
一昨日は国立にありますイタリアンレストラン、アルトパッショさんに伺いました。


トスカーナ地方で修行されたオーナーシェフの本場イタリアンが、
リーズナブルに楽しめます。

自家製フォカッチャは食べ放題。
マダムとシェフのコンビネーションが温かくていい感じです。
この日は難しいとお悩みだった紅茶のサービスについて、
また茶葉のご紹介をさせていただきに行ってきました。
お料理のサービスとレジ、コーヒーやジュースをマダム一人で提供されていると、
良い状態で紅茶を出すのも簡単ではありません。
お料理が美味しいお店なのにアフターの紅茶がおしい!
というお店はたくさんあります。
私は今までの経験上、次のふたパターンに分かれると感じています。
1、美味しい紅茶を出したくてもオペレーションかうまくまわらない
2、そもそも美味しい紅茶を出すことを諦めてしまっている
これは似ているようで大きく違います。
お食事の最後を締めくくる飲み物が、さらにお客様の満足度をあげると思うのに、
紅茶にまで情熱がまわらないのだとしたら、
お料理もサービスも最高なのに、もったいないと思うのです。

昨日は武蔵境に新規オープンしたNORIZ COFFEEに紅茶のご指導に伺いました。

ナチュラルでお洒落なお店で、なんか不思議なオーラが漂います。

紅茶の知識から美味しい淹れ方、バリエーション、オペレーションまで、お店の動線を取りながらマンツーマンでお話ししていきます。

オーナーは目をまん丸として、
「紅茶って、こういう味でしたっけ?
紅茶の概念が変わりました!」
と熱心にお勉強して下さいました。

ロイヤルミルクティーとチャイの違いも飲み比べ。アイスティーも茶葉を替えてやってみました。

きっちり茶葉を図って時間を図って、
グラスやカップにぴったり量が合うようにまた、お湯の量も加減して。
お話しさせていただいて、オーナーの田中さんの、誠実なお人柄と真摯な姿勢に心うたれました。
「先生の紅茶を自信を持ってお出しできるまで少し時間を下さい。
コーヒー専門店なのにここまで美味しいなんて!
そんな風にお客様に感激していただける紅茶を出したいと思うからです。」
自分自身が納得のいくものしか提供したくない、そういうお店もあるのだ、と、
昨日は私自身が学ばせていただきました。まるで雷に打たれたようでした。

夏の雲、眩しいけれど、しっかり目を見開いて見ていたい。
そんな毎日です。