☯お子様の健康はお母さんの暖かい手で・・・
子どもが小さい時には、よく熱を出したり、便秘したりしますね。
特に赤ちゃんは、どこか具合が悪いとき、泣くことしかできません。
かんの虫といわれる子どももいます。そういうとき、お母さんはどうし
たらいいか分からないときがあります。慌てて病院に連れて行くことも
あります。たとえば、熱が出た場合、すぐ病院で熱ざましの座薬をもら
うことができます。
しかし,熱があっても,子どもが元気だったり,食欲がある場合には,
強いて熱ざましを使わないように,医師が指導することも多いです.
そういうとき,家庭でのベビーマッサー-ジでお子様を守りましょう.
グリン通信10月号に紹介したように,ベビーマッサージは,日本では,
小児はり,スキンタッチのような言い方もします.中国では,ベビーマッサージ
をよく利用しています.小児推拿の言葉を使われています.小児推拿学という一つ
の独特な学問です.大病院では,小児推拿科が設けられています.また,小児推拿
専門の治療院もあります.対象者は新生児から,小学校生ごろまでです.
かんの虫・夜尿症・中耳炎・喘息・アトピー性皮膚炎・便秘・食欲不振など,小児
の慢性疾患全般に効果があります.
今回は,家で誰でもできるかんの虫の簡単なマッサージを紹介します.
少なくとも2~3分は続けてください.
図Ⅲの矢印をさしているところ、お母さんの親指での方法を紹介しましょう.
この場合,必ず子どもにやさしく話しながら,行ってください.そして,お母さんは
手をあたためてください.その際,滑石粉やベビーパウダをお子様のお腹か,自分の
手の平につけてするとよいでしょう.図Ⅰのように,お子様を仰向け、3~5分ぐらい
,お腹を時計の方向,右回りにマッサージします.
次に,図Ⅱのように,お子様の左手の平に,円を描くようにマやさしく100回くらい
叩いてください.
子どもによってマッサージするところがちがいますが、毎日一回3日~5日
で様子を見てみましょう.どうしても余裕がなかったり、お家でできないときは、
遠慮なくご相談ください.
*図は、あらためてアップします。
参考文献 趙鑒秋「幼科推拿」青島出版社、2000年