地震恐怖症です

 

 

生まれたときはこーんな感じ。改めて見ると，地震じゃあ管ははずれないか…。

 

 

突然ですが，地震って怖いですよね。地震って本当に怖いんです。私。

幼い頃は地震の際の避難訓練で机の下のもぐったりして，ふとどきにもちょっとイベント的なワクワク感すらも覚えていたんですが…。

近頃は大分なりをひそめているとはいえ，去年くらいはちょっと大きめの地震が忘れた頃にどこかで起こり，また忘れたと思ったらどこかで発生して…ってな感じで，地震速報を見るたび，ずいぶんビクビクしていたもんでした。

なぜ地震恐怖症になったかというと，きっかけは入院でしょうな。入院中の朝の３時くらいに確か震度３くらいの地震があって，ぐわんぐわん揺れたんですよ。病棟が６階だったもんで，実際の揺れよりひどく思えて。ただでさえ，自身の病気で気持ちが滅入っている時に，しかも入院中って，大部屋とはいえ孤独なんですよね。他の患者さんや看護婦さんの手前，ぶざまな姿をさらすこともできないし…。そんな時，朝方に地震ですからね。不意をつかれたというか，油断していたというか，やられたっ！という感じです。

その時は，ベットから飛び起きて，慌てふためいて病室から飛び出し，あたふたとナースステーションの方に逃げ出しました。…が，私のほかは誰一人，病室からでることもなく落ち着いてらっしゃったようです。あれ，あれ…。焦ってるのは私だけかい？あとで同室の人に聞いたら，その人は起き上がって，カーテンの中で何を思ったかブラジャーつけていたとか。一応逃げる準備していたんですね。ははは。

しかも私にとって悪いことに，翌日に血管造影の検査を控えていたのですね。血管造影って，足の付け根の動脈からカテーテルの管を入れて，首のほうまでカテーテルを通す，などと「ほんとにそんなんできるの？」という素人には想像もつかないような作業をやるみたいで，血管にカテーテルを入れるとき，やっぱり慎重にやらないと血管が傷ついて穴でもあいたら大変なことになりそう…と思いますよね。なんか，情緒も多少不安定だったんでしょうな。「検査の時に地震がきたらどうなるの？？私の血管に管を通しているときに，グラグラッと揺れたらもう血管のあちこちに穴ぼこだらけになって死んじゃう…」とか考えてました。マジで。あと地震には関係ないけど，「検査をする先生が風邪ひいてて，血管にカテーテル入れてる途中でハクションッッッ！！とかしたらどうしよ～。死んじゃう，マジで。」とかね。無事にすんで，今だから笑って言えることだけど，悲壮感ありましたね～。

あとは，その時，ムスメも同じ病院に低体重で入院してたので，「あの地震で，保育器の管（なんの？）が外れたらどうしよ～，死んじゃうよお」なんて想像をたくましくしてました。それを看護婦さんに話すと笑われたけれど。「本当に大地震が起こったときには，病院のほうがかえって安全なんだよ。」とも言われたけど，何がどう安全なのかな？器具とか点滴とかメチャメチャになったりして，大混乱になりそうだけれど…とあくまで懐疑的な私でした。

まあ，今でも予測不可能な地震がとっても怖い私です。心配は夜寝ているとき。私，実は大きな声じゃいえないけど，夜寝ているとき足が熱くなる性質でして，パジャマの下を脱いで寝るのです。でも，いきなり大きな地震が襲ってきたら，逃げるときにあわててパンツ１丁（汗）じゃマヌケですよね。じゃあ，まず下のパジャマをいそいそとはいてから，よいせっと子供を抱えて避げるんだな，と夜寝るときは自己確認するのですが。

いやいや，より迅速な避難のために，まずネグりジェを購入すべきかな。