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朝ドラ『らんまん』が完結

2023年09月30日 | その日その日
今回の朝ドラのモデルが牧野富太郎と知り、放送開始前から自叙伝を読んだり、ガイドブックまで買って、かつてないほど意欲的に鑑賞に臨んだのですが、ついに昨日の最終回で完結しました。

ストーリーが9月になってやっと関東大震災。これから戦災が控えているのにラストまで時間が足りないのではと心配しましたが、最終週に入って文字どおりの劇的な急展開のうちに終わりました。締めくくりに相応しい、心憎い演出で博士の植物愛と夫婦愛を中心に凝縮して描いた見事な朝ドラとなったように思います。


最近の朝ドラの最終回は、あまりにも淡白で拍子抜けするほどだったのですが、今回は粋なラストでよかったのではないでしょうか。ただ、博士の生涯をあまりご存知ない人には置いてけぼり感があったのではないかなあ。(個人の感想です)

終了とともにあの静かなクラシック調の音楽ともお別れは残念です。
次はクラシックではなくブギウギなので、静的な植物学とは180度変わった世界になります。「らんまんロス」になりそう、かな(笑)。





前回に続き、マリルーの演奏から別の1曲です。フランスの作曲家、オノレ・ダンブリュイ(1660?-1702?)の作品です。ほとんど知られていない音楽家ですが、不思議な魅力を持つ作品です。長いネックを持つ低音楽器のテオルボの深い音色が音楽に奥行き与えています。
”Le doux silence de nos bois”(The Sweet Silence of Our Woods)とは意味深なタイトルではあります。

撮影場所は、フランス、トロアにあるジャック=シラク メディアライブラリー内の大ホールです。彼らが演奏しているスペースだけでも私の近所の市立図書館(分館)が全部が入ってしまいます。 文化の差を見せつけられます。


Marilou : Le doux silence de nos bois - H. D'Ambruys

(ご参考)
オノレ・ダンブリュイ Honoré d'Ambruis(ウィキペディア、仏文)


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