます。
渓谷ぞいに点在する湖は「海子」とよばれていて、滝とともに観光スポットの中心です。
九寨溝は5つのエリアに分かれているので、それぞれの見どころを紹介しましょう。
まずY字の一本足にあたるエリアが「樹正景区」です。
ここは見どころの多い場所として知られています。
もっとも有名なのが諾日朗瀑布(だくにちろうばくふ)。
高さ25メートル、幅320メートルのおおきな滝で、記念撮影に人気のスポットです。
そこから下流には犀牛海(さいぎゅうかい)という海子があり、時間によって色の変化がおおきいことで有名。
さらに下流には、19の海子があつまった樹正群海、湖底の沈殿物を龍にみたてた臥龍海、水面のきらめくさまが火花にみえる火花海(かかかい)などの海子もあります。
Y字の右枝にあたるエリアは「日則景区」とよばれます。
ここには九寨溝を代表するみどころ、五花海(ごかかい)があります。
まっさおに透きとおった水、サンゴ礁のような湖底の倒木、時がとまったかのような静けさは、「九寨溝一絶(九寨溝にしかない)」といわれるのも納得です。
また日則景区には珍珠灘瀑布(ちんじゅたんばくふ)という滝もあり、マイナスイオンをたくさん浴びることができます。
広大な「長海」、あざやかな「五彩池」、盆栽のような「盆景灘」
Y字の右枝をさらに先端にすすむと、「原始森林景区」というエリアにたどりつきます。
ここの見どころは芳草海(ほうそうかい)とよばれる海子。
名前のとおり、湖の中には草がたくさん茂っています。
切り立った山にはまされているので、両側の雄大な山々はせまってくるかのよう。
ここは立ち寄る観光客も比較的すくなく、早朝などはとくにおススメです。
いっぽう、Y字の左枝にあたるエリアは「長海景区」とよばれています。
ここには九寨溝でいちばんおおきな海子である長海があります。
長さ8キロメートル、幅600メートルの長海の景観は、大陸の自然の雄大さを感じさせてくれます。
またそこから右手に行くと、九寨溝一のあざやかさをほこる五彩池。
その水の色はまるで南国の海のようです。
九寨溝の入り口にもどってくると、Y字の一本足のいちばん下にあたるエリアに「宝鏡崖景区」があります。
ここはいちばん最後におとずれる観光客が多いようです。
見どころは、浅瀬に生えるツツジや松などの木々がまるで盆栽にみえる盆景灘(ぼんけいたん)。
石灰岩がつくった自然の棚田のような浅い湖に、木々が点々と生えているさまはまるで庭園のようで、心癒されます。
またここにはほかにも、鏡のようになめらかな巨大な一枚岩の宝鏡岩などがあります。
九寨溝に行くなら動植物や近くの見どころも堪能しよう
九寨溝のめずらしい動植物
九寨溝はバスをうまく使えば一日でまわることもできますが、できればひとつひとつ、時間をかけてゆっくり観光したいところ。
とりわけ日程に余裕があれば、海子や滝のながめをたっぷり楽しむとともに、動植物にふれたり、べつの見どころまで足をのばして堪能したりしてみましょう。
九寨溝は希少な植物の宝庫で、周辺には約3000種の植物があるといわれています。
7月から8月にかけては、めずらしい高山植物がいっせいに花を開きます。
あわい青が美しいブルーポピーや、メコノプシス科のケシ、またキンポウゲやアツモリソウ、エーデルワイスといったおなじみの植物まで。
九寨溝を歩くときには、足元の植物にもぜひ目をくばってみてください。
また九寨溝にはさまざまな動物も生息していて、そのうち27種は中国の国家重点保護動物に指定されています。
もっとも有名なのはジャイアントパンダ。
四川省全体で1000頭あまりしかいないので、めったに見ることはできませんが、かつて九寨溝でパンダが水を飲んでいたという湖は「パンダ海」と名づけられています。
ほかにもキンシコウや藍馬鶏など、九寨溝にはめずらしい動物がたくさんいます。
運がよければ見かけることができるかも。
黄龍や松州古城にも足をのばそう
九寨溝から南へ70キロほど行くと、黄龍という渓谷があります。
九寨溝とともに世界自然遺産に登録された景勝地で、長さ7.5キロメートルの渓谷に、青い水をたたえたいくつもの湖を見ることができます。
