栃木発「ちゃりあん」ブログ

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年内で閉館! 「鬼怒川秘宝殿」にて、最初で最後の「昭和」を体感 その①

2014年08月04日 19時57分48秒 | 立ち入り禁止エリア
2014年8月3日。


僕らは久しぶりに鬼怒川温泉方面へ出かけた。


「温泉?」


「いいえ、ちょっとドライブ・・・」


それ以上のことは言えない。


・・・・


とにかく朝から暑い一日の始まりだった。


この日、鬼怒川に行くことは


急きょ決まった。


・・なぜなら


昭和という時代を象徴する娯楽施設が


年内に消えてしまうかもしれない・・・


6月のころだっただろうか、


ツイッターより、突然のつぶやきは


一部の人々を驚かせた。



秘宝館。



相方さんと知り合う前から


独り鬼怒川温泉をドライブすると


その建物に違和感をずっと覚えていた。


だが


「駐車場にクルマがないから閉館したのだろう・・・」



ずっと思っていた。


2011年に


鬼怒川温泉をウォーキングしたときも


前を通りかかったが


やはり駐車場にクルマは無く


「廃墟」とばかりに思って、それ以上関心を持たなかった。




・・・・



秘宝館の中を知ることになったのは


意外にもテレビだった。



テレビ東京の「もやもやさまーず2」にて



熱海の秘宝館に入場した模様を見て


「あぁ・・・」



そんな感じ。


それでも


「行こう」とは


さすがに相方さんにも言えなかった。




・・・・


話は戻るが



ツイッターで「鬼怒川秘宝館が夏ごろに閉館するらしい」というつぶやきを


相方さんが見つけて教えてくれた。


鬼怒川・秘宝館・・・



あっ



龍王峡の手前にあるアレ!


・・・


営業していたことに


僕は驚いた。


だが


もっと驚いたのは


鬼怒川秘宝館に関するツイートの多さ。


男性に限らず

女性も行った人がいる!!!



それならば


相方さんを連れて行っても大丈夫かも・・・


話し合いの末


「できれば早いほうがいい」


閉館してしまったらおしまい、ということで


昨日、相方さんを連れて鬼怒川温泉へ行ったのであります。





もう暑いんです。


とにかく建物の中に入りたい・・・






誰でも出入りのできる「無料休憩所」にて休むことに。


・・・それよりもまずは撮影。





チャリダーが通り過ぎるなか


秘宝殿の撮影。






※ちなみにドライブイン竜王はこの場所にはございません。


まぎらわしいせいか、駐車場に入り込む車が意外に多いです。





正式には「下野国風俗資料館」


まぁ風俗、という言葉からして


現代では嫌悪感を持たれる女性も多いかもしれませんが・・・


中は・・・


「ほぼ、そういう施設です」・・・


ある意味普通ではない資料館。


正直、僕も「閉館」しなければ


ここに来ることはなかったかもしれません。


それだけ


昭和の遺産としては


記録に残すことに意味がある施設であると考え


内容は内容でありますけども


記録にまいったわけでございます。





カラオケ・・・

いかにもありそうですが


ありませんでした(笑)





奥でワンちゃんがぐったりしています。


まぁ


間違ってカラオケしに来る人もいないでしょうが


もれなくワンちゃんに吠えられます!


近づかないでくださいね


※ちなみに建物の裏手には


さらに2匹の吠えすぎるワンちゃんが隠れております





駐車場の奥の角。


このベンチに座る人は


いったいどんな人だったのだろうか・・・






鬼怒川秘宝殿。


入場料はおひとり1000円。


昭和な物件でありながら


木製ボードが新しいのが笑える。


※そういえばツイッターに公式アカウントがあるのも不思議w


無料休憩所はエアコンが効いていて生き返る。

すずしぃ





鬼怒川温泉だけに


地元ではなじみの演歌歌手「鬼怒川太郎」さんの若かりしころのポスター発見。






「なう」なUFOキャッチャーもありました。


※なにが取れるかは、ここでは説明を控えさせてください(笑)





某所の張り紙。


何が言いたいかは、説明を控えさせていただきます(笑)





休憩所を出て



いざ本陣へ・・・






なにやら普通ではない石のモニュメントが。






なにかがあった跡。

しばらくはポスターで埋めていたようだが


それもはがされた模様。


イスがあるだけに気になります。





鬼怒川秘宝殿の掟。


いわゆる「18禁」でございます。


・・・なので


館内の様子は


撮影はさせていただきましたが


ここではカットさせていただきます。

画像、動画は

他のブログ、You Tube等で公開されておりますので

大丈夫な方は


そちらを参照してください。


18禁、ですからね。






撮影はOKですって。


なぜかは


わかっていますけど。。。






資料館ですから


大江戸浮世絵展という真面目に(見える)」企画展もやってました。



浮世絵です。


歌麿とか北斎とか



有名な方が


18禁に値する、浮世絵を描いていた・・・


それらを列挙されると


「ほんとうに北斎?」って微妙な気持ちになります。


口では言えない


すっごい画、ですからね。。。


ただ


浮世絵って


本来はそういうものを描く文化だと思うんです。


ただ


隠されてきただけで・・・ね。





こういう日本酒が実際に製造されております。


秘宝殿だとアダルティですが


単体ではいたって縁起銘柄なんだと思います。


入場料は1000円ですが


「わけあって」この日は割引してもらえました。


理由は窓口で説明され


あーなるほど、ってみな思うはずです。


まぁ


ここに来るお客さんは


たぶん「閉館」を知って訪れている方がほとんどだと思うので


すべて承知しているはずです。


※ここで展示されているお酒「金玉(きんぎょく)」と「万古(ばんこ)」は

鬼怒川秘宝殿ではお買い求めできません。受付よりメーカーの問い合わせ案内をいただいてください。


・・・


さてさて


入場して最初に現れるは





なぜか「癌除け」。





お守りは300円





癌除け観音。





ここで1階はおしまい。


すぐに2階へ階段がいざなってくれます。


照明は薄暗く


まるでお化け屋敷のようです。




2階へあがる階段のホールの天井。


昭和を平成に引き継ぐ生き字引のような状態だ。





「撮影禁止」は最盛期の話のようだ。


閉館を前に

その威勢は感じられない。




2階の入口に窓があり


国道が見える。



久しぶりに太陽を浴びたような


異空間を僕と相方さんは漂っているようだ。



・・・


ここからは


実際に栃木県内に存在する石碑のレプリカが展示されている。


ここ鬼怒川秘宝殿では「まじめな部類」に入るかもしれない。


・・・が


展示されているものは


「性」をテーマにした18禁・アダルティーなものばかりであることは忘れてはならない。





金勢大明神。






宇都宮市に実際に建立されているものらしい。


僕は実物を観たことはないが


同様のものを他のブログで拝見させていただいたことがある。


神社に


ごく普通に建立されていることをご理解ください。





あまり画像ではわかりにくいですが


これは


那須では有名な


那珂川町の「御前岩」の画像です。


パネルの中の蛍光灯が強く


縦に白い線が目立っていますが


肉眼でも


それはわかります。


下にはちゃんと説明も複写され


「水戸光圀が・・・」という竹の話も紹介されています。



まぁ


古いので


パネルも色が薄らいでしまっていて


ただただ「昭和の遺産」として受け入れないと


とにかくやばいです(笑)



この話は明日へと続きますが


閉館の理由、それは


「建物の老朽化」だそうです。


その意味を


2階はさらに見せつけられることとなります。


では


また明日。

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