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成都観光 杜甫草堂観光

2018-07-22 07:59:49 | 海外旅行
杜甫草堂
杜甫草堂は成都から西に5km離れており、浣花渓の畔に位置するので浣花渓堂と呼ばれています。また少陵草堂、工部草堂という名称でも呼ばれています。敷地面積は約20ヘクタールに達する杜甫草堂は、かつて唐の時代の「詩の聖」と呼ばれた杜甫が唐乾元2年(759年)に勃発した安史の乱を逃れるために、現在の陝西省、甘粛省から家族を連れて、景色の綺麗な浣花渓の畔に建てた簡易的な建物(草庵)でした。当時、杜甫はここに4年ほど住み、約240首の漢詩の創作に取り組みました。杜甫がこの地を離れた後この草庵はなくなってしまいましたが、五代に入ると前蜀の詩人である韋庄がこの跡地に草庵を造り直し、それ以来文物遺跡として保存されてきました。元、明、清の時代にわたり幾度かの修繕や増築が行われてきましたが、最も大規模な工事が行われたのが1500年(明弘治13年)と1811年(清嘉慶16年)に行われた工事で、これを通して現在の杜甫草堂の規模と配置が定着し、詩人の風情を重んじる旧居、また詩人を祭る記念的祠としても形成されました。現在では建物も古めかしく閑静な園林式博物館として一般公開されているほかに、有名な文化聖地として1961年3月には、中国の重要文物保護財に指定されています。杜甫の生前の名残りとして、もっとも規模の大きく完璧に保存された有名な観光スポットとなり、国内外から多くの人々が訪れています。

杜甫草堂に保管されている各分野の資料は合わせて30000冊に上り、文化財が2000点も納められています。そして、宋、元、明、清の時代にわたる歴代の杜甫の作品についての精刻本、謄写本などもある上、日本語など15か国語で翻訳された詩作が多く保存されています。杜甫草堂は博物館として文物観光区域(草堂遺跡)、園林観光区域(梅園)、サービス区域(草堂寺)に分かれています。草堂遺跡区域では照壁、玄関、ホール(客間)、詩史堂、柴門(簡易扉)、工部祠(杜甫祠)が順に中間線に並び、両側には回廊や建造物が対称的に配置されています。その間には水が流れ、橋で渡ることができます。さらに竹林の中に隠れて古風な風情があふれ、静寂した雰囲気を醸し出しています。工部祠の東側にある「少陵草堂」の石碑を納められた亭が杜甫の草庵をイメージし、「詩聖」への思いを忍ばせる記念物となり、杜甫草堂のシンボルとされています。詩史堂は杜甫草堂を記念する祠の中心的存在で、真ん中には中国の著名彫刻家である劉開渠の制作した杜甫像が安置されています。堂内には歴代の著名人の書いた対聯、横額が陳列されています。工部祠の裏には1997年に造られた「茅屋景区」があり、杜甫の詩作の息吹きと明の時代の造園を伴い、四川省西部の民居風格あふれる田園となっています。いずれも杜甫詩人の旧居ならではの風貌を感じさせます。1999年に盆栽園に造られた「杜詩書法木刻廊」は楠の木に刻んで出来た作品の展示場で、これらの作品は杜甫博物館に収蔵されている作品の中から厳選されたもので、詩作、書道、用いられた材料等、非常に鑑賞価値が高いものになっています。また、2005年に楠木林に造られた万仏楼が高くそびえ、杜甫草堂の新たなシンボルとして注目されています。
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成都観光 三星堆博物館観光

2018-07-22 07:48:32 | 海外旅行
三星堆博物館
三星堆博物館は中国の重要文化財である三星堆遺跡の北東部、歴史文化名城である広漢市を流れる鴨子河の畔に位置し、成都からは約40㎞離れています。1992年8月に定礎式を行ってから5年の歳月をかけ、1997年10月に完成しました。敷地総面積が延べ35ヘクタールに達する博物館は、それぞれ総面積4200㎡の第一号館と、総面積7000㎡の第二号館、総面積2600㎡の観光受付センターから構成されています。三星堆博物館は文物、建築、陳列、園林という四つの特色をテーマに展開され、四川省五大観光地の一つとして推奨され、国家4A 級の観光地及び一級博物館に指定されています。さらに国内外でも有名な文物観光地としてもよく知られています。博物館は外観の設計と内部の陳列におけるまで従来の博物館の枠を超え、新たなデザインを追求した設計理念で科学性に基づき、知識と鑑賞の二面で観光客の興味をかきたてる今までない博物館が誕生しました。そして、三星堆博物館は出土した夥しい文化財の魅力や特異性をピーアルするために厳かな雰囲気の漂う祭祀台を築き、娯楽活動を行うための現代的な空間を設けました。また古典的な風格を示した建築群や多目的レストランもあり、子供が遊ぶこともできるキディランドも設備されています。博物館の付属施設として綺麗な芝生や湖面があれば、手の込んだ築山や水車も見事に整備されています。

いま現在、第一号館に出来た観光コースが長さ800mで「古城古国古蜀文化陳列」をテーマとし、全体的に第一号、第二号遺跡から出土した商代の祭祀に使われた大型の陶器、玉器、骨器、金器、青銅器など千点以上の珍しい文物が展示されています。これらの展示品は過去70年、14回の発掘にわたる考古学者や各部門関係者の努力による成果であると認められています。また中国国内で出土した文化財の中でも歴史的、科学的価値が最も高く、文化的、芸術的な価値も高いと考えられています。また、黄河文明のものとは大きく異なる殷の時代末期に長江流域で発展した文明の遺産として、世界でも鑑賞性の高い歴史大型文物群として大きな話題を呼んでいます。

三星堆博物館に展示されている千点以上の文物の中で、代表的な存在といわれているのが金器、玉器、青銅器であり、特に青銅器類は有名です。まず、第一号遺跡で出土した青銅器の中には人間の顔をかたどった「青銅戴冠縦目仮面」や人間の頭、うずくまった人間の像などがあり、これらは先祖の御霊として祭祀されたものであると判断されています。また龍の器、羊の器などが広範囲で出土し、これらも世界でまたとない貴重な文物となっています。次に第二号遺跡の中からは大型の人間の立像の器や神木など祭祀活動と深く関係のあるものが多く、その迫力に多くの人が魅了されています。

三星堆遺跡で出土した数々の文物のトレードマークとされているのが「青銅戴冠縦目仮面」にある細長で突出した人間の目の模様です。この「目」についての解釈が様々ですが、古代の蜀国では「目」がとても大事なものであったことから「目」を強調した文化が広がっていたという説や古代の蜀王は甲状腺肥大の病気に患い、目が通常より外に突き出ていたからという説などがあります。このように三星堆遺跡で出土された多くの文化財にはまだ解明されていない謎や秘密がたくさん隠されており、それが人々を魅了する要因の一つともいえます。四川省を訪れたならば、是非とも長江流域文明の源とされる三星堆遺跡博物館に行ってみてはいかがでしょう。
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