とくにおススメは渓谷のいちばん奥にある棚田のような池のあつまり。
無数のお盆のなかにエメラルドグリーン色の水が注がれたような景観には、おおくの観光客が言葉をうしないます。
黄龍は九寨溝とくらべて長さがみじかいので、すべてを見るのにそれほど時間はかかりません。
九寨溝に旅行の際には、黄龍もぜひセットで見学してみてください。
ただ、みじかいといっても標高3000メートルの高地。
往復ともに歩くよりも、行きはロープウェイを使ったほうがいいでしょう。
ロープウェイは入り口から渓谷の最奥まで、8時半から17時半のあいだ運行しています。
黄龍からさらに南西30キロのところには、松州古城という、城壁にかこまれたちいさな町があります。
この松州古城は2300年前から、中国とチベットとの交易で栄えたところです。
唐の時代にはソンツェン=ガンポが文成公主を迎えにこの町までやってきたという言い伝えもあり、二人の仲睦まじい銅像が建っています。
チベットの民族衣装を売る店や、城門のライトアップもあるので、松州古城もぜひ立ち寄ってみてください。
九寨溝へのアクセスと宿泊
九寨溝へのアクセスは成都経由がおススメ
九寨溝へ行くには、まず四川省の省都である成都を目指すのがいちばん便利です。
日本の主要空港から成都へは直行便が飛んでいて、成田空港からの場合6時間たらずのフライト。
また西安や北京などの中国国内や、ソウルや台北などを経由して行くこともできます。
ちなみに成都ではパンダの繁殖基地を見学したり、本場の四川料理を楽しめたりします。
成都から九寨溝へは、飛行機かバスで移動します。
飛行機の場合は成都双流国際空港から九寨溝黄龍空港まで約1時間、空港を降りてから九寨溝まではバスかタクシーで1時間半ほどの移動になります。
なおチャーターでない場合、空港から九寨溝までは乗合バスとなるので、定員にならないと出発しません。
また、成都からバスで九寨溝へ向かう場合は、10時間ていどかかります。
九寨溝に着いたら、渓谷内の移動は専用のグリーンバスです。
30キロもある渓谷なので、仮にすべて歩いてまわったら3日間かかります。
ただハイシーズンには観光客で車内はすしづめ状態。
最近は渓谷内専用のチャーターバスを貸し切るツアーも多いので、混雑がいやな人はチャーターバスのあるツアーを組んでいくといいでしょう。
九寨溝にはホテルがいっぱい
観光客のなかには九寨溝の魅力を満喫しようと、九寨溝で2日、3日とすごす人もすくなくありません。
そうした観光客向けに、九寨溝にはホテルが30件以上立ちならんでいます。
英語表記で「HOTEL」「INN」と出ていたり、中国語で「大酒店」「賓館」「青年旅舎」などと表記されていたりするのが、宿泊施設です。
宿泊施設のおおくは、九寨溝入口近くの省道ぞいにかたまっています。
入口から西へ約2キロにわたって、東へは約4キロにわたって、たくさんのホテルが集まります。
この省道ぞいには飲食店やお土産屋さん、劇を鑑賞できる演芸館やバスセンターなども立ち並んでいるので、ホテルから出てぶらぶら散策したい人にはおススメの場所です。
外資系のシェラトン九寨溝リゾートなどもこの省道ぞいにあります。
九寨溝の渓谷のなかにもいくつかホテルがあります。
また、九寨溝からすこし離れた場所にもホテルが点在し、おちついてゆっくりすごせます。
ちなみにホテルのなかには、チベット風の外観やおもてなしを特徴にしているものもあります。
予算や目的、日程や観光趣旨にあわせて、宿泊施設をえらぶといいでしょう。
ただ宿泊施設のおおくでは、オフシーズンである冬には全面休業したり、一部の施設が使えなかったりします。
宿泊先の情報をよくチェックしてください。
九寨溝を観光するときに気をつけること
いちばん混雑するのは10月初め
最後に、九寨溝観光のさいの注意点をまとめてみます。
まず観光に適した季節ですが、積雪のなくなる4月から11月中旬にかけてが、九寨溝のハイシーズンとなります。
冬でも入場は可能ですが、湖や滝の水量もすくなく、また積雪のためおおくの遊歩道が閉鎖されます。
