ドイツに住む友人Eが、「鳥が南へ飛んでいくのを見た」と言う。
渡り鳥の話だと思ったけれど、なぜ南の国への旅立ちだとわかったのだろうと不思議に思っていたら、すぐにそのあと動画が転送されてきた。
多くの鳥がV字型に隊を成して、「コウコウ」と鳴きながら飛んでいく様子が映っていた。
あの鳴き声は白鳥だ。
なるほど、その様子を見ると、ただ飛んでいるのではなくて、みんなでお引越しなのだとわかった。
ドイツからはイタリアやフランスの南部へ移動するのだそうだ。
当地には、冬になるとシベリアあたりから白鳥が飛来する場所がある。
一昨年そこへ見に行ったことがあるが、河原には駐車場が完備されていて、今年も変わらず来てくれてありがとうという気持ちで、子供もみな大声を出さずに静かに眺めていたのが印象的だった。
地球温暖化が進むと、イワシが近海で獲れなくなってしまったように、渡り鳥も来てくれなくなることがあるかもしれない。
そうなったら、寂しい限りだ。
今年は冬が待ち遠しい。
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