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いつまでたっても初心者のモノローグ
音楽や身の回りを気ままに綴っています

雪はもう降らないだろう。。。

2007年03月06日 | 今日聴いたCD
(今日聴いたCD)
ドビュッシー,ラベル,フォーレ,ピアノ三重奏曲集.カントロフ(vn)他.デンオン.1985,87録音(Debussy, Ravel, Faure; Piano trios, Trio Rouvier-Kantorow-Muller)

どうしてこのCDを買ったのかは忘れた。だいぶ前からあることは確かだから,フランス音楽も聴かなくては,と思っていた頃のものだろう。しかし,ドイツ音楽中心の聴き方はあまり変化してはいない。最近は忙しくてどの分野も聴く機会が少なくなってきている。

さて,フランス音楽。買ってもお蔵入り状態のこのCDだったが,最近,よく聞くようになった。こういう音楽を聴いているとセカセカ,きっちりとするのが嫌になってくる(笑)。勝手気ままに生きたいなという感情が湧いてくる。音楽の流れのままに任せましょうという感覚は今の私に新鮮だ。こういう曲を聴いていると何も考えない。そこがいい。

録音も適切で申し分のないもの。サウンド自体が心地よい。カントロフのヴァイオリンもよい音だ。薪ストーブにあたりながら聴いていると本当にいい気持ちになってくる。この第2楽章を聴くと,何故かモネのカササギの絵を想い出す。雪の朝の白さとカササギの黒,静止した風景と今にも飛び立ちそうな鳥の対比があたかも俳句の世界のようだ。絵画的には白の中の階調など,見るべき点が多いのだろうが,私はむしろ雪の朝の感動を想い出してしまう。それが音になったような楽章である。

と数日前のメモにあるのだが,この頃は一段と春めいて雪の朝は遠のいた感じだ。昨日はポカポカ陽気でウグイスもスケールの練習を始めたようだ(笑)。北向きの私の部屋も夜中でも20度近くある。この前から薪ストーブも使っていない。季節の進行は早い。


2 コメント

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re: Bach -Goldberg by Glenn Gloud (Mike Oishi)
2007-03-08 02:11:18
isisさん
グルードさんを知らなかったので、81年版を購入しました。併せて、Isserlis薯のWhy the Beethoven?を読みました。(日本語版も最近日本のアマゾンで購入)
すると、BACHは、ある不眠症の伯爵に依頼されこの作曲を手がけ、贈呈した。その伯爵は、不眠症になると
お抱えのピアノ(ハープシコード)弾きに弾かせて、夜な夜な、起こされていたこのお抱え奏者のラストネームがGoldbergだったそうな。

さすが、Isserlisは、良く勉強していますね。

大石
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果たしてゴルトベルクは。。。 (isis)
2007-03-09 02:22:20
大石さん,

昔の音楽家は大変でしたね。ご主人様の命令で夜中でも演奏しなければならなかったのですね。ゴルトベルクの方が不眠症になってしまったのではないかと心配です(笑)。この意味ではバッハも罪作りなことをしたわけです。

この伯爵とは違って,現代に生きる私は睡眠時無呼吸症候群容疑者(笑)。眠れるだけでもましなのか(笑)。。。
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