春には山火事がおおいので、やはり遊歩道の制限があったりします。
夏は雨がおおいため、傘やカッパが必需品です。
そして秋になると紅葉が見ごろとなり、いちばん混雑します。
とくに中国の大型連休にあたる10月初めは人並みでごったがえします。
九寨溝の入場料は2017年現在、ハイシーズンで大人1名あたり220元、11月16日から3月31日のオフシーズンは80元です。
入場券は1日だけ有効となります。
また1日あたりの入場人数に制限があるので、とくに秋には夕方から行くと入れないことも。
早めの入場をおススメします。
九寨溝のなかの移動は専用のグリーンバスをうまく利用しましょう。
1日フリー乗車券はハイシーズンで90元、オフシーズンには80元です。
Y字の交点部分にはバスの乗り換え地点があります。
ちなみに乗り換え地点のすぐ近くには観光センターもあり、バイキング形式のランチを食べることもできます。
気になる高山病は……
九寨溝の観光で気になるのは、高山病です。
九寨溝黄龍空港は標高3500メートル、九寨溝の入口が標高2000メートル、渓谷のいちばん奥にある長海では標高3200メートルに達します。
ただ、健康で、かつ走ったりムリしたりしなければ、そんなに心配いりません。
空港などで携帯用の酸素ボンベも売っているので、心配な人は購入しましょう。
もし高山病の症状が出てきたら、すぐに休んでください。
それでも治らなければ成都などの低地まで早めに降りましょう。
服装は、季節にあったものを着ていくといいでしょう。
冬は冷え込みますが、1月の平均最高気温は4度前後と、そこまでの寒さではありません。
春には20度以上に気温が上がりますが、夜は10度以下になることもあるので、重ね着をこころがけましょう。
夏には基本、Tシャツ一枚でだいじょうぶです。
ただ雨がおおいので上にはおるものがあるといいでしょう。
秋も春と同様です。
また九寨溝の遊歩道は最高級の木材でしっかり整備されているので、歩きやすい靴であれば、それほど気をくばることはありません。
以上の点に気をつけて、九寨溝の観光を楽しんでください。
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九寨溝観光  九寨溝ツアー 九寨溝現地ツアー

2018-08-26 08:33:47 | 旅行
中国の四川省北部の山中にある九寨溝(きゅうさいこう)。その神秘的な景観から、世界自然遺産に登録され、また近年では中国西部随一の観光スポットとしておおくの観光客がおとずれています。「こんな景色は見たことがない」「生きているうちに見れてよかった」と、満足度もたかい景勝地です。今回はこの九寨溝の成り立ちと見どころ、そしてそこに暮らすチベットの人々の歴史を紹介しましょう。
九寨溝ってなに?どこにあるの?
九寨溝とは渓谷の名前です。
四川省の北部、標高2000メートルから4500メートルの山々にかこまれた場所に、九寨溝はあります。
中国名は「九寨沟(ジウジャイゴウ)」。
この呼び名は、ちかくにチベット族のちいさな集落(山寨)が9つあったことに由来します。
国の認める景勝地のひとつであり、正式名称は「九寨溝国家級風景名勝区」といいます。
九寨溝は、四川省内のアバチベット族チャン族自治州に位置します。
アバとは、チベット語の「ガパ」あるいは「ガワ」に由来し、いずれも「収穫」を意味します。
またチャン族とは中国に55ある少数民族のひとつです。
中国の行政区分ではチベット族と同列の少数民族とされていますが、チベット族の分派ともいわれています。
この自治州には、45万人のチベット族と、15万人のチャン族、そして23万人の漢民族が暮らしています。
このアバチベット族チャン族自治州の北東部に、九寨溝があります。
近年までずっと、現地の住民以外はだれも知らない秘境でしたが、20世紀後半の森林伐採によって発見され、またたくまに有名な景勝地となりました。
1992年には「九寨溝の渓谷の景観と歴史地域」として、ちかくの黄龍(こうりゅう)とともに、世界遺産に登録されました。
九寨溝の見どころは?
