グリン先生の鍼灸ワールド

広島の鍼灸院
『グリンSHIATSUマッサージ』の院長ブログ。

続・不思議な話

2013-01-23 | 東洋医学


 先のブログで紹介した神社の巫女さんは、当初、推定標高30Mの高さにある神社に上がるのに3回も4回も休まなければ上がれなかったのが、今では1日に5回・6回と登ってもまったく平気になられたそうです。

 これ以外にも広島では当たることで結構有名なある占い所に行かれた方が、「今治療に通っている所があるだろう(これ自体当たってる!)」と言われ、とにかくそこに2年通いなさいと告げられ、「あのー恋愛運は?」とか「結婚運は?」と聞いても、何はともあれそこに2年通いなさいの一点張りで、40~50KM離れた県北から2年間毎週通われたこともありました。

 本院では他にも、「こちらの方向にある鍼灸院に行きなさいと占いで言われ、歩いてきたらここがあった」とか、その類のエピソードは枚挙に暇が無いのですが、どこの治療院もそうなのでしょうか?他の先生方にお聞きしてみたいものです。

 そんなことが度々あるので私が不思議に思い、どうしてそういう方々がよくうちに来られるのだろう?と私が聞くと、スタッフ、患者さんとも口をそろえて、「それは院長が変わっているから」と言われるのはまた何ででしょうか?

*写真は本文とは関係ありませんが、いつも伺っている出雲の休耕田で羽を休める白鳥たち。望遠じゃなく普通のデジカメで撮ったものです(つまり、そんな近くで見れるということ)。

にほんブログ村

東洋医学 ブログランキングへ

黄帝内経運気8

2013-01-10 | 東洋医学


 年があらたまりましたので、今年(発巳)の運気を見てみましょう。

「火運が不及の年である伏明の年は、また<勝長>とも呼びます。これは、火気が不十分なため水気が火気を剋し、金気もこれに乗じて火気を侮るからです。このため火気は抑制されてその作用を発揮することができません。(中略)このため寒冷清涼な気候が何度も出現し、暑熱の気が弱まります。万物は土の化気を受けて生まれることは生まれますが、火気が足りないため成長しにくくなり、実は結びますが小さく、土の化気が時を主催するようになる頃には老衰してしまいます。(中略)
 伏明の年は気が鬱結し作用が激しくなり、その人体における変動は現れたり隠れたりして一貫性がありません。発病は疼痛として現れ、内臓では心臓に現れます。また果物では栗と桃に、果物の中では筋と液汁に、穀物では豆と稲に現れます。味では苦味とかん味(塩辛さ)、色では黒と赤に現れます。畜類では馬と豚、動物では羽毛のあるものと鱗のあるものに現れ、その主る気候は氷雪と霜、寒さです。音階では徴と羽、病気では混迷と悲哀、健忘として現れます。これは火気が足りずに水が化生したためでございます。」

 難しいことが書いてあるようにもみえますが、痛みと心臓に注意を(意外と多い)ということと、悲哀と健忘は(今年も!)時の作用があることを忘れずにということでしょうか。

 なおいつも言ってることですが、東洋医学の世界は陰暦で回っているので、巳年の新年の元旦は2月10日になります。建国記念日連休に出雲大社などに行かれれば、ちょうどよい初詣になることでしょう。 



上の写真はちょっと初日の出に見えますが、大晦日の最後の夕日(日没)、宿毛から佐伯行きフェリーの洋上にて。下の写真は初登山で、高千穂の近くの比叡山にて。
にほんブログ村

東洋医学 ブログランキングへ