昨日は僕の47回目の誕生日でした。
...が、正直な所、最近、こうした日について、非常に意識が希薄になっていまして...
実際の所を言いますと、今、僕には、本業副業他、全てひっくるめてやる事、考える事が一杯あって、全然、‘そちら’には意識が回っていなかったのですが、一昨日の夜、こちらでは、まだ、日付が変わる前に、偶々、開いていたFACEBOOKで、‘おめでとうメッセージ’を頂き、“ああ、そう言えば...”と思い出したような次第です(苦笑)
また、嫁の誕生日は7月31日ですが、今年、僕は、その場にいなかった(日本出張中)し、ここ4~5年、クリスマス中には、殆ど日本出張中で、家族と一緒にクリスマスというスタイルも完全に崩れてしまっています。
まあ、こうした事については、通常のフィリピン人との婚姻関係の中では、ほぼアリエナイ事ですが、僕ら夫婦の場合には、結婚式から始まり、こうした儀式イベントについては、ほぼスルーのような形態で、これで彼是10年も続いているんですから、不思議と言えば不思議ですね...
そんな訳で、嫁(フィリピン人)も、僕のペースに嵌ったかどうかは定かではないのですが、昨日の朝も、全然、その辺り、気がなくて、どうやら、日中に、娘(小学校2年生)から、指摘を受けて、‘ああ、そうか’と思い出したようで、僕が工業団地へのお仕事に出かけていた昼間になって初めて、携帯メールで、‘Happy Birthday'のメッセージを送って来たような感じです(苦笑)
まあ、こうしたアリカタは経済的に決して裕福ではない僕にとっては寧ろ、アリガタイ事で、通常、ここフィリピンで誕生日と言うと、子どもを除いて、周囲が祝ってくれるのではなくて、その当事者が周囲を招待しなければならない感じで、これは、ある種の示威行為というか見栄っ張りに近い感じなので、こちらは、一切、そうした事は御免だし、子どもの誕生日にも別段、大盤振る舞いはしない感じです。(去年は仕方なく、クラスメート20人と担任の先生へ某ファーストフードのバーガーを1個ずつ配ってお茶を濁した感じです-これは、娘の学校内の立場もあるので必要最小限を止むを得ずと言った感じでした...苦笑)
そんな感じで、昨日も、別段何の期待もなく、そのままスルーしようかとも思っていたのが、娘に見つかり(?)結果、嫁と娘が昼間、僕の不在時に外出して、娘が選んで、嫁が買ってくれたプレゼントが冒頭画像です。服の上に置かれているのは、娘と、偶々、居合わせた、娘の一学年上のお友達でお隣に住んでいるJちゃんが作ってくれたバースデーカードです。こう言うのは、正直嬉しいですね(笑)
誕生日も実は、僕にとっては、365日の内の普通の1日に過ぎないのですが、こうして周囲の人々が特にお祝いとかプレゼントをくれなくても、声を掛けてくれる事で、特別な日になるのだと言う事を昨日は本当に実感しました。(皆さん、本当にありがとうございました)
以前にも書いたかも知れませんが、僕は、これまでの人生が始まって、その3分の2を過ぎる位まで、表面上は明るく楽しく振舞っていても、正直な所、幸福感なんて、全然、無かったんですね。感覚としては、何れは死ぬのだから、出来れば、何処か、予期しない所で突然、苦痛も少なく事故死するのが幸せじゃないか…そんな事を何時からか、ずっと思っていました。
...が、どうも、過去3~4年で、僕自身の感覚が一変して、食生活が変わると同時に、気持ちも体も若返って来て、今は、‘生きたい’という気持ちが強くなって来ました。
正直なところ、今、五十路が直ぐそこに見えるところにまで来てしまったのに、例えば5年前、40代前半の時よりも、今の方が、ずっと元気で健康です。
そうした中で、恥ずかしながら、昨日は、自分の誕生日だと自覚をした後、ふと、僕をこの世に出て来られた事に、親に対して、初めて自然に‘感謝’の気持ちを感じる事が出来ました。
凄く不思議な感覚なのですが、これからの人生が本当に楽しみになって来た、今の僕であります(笑)
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