九寨溝の見どころはなんといっても、その神秘的な景観です。
とくに大小100以上の湖の、青く透きとおった湖水は、見るものをかならず魅了します。
幻想的なエメラルドグリーン、水底の倒木まではっきり見える透明度、周囲の木々と空をうつすおだやかな水面、そして圧倒的にひろがる山々と空……。
信じられないほどの景色が目の前にひろがります。
また九寨溝には瀑布とよばれる横長の滝もいくつかあり、白い布のように水が流れおちる様はまさに絶景。
日本ではめったに見ることのできない景色です。
周囲の山々は四季によって姿を変え、冬には雪景色を、春には新緑を、夏には鬱蒼としげる深い緑を、そして秋には紅葉を楽しむことができます。
こうした景観をもとめて、日本からも毎年おおくの観光客が九寨溝をおとずれます。
「どこまでもつづくブルーと大陸ならではの圧巻の景色」「日本の裏磐梯を1000倍すごくしたところ」「絶景の連続に息をのむばかり」「一生に一度は見て」など、じっさいにおとずれた場合の満足度がとても高いのも特徴。
中国西部に行くなら、九寨溝は外すことのできない必見スポットです。
九寨溝の自然はどうやってつくられた?
かつて九寨溝は海の底だった
九寨溝の自然にふれると、こんな神秘的な風景がどうやってつくられたのか、不思議になりますよね。
現地の伝説では、天上で女神が鏡をつかって悪魔と戦ったとき、あやまってその鏡を地上に落としてしまい、割れて分かれていまの湖がつくられたと伝わっているほど。
そこでまずは自然の成り立ちから、九寨溝の歴史の説明をはじめていきましょう。
2億年以上前、まだすべての大陸がひとつだったころ、九寨溝は海の底にありました。
海底にはサンゴや貝など、石灰質の殻をもつ生物の死骸が堆積し、ゆっくりかたまって、石灰岩となっていきました。
やがて地殻変動によって大陸は分裂し、同時に九寨溝のある場所はもりあがって、地上に出てきました。
約9000万年前、南のゴンドワナ大陸からインド大陸が分裂します。
インド大陸はゆっくりと北上して、やがて約5000万年前に、ユーラシア大陸とぶつかりました。
ぶつかった後もインド大陸はユーラシア大陸の下にもぐりこんでいったので、衝突場所が上に押しあげられて、ヒマラヤ山脈やチベット高原になりました。
その東では、しわをつくりながら大地が押しあげられ、たくさんの山脈が形成されました。
こうして九寨溝は山脈のなかに位置する高地となりました。
透明度が高いのは炭酸カルシウムのおかげ
約300万年前からは、何度も氷期がおそいました。
山脈は氷河によって削られ、九寨溝をはじめとするたくさんの渓谷がつくられていきました。
やがて氷期がおさまると、渓谷には、炭酸カルシウムをおおくふくむ水が流れこむようになりました。
石灰岩は水に溶けやすく、水中にたくさんの炭酸カルシウムを放出するからです。
とくに九寨溝には、おおくの炭酸カルシウムをふくんだ水が地下から湧き出していました。
炭酸カルシウムは水中のチリやホコリを吸着して沈殿し、水の透明度を上げます。
また倒れた木々はつめたい地下水と炭酸カルシウムによって、腐食することなく、水底に残りつづけます。
そしてこうした沈殿物や木々によって、地下水が地表でせきとめられ、おおくの透明な湖を形成していったのです。
いまでも九寨溝の湖は炭酸カルシウムをたくさんふくんでいます。
湖水がおどろくほど透明なのも、このおかげです。
また透明度が高いと水は青くみえますが、光の当たり方によって、エメラルドグリーンになったり、深い青になったり、周りの木々を鏡のようにうつして緑色になったりします。
1日のなかでもいろんな表情をみせるのが九寨溝の特徴のひとつです。
現在、九寨溝のあるアバチベット族チャン族自治州は四川省の中にありますが、伝統的なチベットの地理区分では「アムド地方」とよばれる地域の東南部にあたります。
雍正帝がおこなった分割によって、九寨溝はチベットから切り離されたのです。
そしてこの分割政策は、のちの中国にも引き継がれていきます。
現代になってやっと九寨溝が「発見」される
