徒然なる野鳥のままに悠々散歩

週末には近くの公園、丘陵や海岸を散歩しながら野鳥の撮影を楽しんでいます。

ルリビタキのオス

2021-03-15 | 野鳥

ルリビタキは繁殖期には亜高山帯に生息し、冬になると平地に降りてくる漂鳥で、都市公園でも見ることのできる身近な鳥です。

オオルリ、コルリと共に「瑠璃三鳥」と呼ばれ、美しい青色の輝きが特徴です。

暗い林を好み、低木にとまり、地上に降りては素早く昆虫類を捕食し、また樹上に戻る行動を繰り返します。





脇にある橙色の羽色が特徴的です。






ちなみにオスの背中が立派な青色になるまでには3年かかりますが、
この鳥は背中の青みが足りないので、第2回冬羽といったところでしょうか。






今日のジョビオくん

2021-03-13 | 野鳥
ジョウビタキのオスは愛称でジョビオ、メスはジョビコと呼ばれています。
今日のジョビオくんです。
小雨の降る中、近くの公園で撮影しました。

ジョウビタキの名前のジョウは漢字で「尉」と表記され能楽の翁を意味しますが、オスの灰色の頭が男性の白髪に似ていることに由来します。

またヒタキは漢字で「火焚」と書き、ヒタキ類のヒッヒッという鳴き声が火打石をたたいた音に聞こえることから名付けられたようです。

ふっくら丸っこい感じが可愛いです。







翼に白斑があり、紋付き袴の紋に例えられます。
ちなみにこの鳥をモンツキドリと呼ぶ地方もあるそうです。









警戒心の強いシロハラ

2021-03-12 | 野鳥
警戒心が強く、こちらがその存在に気付く前に物陰から飛び去っていくことの多いシロハラですが、ようやく警戒心も少し和らいできました。
ブクブクブーといった泡が弾けるような地鳴きをします。

シロハラのメスです。
光のあたり加減によってオスメスが見分けにくいこともあるのですが、メスはオスよりも頭の色が淡く、頬や喉に細い白線や薄い眉斑があります。





尾羽をぴょこんとあげた姿は可愛いです。

  






地上に降りては木の葉の下に隠れた虫などを探しまわっています。




シロハラのオスですが、頭は黒みの強い灰色をしています。








白梅とヒヨドリ

2021-03-11 | 野鳥
梅の花にはメジロだけではなくてヒヨドリも蜜を求めてやってきます。

植物は花粉の媒介形式の違いから「虫媒花」「風媒花」「鳥媒花(ちょうばいか)」の名前がつけられていますが、梅はその受粉が鳥を介して行われるため鳥媒花に分類されます。










花の蜜を吸っていますが、クチバシから顔が花粉まみれです。




水辺を歩くダイサギ

2021-03-10 | 野鳥
水辺を採餌しながら歩き回っているダイサギです。
シラサギにはダイサギ、チュウサギ、コサギの3種類がいて、ダイサギはシラサギの中では最も大きなサギです。
さらに、ややこしい話になりますがダイサギには日本で春から夏に繁殖し越冬もする亜種のチュウダイサギと大陸で繁殖して日本で越冬する亜種のダイサギがいますが、亜種ダイサギは写真のようにモモの色が白っぽくモモジロとも呼ばれています。

クチバシは非繁殖期は黄色をしています。



歩く時は忍足ですが、餌を採る動作はすばやいです。
水の中の水生昆虫や小魚を食べているようです。





長い首がさらに長く伸びます。









身近な鳥 ウグイス

2021-03-09 | 野鳥
ウグイスはやぶを好み、木々の葉が生い茂っている季節には美しい鳴き声は聴こえても姿を見ることができないことも多いのですが、今の季節は葉も落ちていて比較的容易に観察することができます。
 














陸に上がったカワアイサ

2021-03-08 | 野鳥
ふだん泳いている姿を目にすることが多いカワアイサですが陸に上がった姿を撮影しました。 

カワアイサのオスです。

赤色の足がよく目立ちます。
足は蹼足といって、足趾と足趾との間に蹼膜と呼ばれる水かきがあります。
ちなみに、潜水は得意でも陸上を歩くのはあまり上手では無さそうです。
















水辺の宝石 カワセミ

2021-03-08 | 野鳥
今週末、久しぶりに池でカワセミのメスを撮影しました。
カワセミは漢字表記で翡翠と書き、宝石のヒスイと同じ表記です。


カワセミは長くて鋭いクチバシをしていますが、メスの下クチバシは橙色です。
赤くて短い足、クリクリとした目が可愛いです。

カワセミのエメラルドグリーンやコバルトブルーと表現される背中の羽色は構造色といって光の反射の仕方によって見える色です。
光輝く美しい色が特徴で、日常で目にする色素による色とは区別されます。



ダイビングして捕らえた魚を食べているところです。















身近な大型のキツツキ アオゲラ

2021-03-06 | 野鳥
近くの公園でアオゲラのメスを撮影しました。
アオゲラは大型のキツツキ類で日本の固有種です。
アオゲラはアカゲラより枝がこみいっているところに見られる傾向があり、また木の上のほうにいることが多いため、しばしば枝が写り込んで撮影の邪魔になります。











メスは後頭部だけが赤いので、オスと見分けられます。


身近な中型のキツツキ アカゲラ

2021-03-05 | 野鳥
近くの公園でアカゲラのメスを撮影しました。
アカゲラはキツツキの仲間でこの冬の期間は落葉樹林の葉も落ちており観察しやすい時期です。

アカゲラのオスは後頭部が赤色で、メスは頭部全体が黒色をしていますが、頭の色以外でオスメスを見分けることはほぼできません。


アカゲラは他の鳥と比べても、とてもユニークな顔立ちをしている可愛い鳥です。
また、赤、黒、白の羽色のシンプルなコントラストも美しいです。

お腹の鮮やかな赤色がよく目立ちます。







背中の逆ハの字の白斑が特徴的ですが、風切りにも白斑があります。


ジャノヒゲの実をくわえるキレンジャク

2021-03-04 | 野鳥
キレンジャクは冬鳥として飛来し、越冬地の日本ではヤドリギやナナカマドなどの果実を主食としています。
レンジャクの仲間にはヒレンジャクとキレンジャクがいますが、尾羽の先端が黄色いのはキレンジャク(黄連雀)です。
リリリリと控えめに鳴き、群れで移動しています。









頭部の冠羽がトレードマークですが、ふさふさしていて風で柔らかく揺れます。
ヒレンジャクと異なり、目の周りのサングラスのような黒い過眼線は冠羽に達していません。

腹部は淡い褐色をしています。


シュッとした姿の時もあればずんぐりとした姿の時もあります。



後方からみると初列風切羽と尾羽の先端が黄色をしています。
また次列風切羽の先端に赤い蝋物質が付いていますが、その役割は詳しくはわかっていません。


ひとつの枝にヒレンジャクとキレンジャクがとまっています。




雪の日のゴイサギ

2021-03-03 | 野鳥
先日、雪の日に近くの公園でゴイサギを撮影しました。


片足立ちをしています。
鳥の体温は40〜42度と言われていますが、寒さによる熱の放散を防ぐために羽毛で覆われていない足をお腹の中にひっこめているのかも知れません。

時々、片足立ちのまま羽繕いをしたりもしています。



ちょこんと頭に2本の白い冠羽が付いているのが可愛いです。

佇みながらいったい何を考えているのでしょう。




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