私が在籍した東洋医学の学校では、1年次に按摩、2年で指圧、3年でマッサージ(これらの違いについては別掲)を、鍼灸と並行して習ってゆきます。
当時教わっていた先生方からよく、「鍼がうまくなりたかったら、(人を)揉んで揉んで揉みまくれ!」と言われていたことと、授業だけで3年練習しただけでは、卒業しても話にならないなとうすうす感じ始めていたので、その腕に惚れ込んでいたKさん(鍼灸マッサージ師)に指導を頼み込んで、自主的な練習をするためのクラブをつくり、朝練1時間、放課後最低2時間(実際はそれ以上)揉みまくっていました。
それで卒業の頃には、どうにか出発点に立てたと思えるようになりました。
その頃になると、
1.コリの種類がわかるようになった。
大雑把に分けて、頚肩のコリには<肉体疲労系>のコリと<精神疲労系>のコリがあります。さらに<精神疲労系>のコリの中には<パソコン系>のコリがあり、その中でも、パソコンとテレビゲームとパチンコ(最近のものは電子系が多いから?やらないのでよくわかりませんが・・)のコリとでは微妙に異なるとかが。
*そのほか、浅ゴリ、深ゴリ、風邪ゴリ、食べゴリなど、コリの種類は山ほどあり、それらを判別することが重要な診断基準となります。
2.どの程度の腕の人に何日前くらいに揉まれたか、ほぼわかるようになった。
強揉みと思われている人がポイントをはずして実は組織を揉みつぶすだけであったり(揉みおこしの原因となる)、撫でてさするだけ(無資格系に多い)の施術であったり、 まあいろいろです。
(つづく)
*写真はクラブの後輩と勉強会で(2列左は宿のお世話をしていただいた方)。
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