・Mussorgsky(Ravel):Pictures at an Exhibition
Stuttgart RO/1976.06
・Tchaikovsky:Romeo and Juliet, Fantasy Ouverture
Stuttgart RO/1980's?
レーベル:METEOR(MCD 026)
演奏評価
・Mussorgsky(Ravel)
☆☆☆☆☆☆
・Tchaikovsky
☆☆☆☆☆☆
録音評価
☆☆☆☆☆☆☆
シュットゥトガルトとの展覧会とロメジュリ。
展覧会はミュンヘン時代のスタイルとは一線を画した演奏。
ロンドン響よりもミュンヘンのスタイルから遠いですね。
良演だと思いますが、テンポの速い細かい曲の精度が木管・弦楽器共にいまいちです。
重厚さという点ではミュンヘンには勿論及ばないのは分かりきっているので、切れのよさやエネルギーの凝縮力、音の輝かしさという点をシュトットガルトには期待しているのですが、ちょっと残念です。
しかし、トランペットは出色の出来ですね。
EMI盤以外のミュンヘンとの演奏や、ロンドン響との演奏はトランペットがいまいちだったりするのに対し、このMETEOR盤はなかなかのものです。
ロメジュリは序奏は遅めの設定ですが、ミュンヘンとの同曲と違いアレグロから普通に速くなります。
ベルリンやトリノとの演奏と比べても速く感じますね。
ただ、アレグロになった瞬間にややテンポが不安定でオケが乗り切れていない気がしますね。
管打の変拍子気味の箇所の後でピッコロの音程が飛んでるのも気になります(全体的にピッコロの音程悪い)。
ロメオとジュリエットのテーマの前はテンポがかなり落ちます。
アングレのフレージングはちょっと面白いですね。
ただ、全体的にミュンヘンのように巨大で不気味なほど濃密な演奏ではなく、チェリの叫び声が頻繁に聞こえる熱演ではありますが、演奏の精度・キレがいまいちなのが残念です。
録音は両曲ともMETEORらしく美しく空間的な響きがしますが、やはりこれもMETEORらしくやや高音域に偏重していて響きが薄く聴こえます。
この辺は好みの問題でしょう。
Stuttgart RO/1976.06
・Tchaikovsky:Romeo and Juliet, Fantasy Ouverture
Stuttgart RO/1980's?
レーベル:METEOR(MCD 026)
演奏評価
・Mussorgsky(Ravel)
☆☆☆☆☆☆
・Tchaikovsky
☆☆☆☆☆☆
録音評価
☆☆☆☆☆☆☆
シュットゥトガルトとの展覧会とロメジュリ。
展覧会はミュンヘン時代のスタイルとは一線を画した演奏。
ロンドン響よりもミュンヘンのスタイルから遠いですね。
良演だと思いますが、テンポの速い細かい曲の精度が木管・弦楽器共にいまいちです。
重厚さという点ではミュンヘンには勿論及ばないのは分かりきっているので、切れのよさやエネルギーの凝縮力、音の輝かしさという点をシュトットガルトには期待しているのですが、ちょっと残念です。
しかし、トランペットは出色の出来ですね。
EMI盤以外のミュンヘンとの演奏や、ロンドン響との演奏はトランペットがいまいちだったりするのに対し、このMETEOR盤はなかなかのものです。
ロメジュリは序奏は遅めの設定ですが、ミュンヘンとの同曲と違いアレグロから普通に速くなります。
ベルリンやトリノとの演奏と比べても速く感じますね。
ただ、アレグロになった瞬間にややテンポが不安定でオケが乗り切れていない気がしますね。
管打の変拍子気味の箇所の後でピッコロの音程が飛んでるのも気になります(全体的にピッコロの音程悪い)。
ロメオとジュリエットのテーマの前はテンポがかなり落ちます。
アングレのフレージングはちょっと面白いですね。
ただ、全体的にミュンヘンのように巨大で不気味なほど濃密な演奏ではなく、チェリの叫び声が頻繁に聞こえる熱演ではありますが、演奏の精度・キレがいまいちなのが残念です。
録音は両曲ともMETEORらしく美しく空間的な響きがしますが、やはりこれもMETEORらしくやや高音域に偏重していて響きが薄く聴こえます。
この辺は好みの問題でしょう。