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いつまでたっても初心者のモノローグ
音楽や身の回りを気ままに綴っています

最近のチェロ(ようやく肩に意識がいく)

2022年07月20日 | チェロ




・・・頚椎症の状態・・・
私の頚椎症性神経根症は少しずつですがよい方に向かっています。頚椎症が安定期に入ったのか、鎮痛剤のお陰なのか定かではありませんが、以前ほどひどい症状は出なくなりました。
まず、ひじの痛みが減りました。バネ指は相変わらずなのですが、練習前後にストレッチなどを十分にするようにしてからは症状は出るものの軽くなっています。恐らく、バネ指は頚椎症由来ではなく、弦の押さえ方などに原因があるので指のほうを慣らすのが先決なのだと思います。

・・・この頃の練習内容・・・
練習は、ネジバナ撮影が終了した頃から再開し、今では1時間から2時間くらい行っています。レッスンに通っていた頃は課題曲を早く仕上げたい思いで力みがあったのですが、今は自由裁量性なので(笑)、開放弦とスケール、続いてドッツァーの比較的易しい曲を休み休みさらっています。加えて、レッスンを受けた任意の曲を復習しています。
鏡で姿勢をチェックし、自分の身体の様子をチェックしながら、自分で納得のいくように時間をかけて練習するようになりました。

・・・分かったこと・・・
この頃は、肩を使うことを意識しはじめました。肩甲骨はどこにも固定されていないので、伸ばそうと思えばどこまでも(限界はあるが)伸びるのです。今の今までそれに気付かず、ひたすら手首を動かすことだけを念頭においていました。手首の柔軟な動きも重要な要素でしょうが、その動きを支える肩の動きも重要。肩から腕までが(骨と筋肉ともに)セットで動いて楽器本来の音が出せるのではないか、と。気付くのが100年遅かったかも知れませんが(笑)。

・・・さらに詳しく・・・
例えば、今まで、E線のボウイングは弦に直角に当てることが不十分で、弓先になるほど鈍角になっていたのですが、肩を意識してボウイングをしてみると以前よりも楽に弾けるようになりました。弓元も安定の兆しが見えてきたので、今は全弓を使うのが楽しいです。
また、身体全体も柔らかくしようという意識が出てきて、それもプラスになっているかと思います。(もっとも、標準レベルからはほど遠いのですが。)

・・・アレクサンダー・テクニークの再発見!?・・・
そう言えば、『音楽家ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと』という本を持っていました。この本はアレクサンダー・テクニークの本で、イラスト入りのやさしい解説を書店で見て飛びついたのですが、案に相違してピンと来ず積ん読にしてありました。
しかし、自分の体験から必要性を感じて読むと納得できるようになりました。もっと早く読んでいればと思ったわけなのですが、例えそうしていたとしても、その時点では身体的体験が伴わないので理解できなかったと思います。こういう種類の本との接し方の難しいところでしょうか。


バーバラ・コナブル著、片桐ユズル、小野ひとみ訳『音楽家ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと』誠信書房、2000年10月刊.


そんなこんなで、崩壊の一途だった演奏技術はブランク前の状態に戻りつつあります。
最近のこのブログはチェロの話題よりも写真や歴史や汽車が増えて、かなり迷走しているのですが、そんな道草も「無駄の効用」的な効果があったのかも知れません。いや、「シナジー(相乗)効果」と言い直しておきましょう(笑)。
それにしても、チェロはほんとうに難しいなあ。

Nikon Z 6 / AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G + FTZ
Nikon D5600 / AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6 G VR II


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