少し前のことです。
朝起きると猫が吐いていました。
猫が吐くのは日常茶飯事のことなんだけど
その時は、量・回数ともいつもと違う!
それだけでなく何かを訴えるように鳴いている。
夫婦で手分けして吐いたものを片づけたり
猫をなでたりしていたのですが、
台所へ行った夫が叫びました。
「五徳を色が変わるまでなめてる!!!」
その前日のこと、干物を焼きました。
干物は、コロナの影響で出荷が減った業者さんが
知り合いのつてを使って安く販売している物でした。
値段のわりにとても立派な干物で
グリルに入らず、魚焼き網を使って焼きました。
そして、とても脂がのったおいしい干物でした。
猫はもちろん食べたがりましたが
人間の食べるものは食べさせないとの我が家のルールがあるので
なんとか我慢させました。
そしてその夜中、
脂が滴ったのに掃除をしなかった五徳を
こっそり、しかもがっつりなめた、ということのようです。
そこから、夫はいつもの夫ではありませんでした。
一番近くの動物病院に電話して診療時間を確認、
あっという間に猫をキャリーに押し込み
(台風で避難の時はすごくいやがったのですが
具合がわるかったせいかおとなしく入りました)
出かけていきました。
台風での避難はこちら↓
https://blog.goo.ne.jp/chabonosuke/e/8f666b81f7cc07341cadc0f4f310b77e
1時間もたたずに夫は猫とともに戻ってきました。
獣医師の見立てでは
「干物の油で胸焼けした」
みたいな感じだったようです。
吐き気止めの注射や脱水予防の点滴をしてもらったそうです。
心配しすぎた夫は
「猫は腎臓が悪くなりがちって聞きますが…」
と獣医師に聞いたそうですが
「体重も減ってないし、今は心配ないでしょう」
と言われたそうです。
ちなみに、体重5.55キロ。
前回の記録は、5.2キロ。
増えてました。
その後、私は仕事に行って家には夫と猫だけ。
仕事から帰って夫に猫の様子を聞くと
「午後も吐いた。吐くものがなくて辛そうだった。
今は2階で寝てるけど、怖くて見に行けない」
と言っていました。
夫は、このまま死んじゃうのではと思って
怖かったんだそうです。
2階に見に行くと、普通に寝てました。
夜になって、ご飯をちょっとだけど食べて
吐くこともなく、一安心でした。
という話を東京にいる娘たちにしたら
「私が車にはねられても帰ってこなかった人が…!」(むしむし)
「子どもが具合悪くても、気にしてなかったのに…」(ふくふく)
翌日から猫の投薬(胃腸薬)も始まったのですが
もちろん夫は熱心にやっていました。
そんな夫の姿を見て
子どもが小さい時にもそれくらい親身になって
欲しかったよと心の底から思いました。
1週間に渡る猫の投薬も終わりました。
3日目くらいからは猫はいつもの様子に戻って
ほっとしています。
元気になった猫氏。
ピンポイントで「そこ座る?」ってところに座ります。
娘さんたちのツッコミ?もchaobonosukeさんの気持ちもわかります~(笑)
ここはひとつ、お父さんも病気の猫ちゃんの面倒が見られるようになった、と成長を認めてあげて。
「このまま死んじゃうかと思って怖くて見に行けない」はいただけないけど(笑)
そして、ピンポイントで「そこ座る?」ってところに座る、は犬も同じです。。。
そうか、夫は成長してたのか…
子どもが生まれてから20数年はゆるやかな成長で
猫が来てからの数年は急激な成長ってこと?
そして犬も「そこ?」ってところに座るんだねぇ。
前は1ミリでも高いところに座りたいのかと思ってたけど
最近は注目を浴びたいのかな?って思うことのが
多いです。