このころ中国では「大躍進政策」が掲げられて、各地で人海戦術での開発がすすめられていました。
九寨溝の森の木々も、1960年代にかけて、大量に伐採されました。
そしてあるとき、ひとりの労働者が森の中に、青く透明な湖をたたえた美しい渓谷を発見します。
じつはこのときまで、九寨溝は地元のチベット人たちしか知らない秘境だったのです。
そしてこの「発見」によって、九寨溝はいっきに人気の観光地への道をたどります。
九寨溝の自然保護と観光地化
1975年、中国の農林水産省の作業チームが九寨溝をおとずれて調査します。
そして「九寨溝はゆたかで貴重な動植物を有するほか、世界でもまれにみる景勝地である」と結論づけました。
おなじ年、中国の林業科学院院長が九寨溝をおとずれて、その景観に衝撃をうけ、九寨溝の保護を四川省と政府にうったえます。
中国政府はすぐにこれを受け入れて、九寨溝周辺の伐採を禁止しました。
1978年には九寨溝に対する伐採が全面的に禁止され、2年後には国の保護区に登録されました。
こうして自然保護がすすむとともに、九寨溝の観光地化も急速にすすめられていきます。
中央政府によって国家級景勝地と認定され、管理局もつくられて、1984年からは観光地として本格的に営業を開始しました。
九寨溝のうわさはすでにひろく伝わっていたので、中国全土から観光客がおしよせるようになりました。
ちなみに九寨溝は、9つのチベット人の集落があることからこう名付けられたのですが、観光地化がすすむにつれて、集落の数ははんたいに減っていきました。
2017年現在では、3つの集落をのこすのみとなっています。
このうち樹正寨という集落は、お土産屋さんや飲食店がたちならぶ観光の町となっています。
世界でここだけ?トリプルスリーの栄冠をもつ九寨溝
「世界自然遺産」と「生物圏保全区域」に登録される
観光地となってからも、九寨溝の自然は中国政府によって手厚く保護されていきました。
こうした取り組みとその景観が認められて、1992年、九寨溝はユネスコによって世界自然遺産に登録されました。
世界遺産になったことで、九寨溝の名はさらに知れわたり、世界中から観光客がおとずれるようになりました。
また、くりかえしおこなわれた調査の結果、九寨溝には貴重な動植物もたくさんいることが確認されました。
標高が高いため、めずらしい高山植物が色とりどりの花を咲かせます。
またジャイアントパンダや、孫悟空のモデルといわれるキンシコウという猿など、めずらしい動物も暮らしていました。
これらの多様な生態系と、人間との共生がはかられていることから、1997年、九寨溝はユネスコによって「生物圏保全区域」にも登録されました。
これは世界自然遺産よりも、生態系と人間との共存関係によりポイントをおいた制度です。
日本では志賀高原や、屋久島・口永良部島などがこの生物圏保全区域(日本では「ユネスコエコパーク」とも呼びます)に登録されています。
「グリーングローブ21」にも認定される
観光客がさらに増加すると、九寨溝の管理局は渓谷ぞいに木の歩道をつくったり、天然ガスを利用した低公害型のグリーンバスをはしらせたりと、観光と自然の両方に配慮した取り組みをしていきます。
また九寨溝の道路ぞいには、たくさんのホテルや飲食店、演芸館がつくられました。
演芸館では、チベット仏教の説話にもとづいたダンス劇や、ソンツェン=ガンポのもとに嫁いだ文成公主という女性の故事などが上演され、チベット文化にもふれることができます。
こうした観光業が評価されて、九寨溝は2001年、国際的な認証制度である「グリーングローブ21」に認定されました。
グリーングローブとは世界的な認証機関で、ホテルや観光地などに国際標準の評価をあたえ、エコツーリズムを推進しています。
この制度に認定されたことで、九寨溝は3つの栄冠をもった、世界でもまれな観光地となりました。
いま九寨溝には、美しい自然と貴重な動植物とチベット文化をもとめて、おおくの観光客や研究者がおとずれています。
以上、九寨溝の歴史をみてきました。
