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グリン先生の鍼灸ワールド

広島の鍼灸院
『グリンSHIATSUマッサージ』の院長ブログ。

<本当のこと>風邪の治し方2

2012-01-23 | 頭痛・肩凝り・腰痛・花粉症・風邪 その他
 
 
 風邪の治し方というより、風邪が身体に入ってきた時の、東洋医学的な対処について書いてみたいと思います。
 まず風邪は(読んで字のごとく風の邪気)、首のつけ根、骨の出っ張っているところの少し下、<風門>というつぼのあたりから身体に侵入してくると言われています。実際風邪をひきかかると、そのあたりからぞくぞくと寒気がしてきます。
 このタイミングこそが、風邪を退治するポイント。これを逃すと風邪に侵入されてしまい、治す事はなかなか難しくなります。
 このときにすべき事。

1.寒気を感じなくなるまで身体を温め、休むこと。
2.できるなら、マッサージか鍼をうける。
3.葛根湯が有れば、飲んでおく。
4.食事は、消化の良いものを控えめに(おばあちゃんが、おかゆを作ってくれたのはこのためです)。

 一番大切なことは、家に帰って寝てなさいということ。あたりまえと思われるかもしれませんが、もっとも重要なポイントです。3番までは、身体を温めて(体温を上げて)免疫力を上げる作業です。手前味噌と思われるかもしれませんが、この場合のマッサージは大変よく効きます(実際、首・肩が凝ってきますよね)。

 では、お大事に。

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<本当のこと>風邪の直し方

2011-02-08 | 頭痛・肩凝り・腰痛・花粉症・風邪 その他

<正しい風邪の治し方と間違った治し方
食事に関しては、大まかに分けて2つの意見があります。

1:出来るだけ食べて栄養を摂る
2:消化にはエネルギーを使うから、無理して食べなくて良い
これはどちらも一理あるので、両方を組み合わせた方法、つまり「果物と野菜を中心に食べる」ことをオススメします。

栄養も摂れるし、かつ生の場合は酵素が含まれてるので、消化に負担がかかりません。

さらに栄養的には、お粥よりも、野菜スープ等が理想です。>


*どんな方が書かれたのでしょうか?
臨床の場の方ではないようにお見受けします。


1は明らかな間違いと言えるでしょう。

風邪で体力が落ち、消化機能が弱った状態での大食いは東洋医学的には最も
戒めるべきことです(天下の朝日新聞にも書いてあります)。

2については、主文はまあまあ。

ただし果物は、バナナ・りんご・みかん・パパイヤ・メロンなどを一緒くたに
するとすればあまりに大雑把すぎ。

基本的に糖分を多く含む果物は、体を冷やすと考えて間違い無い。
あらゆる事情を考慮しても、お粥の方が無難と考えます。
さらにいえば、空腹の方が自己免疫のスイッチが入るみたいで、量は控えめが
おすすめです。

ちなみに我が家の飼い猫ニャン太郎は、飼い主に似てか年中腹をすかしてる元捨て猫ですが、
風邪など体調の悪い時は鼻元に餌を近づけても頑として受けつけません。
脳で食べるようになってしまった人間と違い、自分の体のことはよくわかっているようです。