昨年のあの日、わが家はぼちぼちと引越し作業に取りかかっていました。
その数日前から、夫は有給休暇の消化に入っていたのです。
四月下旬の引越し予定日に合わせて、あれこれと準備をしていく矢先の出来事で・・・。
その後、被害の状況が判明するにつれて、果たして引越しができるのかさえ危ぶまれました。
その当時、ブログのお友達の楽母さんのコメントにもあるように、「決して忘れられない引越し」になりました。
私たち、何度か引越しを体験しましたが、最後の引越しがこれほどインパクトのあるものになるとは、想像もつきませんでした。。。
あの日から一年・・・。
段々と、当時の状況が明らかになるにつれて、憤りさえ感じることがあります。
1年を前にいろいろなところで特番が組まれていて、官邸の様子を国営放送がやってたじゃないですか。
検証なんちゃら。。
もう、それ見ると嘘ばっかつかれてたんだな~って思いました。
頼もしそうに思えたエダノさんもデータもなしに政府発表していたとか、うんざりです。 いまだ34万人にも上る方が仮設暮らしだったり、移転中だったりで、どんなにか苛立ちと諦めの日々かと思うと胸が痛みます。
やっぱり、初動のまずさが、後々どうにもならない状況を作ってしまったんだと感じました。
復興庁なるものを新設して、素早い対応をするなんてことを言いながら・・・。
「復興庁ではなくて、査定庁だ!」と怒りをあらわにしている県知事さんもいましたね?!
書類作成のために人手と時間を取られて、それでなくても人が足りないのにって・・・。
仮設住宅にしても、ず~っと住んでいられる訳ではないので、その先のことを思うと「大変だろうな!」と思っています。
何を信用したら良いのか、この非常事態に私利私欲だけしか考えていない人達にも怒りを覚えます。
エーさん家の引っ越しはほんとに忘れられない出来事になりましたね。
あれから1年、もう1年か、まだ1年か、いずれにしろ一日も早く、多くの人が普通の生活に戻れるような施策を講じて欲しいものです。
瓦礫処理問題もスムーズに受け入れ先が決まったはず、
根本はやはり原発かも?。
後になってから「あの時は・・・。」なんて言われたって泣くに泣けないですもん。。。
私たちは、自分たちの意志でこの過疎の町に引っ越してきたけれど・・・。
被災者の人たちは、否応なく不便なところの仮設住宅に入居している訳で・・・。
せっかく助かった命でも、この一年で随分と失われたと聞きました。
これ以上の犠牲者を出さないようにして欲しいです。
嘘っぱちの記者会見ばっかりしていたんですから・・・。
何を言っても、もう信用できっこないです。
心情的には、「瓦礫も焼却灰も受け入れて復興の応援ができればいいかな???」と思いつつも、放射能の問題が払拭できなければ、やっぱり不安ですね?!
悔しいでよね、騙されてたなんて。
今夜TOKIOの番組に出てた方は、仮設住宅に入ってる人の中には、家族や親戚をなくした方、原発関係者など様々な方がいて、傷つけないような話をするのに苦労してるって。そうなると天気の話しかできないって言われてました。
せっかく仮設に入れても、そんなことで苦労されてるのかと、驚きました。
あぁ、この不安はいつまで続くんでしょう。
原発事故で避難を余儀なくされた人たちの多くは、避難先を転々としたみたいでしょ?!
そして、遠く離れた所に避難した人、福島に残った人それぞれに、それぞれの苦悩がある訳で・・・。
今回の震災は、地震や津波だけではない、いろんな被害が絡み合っているところに、難しさがあるようです。