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チェロローグへようこそ! 万年初心者のひとり語り、音楽や身の回りのよしなしごとを気ままに綴っています。

SAAB2000というプロペラ機

2005年07月31日 | Weblog
飛行機の話題が続いて恐縮です。今日はあるプロベラ機の思い出を…
私が最初に乗った飛行機はYS-11という戦後初めて国産化に成功した双発プロペラ旅客機で,TDA(東亜国内航空)の「とかち」号帯広行きでした。もともとプロペラ機が好きだったのですが,新婚旅行はジェット機,わずかな飛行機出張もジェットでしたからYSが最初で最後のプロペラ機搭乗となっていました。

ところが,数少ない出張で1997年の8月,ベニスからウィーンまで乗ったDASH8/300(チロリアン航空,VO212便。この辺,記憶曖昧)という機体に搭乗の機会を得,そしてその次がこのSAAB2000でした。ベルリン・ティーゲル空港からチューリッヒ空港まで飛びました。スイス航空(Cross Air)のSR591便でした。空港でまずその6枚プロペラに驚きましたが,機能性と優れたデザインに一目惚れしてしまいました。

当時は結構興奮したらしく,「予定どおり,9時35分発のスイス航空で離陸。6枚プロペラという珍しいパワーユニットを搭載している。期待のデザインもサーブらしく直線的,現代的なもので新しいプロペラ機のベクトルを示しているようで興味深い…エンジンの充実した音からも,6枚プロペラの採用が奇をてらった思いつきではなく理論的な…」と訳の分からないことを長々と日記に付けている。偶然,席が主翼の付け根でプロペラが間近に見え,離着陸時の羽根の動きがよく見えて面白かったのを思い出します。

私と運命の出会い?をしたこの機体もサーブはさっさと見切りを付けたらしく,現在は製造中止,日本では国交省所管の試験用の機体が1機あるのみです。
写真はベルリン・ティーゲル空港に駐機するSAAB2000で,乗客の列で下半分が隠れていますが,6枚プロペラの特徴がよく分かると思います。

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