先月、長女むしむしの学生時代の友人が結婚しました。
それを前に、相談をされたと言います。
「結婚したら、お互いの呼び名をどうしよう」と。
むしむしの友人カップルはお互いのことを苗字で呼び合っているんだそう。
しかも呼び捨てで。
それが結婚したら二人同じ苗字になる、
このままでいいのかな…
そんな疑問だったようです。
ちなみに、むしむしの友人宅では
お父さん→名前、または「ねえ」
お母さん→あなた、または名前+さん
で呼び合っているそう。
で、むしむしは答えたと言います。
「今のままで問題ないよ、
うちの母親も未だに父親のこと苗字の呼び捨てだし」
むしむしの答えに友人は
「そうだよね、このままでいんだよね~」
とほっとしていたと言います。
n=1でほっとしていいかは疑問ですが…
きっと友人は今までと同様に呼び続けたかったんでしょうね。
そこで何十年も呼び続けても問題なしと言うファクトを知り
心強くなったのではないかと思います。
夫を苗字の呼び捨てにして早四半世紀。
10年前には
このような記事も書きました。
時代が私に追いついた…のか
たまたま、むしむしの友人も私と同じ変わり者だったのか。
それでも、長年の夫の苗字呼び捨てが
人の役にたったと聞いて、うれしい限りでございます。
そして、これを書くにあたって、
昔友人に聞かれた疑問
「なんで、ダンナさんと同じ苗字なのに、それでいいわけ?」
が解けたような気がします。
結婚前、私はとてもありふれた苗字でした。
どこへ行っても同じ苗字の人がいました。
これを田中さんを例に説明をしてみたいと思います。
職場には前から田中さんが一人いました。
そこへ新たな田中さんが入ってきました。
最初からいた田中さん、面倒なので第一田中と呼びます、は
皆から「田中さん」と呼ばれていました。
後から入った田中さん、面倒なのでこっちは第二田中、は
職場の皆さんが呼ぶように第一田中を「田中さん」と呼びます。
職場の人たちは、第一田中と第二田中の呼び分けを
しなくてはいけませんが、
第2田中にとっては「田中さん」は一人しか存在せず
迷うことなく第1田中のことを「田中さん」と呼べるんです。
しかも、第1田中も第2田中も、
同じ所属に同じ苗字がいることはよくあることで
は~またかよ、くらいの感想しかないと思います。
第1田中が第2田中をなんて呼ぶか、は
周りの人が呼び分けのために考えた呼び名だったり、
第1田中にとっても田中は第2田中一人しかいないので
「田中さん」だったりするんじゃないかと思います。
お互いを「田中さん」って呼び合うのもあることでしょう。
そして、私が夫を苗字呼び捨ての理由も多分これです。
最初、鈴木(例)は夫一人でした。
私も周りの人たちと同様に苗字で呼んでいました。
そこへ私が「第二鈴木(例)」として合流しました。
自分も鈴木(例)であるけど、家庭内では呼び分けは不要、
よって、そのまま「鈴木(例)」と呼び続けてもなんら問題はありませんでした。
また、生まれてからずっと非常に多い苗字だったため
「同姓」に対する感覚もちょっと違ったのかも…
ついでに言うと、むしむし友人カップルも
どちらも日本で非常に多い苗字なんだそうです。
もっと言うと、むしむしの友人は私の旧姓と一緒。
私と同じ道をたどる基礎はできている(?)
とにかく、むしむしの友人、結婚おめでとう!
これから先もお互い苗字の呼び捨てで呼び合っても問題なし!
子どもが生まれても、変える必要なし!!
お互い呼びたいように呼ぶがいい、それが令和だよ。
★おまけ
早く「選択的夫婦別姓制度」が決まればいいですね。
今までの展開にあんまり関係はないけどさ。
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