グリン先生の鍼灸ワールド

広島の鍼灸院
『グリンSHIATSUマッサージ』の院長ブログ。

不思議な話

2012-12-14 | 東洋医学


 ある時本院にひょっこり訪ねて来られた方が、膝が痛くてたまらないが鍼で治るだろうか?と尋ねられました。私は膝を一撫でして、15回通えば良くなるでしょう(なぜそんなことを言ったか、自分でもよくわからない)と言いました。

 その後その方はきちんと毎週鍼治療に来られるようになり、何回か後にはマッサージも受けて帰られるようになりました。マッサージを受けながらスタッフの大変フレンドリーなSさん(一言で言えばおしゃべり・・(笑)、でも腕はいいです)と話をされた内容なのですが・・。

 自分は近所の神社の巫女をしているのだが、半年くらい前から膝が痛くなり神社に上がるにも難儀をするようになった(その神社は少し高い所にある)。病院に行っても治らないことはわかっていたので(その人は常人には見えないものが見えるらしい)、どうすればよいか考えていたのだが、ある時、*鳴釜神事の後いつものように釜の中に顔を入れて託宣を受けていたところ、頭の中で「グリン、グリン、グリン」と聞こえてきた。はて、グリンとは何のこと?神様は何を伝えようとしていらっしゃるのだろう?と考えていたところ、そういえば神社に通う道すがらに「グリン」という名前の鍼灸院があることを思い出した・・。

 ふつう鍼灸院にとび込みで(紹介無しで)来られる方は少ないので、それで得心がゆきました。
 なお、後で聞いたことですが、その神社では毎月1回の一日参りの日に鳴釜神事をされていて、毎回多くの信者さんがおみえになるとのことです。またその巫女さんも大変霊位の高い方らしく、その方に命を救われた方は多くいらっしゃるとのことでした。
                                                        (つづく)                       

*「鳴釜神事(なるかましんじ)は、釜の上に蒸篭(せいろ)を置いてその中にお米を入れ、蓋を乗せた状態で釜を焚いた時に鳴る音の強弱・長短等で吉凶を占う神事。吉備津の釜 、御釜祓い、釜占い、等ともいう。」
(以上Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B3%B4%E9%87%9C%E7%A5%9E%E4%BA%8B
なおこの神社では、神事のお終い頃、参加者全員が盛大に蒸気と音を出している蒸篭の中に顔を入れて邪気を祓う。信者さん全員が終えてから最後に巫女さんがうけられる。ただ私は、一度も聞こえたことはありません。

写真は、霊験あらたかな神社の境内にある小さな稲荷の祠。
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黄帝内経の予言通り・・

2012-12-07 | 東洋医学


 猛烈に暑かった今年の8月にアップした「黄帝内経運気7」の内容です。覚えておられるでしょうか?

「太陽寒水が司天の年は、寒気が地に臨み、心火の気が天に従って火気が光り輝くので肺金が害を受けます。寒涼の気が時となく起こり、ひどい時には水が凍ることもあります。火気がむりやり天気に従えられているため、人々は心熱煩悶、喉の渇き、鼻づまり、くしゃみ、すぐに悲しくなる(*1)、たえずあくびが出るなどの病気にかかりやすくなります。熱気が妄りに上昇するため、寒気が下に報復して時ならぬ霜が降り、*人々は物忘れがひどくなったり・・以下略」

 特に注目いただきたいのが、「寒気が下に報復して時ならぬ霜が降り」のくだり、広島では平年より2週間近くも早く霜が降り、現時点ですでに2回以上は降りています。

 話は変わりますが、私がこの季節になると気になり始めるのが写真にもある広島菜のでき具合(地元では、霜が2回降りると食べ頃になるといわれている)。元々は京都の賀茂野菜がルーツといわれていますが(だから地元川内では京菜と呼ぶ)、地質が賀茂地区に似てよほど相性がよかったのでしょう、**当地では他では見られないような大きな株に育ちます。

 しかも南北にわずか2kmほどしかない川内地区の中でも、上に行くほど辛味があり、下に行くほど柔らかいとか、道1本隔てた畑で味が違うなどともいわれています。生まれたときから広島菜漬けを食べて育った根っからの川内地元(jimoty)は、この地区を一歩でも出たところで採れたものなど広島菜ではないと言い張る始末です。

 こんな話どこかで聞いたようなと思える方はきっとワイン好きの方、いわゆるAC(アペラシオン・コントロレ/原産地呼称統制)ワインの話とそっくりです。ワインの材料であるぶどうも農産品、似ているのはある意味あたりまえかもしれませんが・・。

 ワインのやり方にならえば、さしずめ川内はマルゴーACなどと同じ村の単位になりますが、当地にはさらにシャトーと呼べる農園も存在します(収穫する畑、種も指定)。

 そういうところの菜漬けはまさに絶品。炊き立ての新米とあわせれば、ご飯が何杯でもすすみます。

*そういえば最近物忘れが・・と感じるのはこのせいでしょうか?(笑)
**当地では女の腰より大きくならないと出荷しないなどとも・・。


写真は我が家の広島菜畑、今年はできが良さそうです。


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