このように九寨溝はすばらしい景観をもつだけでなく、チベットと中国が絶えず交差した複雑な歴史ももっています。
世界遺産の登録名が「九寨溝の渓谷の景観と歴史地域」となっているのもこうした理由です。
つづいて、こうした九寨溝の見どころを紹介しましょう。
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九寨溝黄龍観光  九寨溝黄龍ツアー 九寨溝現地ツアー

2018-08-22 10:01:43 | 旅行
大自然の神秘…中国で見れる滝、湖、渓谷、沼…水にまつわる絶景
四川省の成都の北400km、南坪県(なんへいけん)の岷山山脈(みんざんさんみゃく)にある秘境、九寨溝(きゅうさいこう)。原始林を背景に、大小合わせて108もの湖(地元の人々は海の子と呼ぶ)が点在しています。
伝説の湖の数々 九寨溝の自然景観
九寨溝は全長40kmあまりの、樹正溝、日則溝、則査窪溝という3本の水路が逆Yの字に伸びている、総面積6万haの景勝地です。
成都からバスで一泊二日かかります。
九寨溝の住所・アクセスや営業時間など
名称 九寨溝
住所 四川省阿坝藏族羌族自治州九寨沟县漳扎镇境内
営業時間・開場時間 4-11月:現地時間 06:30-18:00 11-3月:現地時間 06:30-17:00
利用料金や入場料 旺季4-11月:220元 淡季11-3月:80元
九寨溝のスポットページ
美しいエメラルドグリーンの秘密
3つの水路が集まる場所が諾日朗で、ここから日則溝に沿って景色が広がり、中でも五花海は石灰岩の地層が大量の炭酸カルシウムを含み、水を浄化するため、湖の透明度は30mまであります。
エメラルドの湖に沈む水中の木の幹
エメラルド色の水をたたえ鏡のように澄んだ湖面に山や木々が映り、湖底に沈んだ倒木や生い茂る水草に陽光が差し込んで輝く様子は目を奪うほどの美しさです。
見ごたえのある幾筋もの滝
付近は河岸段丘を呈するため、湖と湖の間には多くの瀑布が形成されています。
銀色のしぶきを上げていくつもの滝が、絹をかけたように連なる様は圧巻です。
山々と湖のコントラストが美しい秋の九寨溝
九寨溝が一番美しい季節は、木々が文字通り五色に彩られる紅葉のころです。
色彩豊かな紅色や黄色の葉と湖面の色が、幻想的な世界を作り出します。
微妙な濃淡のある3000以上の湖沼群
樹海に囲まれた峡谷に展開する、地表に露出した石灰岩層に水がたまってできた大小の湖が、傾斜しているその地勢のままに段々畑になって重なっている珍しい風景です。
澄み渡る青空や緑の美しい山々など周囲の風景を鏡のように映し出し、まるで1枚の絵のような景色です。
「青」だけでは表現しきれない湖水の色彩美が堪能できます。
貴重な生物が生息する保護区になっている九寨溝
一帯は冬虫夏草をはじめとする漢方薬素材の宝庫であるとともに、中国全土で約1000頭にまで減っているジャイアントパンダ、レッサーパンダ、金絲猴(きんしこう)などが生息しています。
中国で最も美しい水景
9つのチベット族の村落(寨)が高い山と湖沼に囲まれたこの渓谷(溝)にあることから、九寨溝と呼ばれるようになりました。
山の女神が天界から落とした鏡が割れて湖になったという伝説もあります。

明代に創建された黄龍寺
周囲の風景に良く映える黄色い色のお寺です。
線香をあげてお祈りする人たちが大勢訪れています。
屋根に黄色い龍の装飾が施され、色彩が印象的なお寺です。
黄龍寺の住所・アクセスや営業時間など
名称 黄龍寺
住所 アバ・チベット族チャン族自治州松潘県
営業時間・開場時間 –
利用料金や入場料 200元
黄龍寺のスポットページ
ひとつひとつが龍の鱗のような黄龍彩池群
底の岩は黄色で光沢があり、石灰岩でできた鍾乳石に似ています。
その岩石が起伏しながら峡谷を曲がりくねっている様子が、黄色い龍が駆け昇るように見えたことからこの名がついたといわれています。
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