goo blog サービス終了のお知らせ 

チェリビダッケの小箱

音の出るパンケーキ

Mozart:SymNo.35&Milhaud:Saudades do Brazil etc

2008-02-01 18:03:31 | Sardana
・Mozart:Symphony No.35 in D major, K 385, "Haffner"
Stuttgart RO/1976
・Milhaud:Saudades do Brazil, op.67
Stuttgart RO/1979.10.30, or 31
・Strauss, R:Don Juan, op.20
Munich Phil/1980's

レーベル:SARDANA RECORDS(SACD 104)

演奏評価
・Mozart
☆☆☆☆☆☆☆
・Milhaud
☆☆☆☆☆☆☆
・Strauss, R
☆☆☆☆☆☆☆

録音評価
・Mozart
☆☆☆☆☆☆
・Milhaud
☆☆☆☆☆☆☆
・Strauss, R
☆☆☆☆☆☆


シュトゥットゥガルトとのハフナー、ミヨーのブラジルの郷愁、ミュンヘンとの
ドンファンという、面白い組み合わせのディスク。

モーツァルトは聴いたところグラムフォンと同一演奏と思われます。
シュトゥットゥガルトのモーツァルトらしく、爽快な演奏です。
両端楽章のテンポ設定はかなり速めで、一楽章は相当に前のめりな演奏になってます。
やや落ち着きがないとすら感じるのもチェリビダッケとしては珍しいですね。

録音は高音に偏重していて、低音域があまり聞こえません。
これはグラムフォン盤も同様なので演奏スタイルに起因するのかもしれませんが、他のシュトゥットゥガルトとのモーツァルトは低音域がゴリゴリ入っているのもあるので、やはり録音の問題でしょうか。


ミヨーはこの曲をこれしか持っていないので何とも言えませんが、チェリのミュンヘンとのフランス組曲等に較べるとやや雑然としてますが、その分情感はあります。

ただ、金管などはやはりドイツっぽい音がするので、このスタイルであればもうちょっとデフォルメされてもいいのではと感じるのも確かです。

途中ピッコロが高音域で苦しんでる箇所がありますが、これはこんな譜面を書いたミヨーが悪い笑

チェリビダッケは南欧出身ですし、ベルリン時代にラテンアメリカのオケに客演したり、チャベスの作品をベルリンで取り上げたりと、ラテン系音楽との接点は多い人なので、こういう録音は非常に興味深いですね。


リヒャルトはミュンヘン初期の演奏。
シュトゥットゥガルトとの演奏より遅くなってますが、そこまで違和感を感じる演奏ではないと思います。
抒情部の美しさはさすがですが、録音の問題なのか全体的に堀が浅く平坦に聴こえます。
その点はMETEOR盤の方が上ですね。


Haydn:Trumpet Concerto&Tchaikovsky:The Nutcracker

2008-01-10 22:00:39 | Sardana
・Haydn:Trumpet Concerto in Eb major, Hob VIIe/1
Munich Phil/trp:Komischke/1991.06.22
・Tchaikovsky:The Nutcracker, Ballet Suite, op.71a
Munich Phil/1991.02.10

レーベル:SARDANA RECORDS(SACD 126)


演奏評価:
・Haydn 
☆☆☆☆☆☆☆
・Tchaikovsky 
☆☆☆☆☆☆☆☆

録音評価:☆☆☆☆☆☆☆



ハイドンのトランペット・コンチェルト。
ソリストはミュンヘンフィルの主席奏者であるKomischkeです。

いつも長大なブルックナーとか展覧会とかチャイコとかお疲れ様ですと心の底から言いたいですね笑


録音は、冒頭でオケの音が若干遠くに聞こえる気もしますが、この手のディスクにしてはクリアな音質。

演奏も秀逸。

この曲はこのディスクしか持っていないので比較はできませんが、
派手ではありませんが非常に端正かつ優美なトランペットを聞かせてくれます。


こういう演奏が正規盤で出ないのは何故なんでしょうね?



チャイコフスキーはEMI、AUDIORのものと同一演奏です。

Celistにもそう書いてあるし、AUDIOR盤の記事でも書いた通り、咳の入り方とかが一緒なので間違いないと思います。

でもやっぱりEMI盤と同時に流してみるとこっちの方がちょっと遅いんですよね。。。。

演奏についての感想は、AUDIORの記事を参照にしてください。

録音の質についてはEMI、AUDIORの方が上です。